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2007年10月25日

俺は、いじめっこ?

先週、ベトナムへ行ってきた。
3ヶ月に1度のペースで行くようになって2年。
何度行っても、右も左も覚えられない。
どういうわけ?


ベトナムへ行くのは嫌いじゃないが、帰りが嫌い。
直行便だと現地を夜中に出るのだ。
23時30分~23時55分の間に各社のフライトとなっている。
どれを選んでも夜発、成田朝着なのだ。
香港経由だと昼間の便だが、成田に着いたときに成田EXの最終に間に合わないらしい。
それじゃあ意味ないじゃん。

まあ、今回もハノイの空港で待っていると、どうも日本からの到着が2時間も遅れているらしい。
ということは、出発も2時間遅れ。到着も2時間遅れ。冗談じゃない、俺は帰ってから忙しいのだ。
お台場の大きな家具屋さんまで女房殿にお付き合いせねばならんのだ。寝ずにいくのか?
幸いというか、今回、行きは一人だったが、帰りは昼間知り合った人といっしょだ。話し相手がいるというので少しは助かった。結局、23時55分の予定が2時間30分遅れて2時30分に変更となった。
さすがに、待っている人たちはみんな疲れている。
俺も疲れてきた。
みんな、寝ている。
俺も眠い。
そのとき、ふと思いついた。
「ねえねえ、○○さん。このまま寝ている人を置いて伝言で起きている人だけで飛行機に乗れないものかな?」
「えっ」
「だって、寝ている人たちが起きたときが見ものだよね。おもしろうそう、絶対あわてるよね。見てえ、すげえ見てえ~」
「伊集院さん、その様子を見るってことは伊集院さんも乗らずに寝ている人が起きるまで待っていなきゃですよ」
「あ~、そうか~。でも、見てえ」
「伊集院さん、子供のときから いじめっこ でしょ」
「えっ、そんなことないよ」
「いやあ、いじめっこ じゃなきゃ思いつかないですよ、そんなひどいこと」
「そうかなあ、そんなにひどいかなあ おもしろいと思うけどなあ」

そのとき、俺気がついた。
出合って、3時間後くらいに いじめっこ 呼ばわりされちゃう大人ってどうよ。
子供だったらまだしも、俺45歳だし。
まあ、いいか。

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2007年10月03日

隣、空いてるけど

今週は出張ウィークだ。
昨日の早朝に家を出て空路、九州へ。商談後、新幹線で大阪へ向かう。
朝食は機内で取り、昼食は新幹線内で駅弁を食す。
オレって、何者?って感じの過密スケジュールだ。


それにしても、羽田へ向かう電車の中での隣のボックスのおばさま二人の賑やかなこと。
どうも久しぶりの友だち二人の旅行らしい。気分は完全に女子高生だ。
その二人、羽田へ着くと駆けるように降りて行った。後には、座席に忘れられているジャケットが。
あ~あって思ったオレは、ジャケット片手に後を走り出す。
こんなときに困るのが呼び方
「お姉さん」じゃないし
「おばさん」じゃ怒るだろうし
結局、「すいませ~ん、忘れ物ですよ」って叫びながら走らされる始末。
階段の手前でやっと気付いたおばさまたちは、
「あら、いやだ~」
「なに、やってるの~」
って、ろくにオレにお礼も言わずにジャケットを受け取っていった。
まったく、女子高生以下だって、届けなきゃよかったって、不満満々なオレに次なる災難が襲ってきた。
エスカレーターに乗っているオレに向かって上から荷物がごろんごろん転がってくるではないか。
「え~」って思いながらも「ドスン」って受け止めたオレ。
すると上から
「すいませ~ん」
「なに、やってるの~」
「キャキャキャキャ」
って声でエスカレーターを逆走して降りてくるのは、さっきのおばさまだ。
しかも、またしても、ろくにお礼も言われなかった。
まったくと思いながらも、今度こそ気をつけて楽しい旅行をしてくださいうねと願う心優しいオレなのだ。

機内の朝食は、まあまあって感じ。
「スーパープレミアムのお客様ですね」ってサービスを受けたが、なにしろ眠かった。
6時の便だもん。
係りのお姉さん(CAとも呼ぶ)、良い感じです。
すかさず、「カレンダーの7月に出てた?」って聞くと
「いやあ、そんなことないです」ってお姉さん
「じゃあ、8月?」って食い下がるオレ
「カレンダーには出ていませんよ」って笑顔で喜び爆発のお姉さん
「そうなんだ。オレだったら載せたいけどなあ。なんだったらウチの会社のにでる」
「無理ですよお、お客様はどういうお仕事なんですか?」
「オレ、オレは売れない小説家」
「すご~い、素敵なお仕事ですよね」
「え~、でも金ないよ」
「そうは見えないですけど。ウフフ」
「まあ、カレンダー出ても良いかなって思ったら連絡ちょうだいよ」って連絡先をさりげなく渡すオレ
こんな無駄なところにエネルギーを使うのがオレのリフレッシュ法なのだ。おかげで目も頭もバッチリだ。

新幹線の中で食べた駅弁は、「明太子弁当」
白米、明太子2個、小さな唐揚げ2個、小さい玉子焼き1個、煮物少々といった感じのどちらかといえば寂しい感じの弁当だ。ただただ、明太子を味わってくれという意思が伝わってくるような弁当だ。
さすがに明太子は美味かった。明太子に一家言持っているオレに美味いと言わせるとはなかなか味な弁当だった。諸君も博多へ行くことがあったら食してみるといいぞよ。

大阪市内の目的地へ向かうのには、いくつかの電車を乗り換えるのだが、このときオレ気がついた。
どうして、オレの隣に座らないの?
空いてるよ
座れるよ
どうして離れた席へ向かうの?
そういえば、いつもそうかも。
もしかして怖い?
隣に座ったくらいじゃ妊娠しないよ
オレ、臭くないよ。(きっと。ただ最近、加齢臭対策を始めていますが)

諸君はどうですか?
内原の隣にも座らないだろうなあ?
もっと座らないのが、グッさんだろうなあ。でも、グッさん、電車似合わねえし。

あ~時間だ。
今週いっぱいは、大阪です。
伊集院に新地で奢りたいという方、ご連絡お待ちしています。


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2007年09月24日

赤ちゃん帰り

女房殿のお腹もかなり目立ってきた。
やっと、ただのデブじゃなく妊婦だと世間から見られるようになって少しだけうれしいらしい。
電車の中でも席を譲ってくれる人が多いとか。
でも安定していなくて、一番つらいときに席を譲って欲しかったらしい。
カバンに妊婦ストラップを着けていたが、目立たないもん。
ただのデブに席を譲る人はいないだろう。
オレも譲らない。
あんた、カロリー使ったほうがいいよって思っちゃうもん。

さてさて、そんな平和な我が家にも困った問題が。
チビちゃんの赤ちゃん帰りだ。
ママのお腹のなかの赤ちゃんに対するライバル意識は相当なもので、当初は生まれてこなけりゃいいのにって悪態をついていた。
それでもママはもう自分だけのママじゃないと諦めたらしい。
だが、諦めていない存在が彼女には残っていた。

それは、パパ。

ママは赤ちゃんの面倒を見るのはしょうがないが、パパは抱っこしてはいけないらしい。
パパが赤ちゃんを抱っこするときは、チビちゃんが赤ちゃんを抱っこして、そのチビちゃんをパパが抱っこしなければいけないらしい。親ガメ・小ガメ・孫ガメの論理だ。

チビちゃんへ告ぐ。
パパはお前が思うほど、お金も力も無いのだ。

赤ちゃん状態のチビちゃんは、家にいるときは常にパパの膝の上に乗りたがる。
寝るときもパパがいないと寝ない。
休みの日は、朝から晩までパパの金魚のフン状態。
今日なんて、祝日でチビちゃんは休みなのだが、パパといっしょに会社へ行くと言い出す始末。

チビちゃんへ告ぐ。
パパは少し疲れてきたけど。


だけど、50才を過ぎて赤ちゃん帰りしちゃった宰相はどうしちゃったんだろうなあ。
阿部さん、あんた幸せな奴だね。
中小企業のオヤジや大企業の管理職で機能性胃腸障害じゃない奴っているのか?
みんな、会社のため、家族のため踏ん張ってるんだけどなあ。
オレも結構、踏ん張ってるんだけどなあ。
まあ、最低のアンタには何を言っても伝わらないんだろうけど。
せめて国会議員止めなよ。
あんたには阿部家の当主以外の役職、何も務まらないよ。
阿部家の当主が務まる、務まらないの判断は家族以外の他人にはできないからさ。

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2007年09月04日

しょうがねえなあ

ほんとに書かない皆様だこと。
こんなんでIT企業と言えるのか?
オレに心配させるな
というわけで、小心者のオレが書くことにした。

それでもひとつだけ伝えておく。
オレは本当に忙しいのだ。


寝る前に、チビちゃんに昔話をしてあげるのも良きパパであるオレの役割のひとつだ。
今日は、そのなかでもチビちゃんの大好きな、伊集院版「浦島太郎」を紹介しよう。

ある浜辺で浦島太郎は、亀をいじめている子ども達を見かけた。
そ知らぬふりで通り過ぎようとしたが、間の悪いことにいじめられて困っている亀と目が合ってしまった。あ~面倒くせえ、なんで見ちゃったかなと思いながらも子ども達に向かって言った。

「あ~、善良なる少年たちよ。弱いものいじめは卑怯者のすることだぞ」
「え~、亀って弱いの」
「そりゃあ、水から上がれば弱いだろう」
「そんなことないよ、亀は万年生きる強い動物だって先生が言ってたもん」
「屁理屈並べてねえで、亀をいじめるのはやめろ」
「フン、変なオヤジ」

子ども達は、浦島太郎の悪口を言いながら逃げて行った。
あとには、申し訳無さそうな顔をした亀が残っていた。

「お前もさあ、逃げるとか、抵抗するとか、できなかったわけ」
「すみません、なにしろ陸の上は苦手なもんで」
「なんだって、そんな苦手な陸に来たりしちゃったわけ。まあ、いいや気をつけて帰れよ」
「いやいや、このままじゃ帰れません。助けていただいたお礼をさせてください」
「礼なんかいらねえよ、気をつけて帰れよ」
「あ~待ってください。海の底の竜宮城には絶世の美女が待ってますよ」

絶世の美女と聞いて浦島太郎は考えた。
まあ、用があるわけでないし、話の種に竜宮城とやらに行って見るかと思った。

「よ~し、じゃあ、そんなに言うんじゃ行ってみるか」
「それでは、早速私の背中に乗ってください」

浦島太郎は、言われるがままに亀の背中に乗った。
亀は、のそのそと歩いて海の中に入ると陸の上ののろさが嘘のようにすいすい~っと泳ぎ始めた。そしてザブンと海の底へ向かって潜り始めた。
亀が潜り始めてしばらくすると浦島太郎に異変が起きた。
「う~、う~、苦しい。もうダメだ」
そう言うと浦島太郎は亀の背中から降りて海面に向けて泳いで行った。
やっとの思いで海面に出た浦島太郎は言った。
「ちきしょう、なんて亀だ。もう少しで窒息して溺れ死ぬところだったぜ。今度会ったらタダじゃ済まさねえぞ」


甘い言葉に誘われてついて行っちゃうと怖い目に合うよというお話でした。

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2007年08月21日

書け書けとうるさいから書く

あんまり内原が書け書けというから書くことにした。
ち~っとも盛り上がらないから先生が書かないとダメです。
そこまで言うのなら、有料にしてくれてもいいかと思うのだが。
ここでひとつ断っておくが、オレは忙しいのだ。


オレの近況をお知らせする。
実は、思いがけずに第二子ができてしまった。
この世に出てくるのは年が明けてからになるらしい。
女房殿は紀子様と同じ病室で生みたいらしい。
そんなにしなくてもと思うがオレからは何も言えない。

テレビで瀬戸内のしまなみを眺めながらの最近の我が家の会話
オレ:「やっぱ、老後はこんなところでのんびり暮らしたいなあ、ママちゃん」
ママ:「老後?」
オレ:「そう、老後」
ママ:「あんた、何言ってるの。あんたに老後なんかあるわけないでしょ」
オレ:「なんで、オレにだって老後はあるだろう」
ママ:「このお腹の中の子が大学卒業するとき、あんたいくつだと思ってんの」
オレ:「68?」
ママ:「そう、大学卒業したら親の責任が終わるわけでも無いんだから、あんたには死ぬまで頑張ってもらわないと」
オレ:「老後、無いの」
ママ:「無いわよ」

オレには老後が無いそうです。
今から老後が無いと言われた悲しみを哀れんでいただけるようでしたら、六本木でご馳走してください。

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2007年07月11日

前途多難

今日の目覚めはホテル。
なんか最近ホテルが好きじゃない。
以前は大好きだったんだけど。
畳のある旅館を好むようになってきた。
和室のあるホテルでは和室を選ぶようにしているこの頃だ。
いわゆる じじい という奴になってきたらしい。


そんなこんなで好きでない無機質な洗面台に向かう。
まあ、この部屋はトイレと風呂と洗面台が分かれているからそれでもましなほうだ。
歯を磨こうと歯ブラシを左手に取り、歯磨き粉を右手に取る。
大量な歯磨き粉をたっぷりと歯ブラシに載せる。
これだけはホテルだからできることだ。

オレ、大量な歯磨き粉で歯を磨きたい派なんだけど、女房殿が無駄だと言う。
歯磨き粉くらい好きに使わせろと言いたいが、それが言えない。
億万長者になったら何をするという質問を耳にすることがある。
(最近では、億万長者って言葉ないかも?億万長者って金持ちの代名詞で無くなっているのか?でもオレ世代では金持ちといえば億万長者だ)
オレのいつもの答えはこれだ。
オレは億万長者になったら、歯磨き粉を1回限りの使い捨てにしてみたい。
東京-品川間をグリーン車ののぞみに乗ってみたい。
どうだ。
できそうでできないだろう。
究極の無駄だぜ。
都心の夜空をヘリで飛ぶなんて誰でも出来るけど、歯磨き粉はもったいなくて捨てられないだろう。
きっとオレも出来ないだろうけど。

話を戻す。
たっぷりの歯磨き粉に満足な俺は豪快に磨いていく。
たっぷりの歯磨き粉だけあって豪快に泡が出る。
泡が出る。
すごく泡が出る。
たっぷりと豪快に出る。
オレ、完全にカニだ。
いや、カニを超えている。
口の中から押さえようも無く次から次へと泡が出る。
このとき初めて口の中がねっとりとしていることに気がついたオレは視線を下に移した。
たっぷりと塗って抜け殻のようになっている空のチューブがそこにはあった。
オレはそこに書かれている文字を見て愕然とした。
そこには、
「洗顔フォーム」と書かれていた。
雷が落ちたかのような衝撃を受けた俺は急いで口の中をすすぐ。
うがいを何度してもでてくる泡。
夕べ、洗顔したとき泡切れの悪い洗顔フォームだなって思ったことを思い出した。
口の中でもこいつは泡切れが悪かった。
やっとの思いで口をすすいでから、こんなので歯を磨いちゃって大丈夫かオレって心配にって来た。
あまりの泡に少し飲み込んじゃったし。
空になった洗顔フォームをよく見てみる。
「ホワイティア クレンジングフォーム しっとり」と書いてある。
口の中はしっとりとさせたくないものだ。
「お肌に合わないときは、ご使用をおやめください」と書いてある。
口の中ってお肌というより粘膜?
歯を磨いちゃった場合の注意事項とか、飲み込んじゃった場合の注意事項は書いてない。
当たり前といえば、当たり前だが。
まったく、朝から何をやっているんだか、しっかりしなきゃ。

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2007年06月21日

死んじゃうよ

朝、いつものように家を出た。
いつものように駅まで歩いた。
いつものように改札を通った。
いつものようにホームまで歩いた。
いつもと違って前を若い女性が歩いていた。
突然、「ドン」と大きな音がして目の前の女性が視界から消えた。


「えっ」小心者のオレは思わず情けない声を出してしまった。
ホームに横たわる女性に向かって言った言葉がまた情けない。

「そんなところにいると死んじゃうよ」

たまたまそばにいた駅員さんと目が合う。
「自殺?」
どちらからともなく言葉が出た。
駅員さんは、すぐさま非常ベルを鳴らした。
駅に侵入してきた電車は緊急停止した。
そばにいた若者がホームに飛び降りて女性を助け起こしている。
オレは呆然と眺めていた。
線路に手をかけ、その手に頭を乗せた状態で横たわっている姿が頭に焼き付いて離れない。
眼下で若者が女性を助け起こしているが、身体が反応しない。
なんたって、飛び降りるところ見ちゃったもん。
なんかすご~くショックなんですけど。
なんかすご~く傷ついちゃったんですけど。

どうして死にたいのだろう?
どうして一人で自宅で死ねないのだろう?
どうして電車に飛び込めるんだろう?
どうしてオレの目の前なんだろう?

オレ、なんかしばらく立ち直れそうに無い気がする。
今日あたり、六本木行って慰めてもらおう。
あ~、あいつ今日休みだ。

うっち~へ告ぐ。
というわけで明日、六本木つきあっておくれ


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2007年05月31日

真夜中の出来事

その日は、少しだけ酒を飲んで家に帰った。
時計は23時を少し回っている。
静かな夜だ。
風呂に入りお茶を飲もうと冷蔵庫を開けた。
臭かった。
(オレ、ここで思案。どうして冷蔵庫の中臭いの?)


お茶を飲みながら、やっぱりおかしいともう一度冷蔵庫の扉を開けた。
やはり臭かった。
アイスを食べようと冷凍室の引き出しを開けてアイスを取り出した。
アイスはオレの手の中でつぶれた。
異常に気付いてからのオレの行動は素早かった。
(歩くのは遅いけど)
寝付いたばかりの女房殿を起こし、冷蔵庫の異臭を訴えた。
「なっ、なっ、臭いだろ。おかしいだろ。何入れたわけ?それとアイス融けてたぜ。開けっ放しにするなよな」
冷蔵庫ごときで起こされた女房殿は面倒くさそうに冷蔵庫を開けると異常に気付いたようで冷蔵庫の中のいろいろなところを触っている。
「何調べてるの?臭いだろ?匂うだろ?何入れたの?」
周りで騒ぐオレを見下すように女房殿は言った。
「パパ、この冷蔵庫死んでる」
「なにそれ、壊れているってこと?」
「そうみたい、どこからも冷たい風がでてないもん」
「じゃあ、それでアイス融けちゃったんだ」
オレは確認のために製氷室を見た。
氷が融けて水がタプタプしている。
「おい、たこ焼き大丈夫かな?チーズケーキは?」
「あんた、冷蔵庫よりたこ焼きが心配なの?」
「だって、食べてないんだぜ。よ~し、今食べちゃお」
オレは、せっせとたこ焼きをレンジに入れ、チーズケーキをオーブンに入れた。
ビールを飲みながら、焼きあがったたこ焼きとチーズケーキを食べた。
うまいぜ。
そこでまたまたオレは思いついた。
生ハムがあったはず。
チーズも。
行動力あふれるオレは、生ハムとチーズを皿に盛り付け、完全に一人宴会モードへと突入した。
「いやあ、今食べちゃわないと腐っちゃうだろう。もったいないもんな」
「あんた、この状況でよく呑気に食べていられるわね。冷蔵庫が無いと明日からウチ毎日店屋物だよ」
ってお怒りモード突入の女房殿。
冷蔵庫あっても店屋物多いけどなんて口が裂けても言えないなと思いつつ
「明日買ってこようか?」ってお伺いをたててみる。
「そうして」女房殿が当然のように言い放つ。
明日、明日と言いながら手帳を開くと予定が詰まっている。
仁王様のように冷蔵庫の前に立ち睨んでいる女房殿に明日買いに行けないと言える状況でなくなっている。このバカ冷蔵庫も少しは気を遣って欲しいものだ。
意を決して、工場長へ電話するオレ。時計はすでに1時を回っている。
出ない。
そりゃそうだ。
こんな時間に上司からの電話、オレだって絶対出ない。
しょうがない、オレは恐る恐る怒る女房殿へ声をかけた。
「ママちゃんさあ、冷蔵庫、明後日の朝一番で買ってくるから明日は我慢してくれない」
「明後日?何言ってるの、明日でも駄目。今日買ってきて」
「今日ですか?もう1時回っていますが」
「ドンキホーテがあるでしょ」
「これからドンキホーテ行って冷蔵庫買ってくるの?」
女房殿は当然だと言わんばかりに冷蔵庫の前で大きく頷いた。
「でもオレ、飲んじゃったし」
「何言ってるの、タクシーがあるでしょ」
すぐさま一番近いドンキホーテ六本木店にTEL
「あの~、そちらで冷蔵庫売っていますか?」
「はい、ありますよ」
「どんな大きさですか」
「ナショナルの180リットルくらいの小さいタイプです」
「ママちゃん、冷蔵庫あるって、ナショナルの180リットルだって」
喜び勇んで声をかけるオレに
「あんた、180リットルで足りるわけ無いでしょ。このボケだって460リットルなのに」
とうとう壊れた冷蔵庫はボケ呼ばわりされてしまったらしい。(くわばらくわばら)
「じゃあ、どのくらいのがいいの?」
「引越しすると壊れるっていうのは本当なんだ。1年経ったらまた引っ越さなきゃだし、韓国製の300リットルくらいで5万円以下のにして」
怒りながらも細かな注文を出す女房殿
「あ~、すいません、お待たせして。韓国製の300リットルくらいので5万円以下の冷蔵庫ありませんか?」
「ウチには180リットルしかないです。平和島店だったら大きなタイプあるかも」
「じゃあ、平和島店の電話番号教えてください」
たこ焼きを食べながら平和島のドンキホーテに電話したが、結果は同じでやはり女房殿希望の冷蔵庫は置いてなかった。
怒り200%の女房殿にたこ焼きを勧めながら明後日までの了解を取り付けたのが2時。
オレの起床時間は5時30分。
勘弁しろよ、冷蔵庫。

ちなみに今がその明後日の朝だ。
会社に事情を話し、ビックカメラの開店待ちをすることにしたオレ。
開店が10時なのであまりにも時間があまりブログを書くオレ。
なにやっているんだか?


昨日、内原と久しぶりに飲んだ。
ぐっさんも一緒だった。
ぐっさんが待つという八重洲の店へ内原は住所だけを頼りにドンドン歩いていく。
うしろをタラタラ着いていくオレ。
「うっち~、場所わかってんの?歩くの速いよ」
「大丈夫、きっとこっち。それより速く歩けよ」
こいつ、GPSでも埋め込んでるのかと思いながらも心配になり、ぐっさんに電話するオレ。
「ぐっさん、迎えにきてくれ。内原、人間GPSみたいに路地をドンドン歩いて行っちゃうし、絶対に迷うよ」
「着いた。この店だ」内原が当たり前のように店に入っていく
「ぐっさん、大丈夫みたい。着いたって。こいつ本当に頭にGPS埋めてるよ」
バカものたちの夜は長い。

9時だ。
そろそろ準備するか。
韓国製の300リットルの5万円以下の冷蔵庫を買いにいかなきゃ。


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2007年05月27日

ここ、あんたの道か?

電車通勤を始めて気がついたことがある。
オレは歩くのが遅いらしい。
周りはみんな早い。
周りより遅いオレは当然邪魔。
まったく、どいつも、こいつも、何をそんなに急いでいるのか?


あんたがたの顔を見る限り、そんなに生産性の高い仕事をしているようには見えまへんが。
生産性の高い奴ほど、ゆったりと行動しているんじゃないの?
オレなんか、ひとりでいるとき、ひとりで行動しているときって、歩いていても、クルマの運転していても、ほとんど仕事のことを考えているから、いろいろな問題の解決法がひらめくけど、あんなに急いで歩いている奴って絶対、急いで歩くことしか考えていない。じゃなきゃあんなに早く歩けないぜ。

オレ、生産性が高いんだ。今始めて知ったよ。
見直したぜ。ムフフ。

話を戻す。
そんな急いで歩いている奴らだけど。
東京駅のひろ~いコンコースにも自分なりの道が見えているらしい。
オレはここを歩くって強い信念を感じる。
(オレから言わせりゃ餓鬼のワガママだけど、貴様らからすれば信念なのだろう)
だって、どいつもこいつも絶対に道を譲らないもん。
おまえ、どけ~って感じで大急ぎで突っ込んでくる。
こっちは、マイペースで、たらたら考え事をしながら歩いてる。
当然のようにいろいろな肩やカバンがオレをなぶりものにするように次から次へと襲い掛かってくる。
なかには、腰の曲がりかけた爺さんや婆さんまでイノシシのように突っ込んでくる。
オレと同じようなペースで困っているのは、ベビーカーを押しているお母さんたちくらいなものだ。
彼女たち、自分の分身を守ることにより、本来の自分に気がついたように、みんな優しい顔をしている。それに気付かない者たちは、鬼のような顔をして大急ぎで我先と争いながら歩いている。

まったく、人間というのは、どこまで変化するのだろうか。
大急ぎで歩いて、少しの時間があれば携帯を取り出し、耳には音楽を装着し、オレからみるとそんな電車内の連中は、たくさんのチューブにつながったICUにいる死にそうな患者と同化して見える。
可哀想な奴らだなって心底心配しているオレは電車内のルールがいまいちわからず右往左往。

それとスーツ姿にリュックを背負うというのは、どうなんだろう?
カッコいいと思っているのだろうか?
いつも思うんだよな、あんたスーツの肩にベルトが食い込んで形が崩れますよって。
生地が傷みますよって。
まあ、傷んで困るような生地にも見えんが・・・。
なんにしても、お前の背負っているリュックがオレに当たるんだよ。
邪魔なんだよ。気付けよ、バカ。

先週、大阪へ行った。
先々週も行ったから二週連続だった。
大阪駅のコンコースは、オレには戦場に見えた。
東京なんて、まだまだだ。

先週は仙台にも行った。
人は譲り合って歩くものだということが実践されていた。
いいまちだ。
国分町もあるし。
女性はきれいだし。

話を変える。
ある日曜日の我家の会話
娘:パパ、キャラクラとりた~い。
父:キャラクラってな~に?
娘・ゲームセンターとかにあるミッキーとかといっしょに写真とってシールになるやつ。
父:それってプリクラっていうんじゃないの?
娘:いいの、キャラクラで
母:パパが行きたいのは、キャバクラだもんねえ
娘:そうなの?
母:そうよ。最近またよく行ってるみたいよ
娘:ねえ、パパ。キャバクラってどういうところ?
父:きれいなお姉さんがたくさんいるところ
娘:そうなの?そこで何するの?
父:お酒飲むんだよ
娘:ふ~ん、そんなんだ。でも私はキャラクラとりたいの
父:パパはキャバクラ行きたい
母:バカ

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2007年05月11日

time to say goodbye

time to say goodbye
オレの一番好きな唄だ。
サラ ブライトマン いいなあ。
毎年、誕生日は彼女に ハッピィバースディ を唄って欲しいと願うオレ。

それなのに
それなのに



GW中に娘と映画を見た。
「クレヨン新ちゃん歌うケツだけ爆弾」だ。
いいなあ、日本アニメ。
泣いてしまったぞ。
娘も泣いていたぞ。
周りも泣いていたぞ。
そうそう、うちのチビちゃん。感動して泣くのに声を出さなくなりました。以前は映画館のなかで号泣して周りに大迷惑をかけていたが、恥じらいやら わかってきたのかしらん。

事件は、この映画が始まる前の、これから封切りされる映画の予告を見ていたときに起きた。
画面には、ピカチューがあどけない笑顔で「ピカー」と泣く。
娘はすぐさま、「パパ、これ見たい~」
「ママと行きな」って面倒臭いオレ。
その「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ」の予告の最後に目を疑うような文字が

 主題歌 サラ ブライトマン

なんでや?
やっぱ、金か?

そりゃあ、オレもピカチュー好きだよ。
「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」も見た。
「ミュウと波導の勇者ルカリオ」も見たさ。
古くは、「ミュウツーの逆襲」で涙したよ。
ANAのポケモンジェット内限定発売のポケモン腕時計をスチュワーデスに頼み込んで10個まとめ買いして儲けたこともあった。
ポケモンは認めるし、おもしろいと思う。
でも、サラ ブライトマン に主題歌頼むことねえだろう。
サラ も受けるなよ。
金に困ってねえだろう。
いろいろなジャンルを飛び越えて新しいことへ挑戦してきた経歴も認める。
だからって、ポケモンかよ。
まあ、どうせこの夏、娘と2人 映画館で感動して涙しているんだろうけど、サラ の唄最高!なんて言っちゃうんだろうけど、オレは認めねえからな。

ところで、time to say goodbye
「さよならを言うとき」と和訳すれば良いと思うのだが、オレ的には、こんなの日常なわけで、昨今のお姉さまがた、time to say goodbye なんて躊躇したり、相手を気遣ったりなんて、無いみたいで。ましてや、「おまえ、どんなに頑張っても3番」なんて言われちゃ、意地でも強引に振りたくなるみたいで。

オレ、常々言っている。
「1番は娘、2番は女房殿、お前たちどんなに頑張っても3番」
まあ、こんな奴、大切にされないわな。

ところで、もうすぐ娘の運動会。
今から席をどうするかで大もめ。
なにしろ、娘と同じクラスに現役モデルのママさんやモデル級のママさんがたくさんいる。
おまけに、超有名な元スポーツ選手や誰もが知っている歌手までいる。
二つ年上には、芸能人夫婦の方々もいるし。
そんなこんなで、この学校の運動会、部外者は入れないんだな。
ビデオ撮って売っちゃおうかって企む悪がここにいるけど。
後日の報告に期待あれ。


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2007年04月25日

やる気が無い

①ノドが痛い
②鼻水が出る
③身体がだるい
④新妻となった藤原紀香から誘われても出かけていく気力なし



このような状態を風邪と表現するらしい
特に④までくると、かなりの重症だ。

やる気が無いのだが、なぜかブログを書く気になった。

先週、ベトナムに行った。
5回目だった。
もうベトナムは飽きた。
なにしろ、メシがまずい、まず過ぎる。
ここはお薦めと言われ、ハノイホテル1Fの中華へ行った。
本格的中華だと言われた。
まずは、ビールと中華春巻きを頼んだ。
ビールを飲んだ。
春巻きをかじった。
中味が冷たかった。
吐き出した。
店員を呼んだ。
そいつの口に春巻きを突っ込んだ。
こんなもん出すなと言ったが伝わっていないらしい。
怒っているのは伝わっているらしい。
頭を下げながら、春巻きを下げていった。
しばらくして、こげ茶色した春巻きが出てきた。
揚げ直した春巻きはコロッケのような食感だった。

昨日、ベトナムへいっしょに行った友人のところへ行った。
彼は冷たい春巻きを食べてしまったのだ。
土曜日に帰ってきて、すぐに寝込んだらしい。
熱は39度を超えたらしい。

そういえば、4月にNCネットワークの社員の方の結婚式にお呼ばれした。
内原もあっこちゃんもいたのに、ブログに紹介しないとは冷たい奴らだ。
すごく感動的な結婚式だった。
オレは、声をもらして大泣きした。
隣で内原は、黙って涙を流していた。
逆隣であっこちゃんは、鼻をすすりながら泣いていた。
感動はすばらしい。

ついでに、「工場の中心で愛を叫ぶ」の第9話が書き上がった。
今回は、思いっきり締め切りを過ぎた。
締め切りの前日に明日はベトナムと担当者へ伝言を頼んだ。
伝言を聞いた担当者は、「私が担当だったら行かせない」と言った。
オレも作家の仲間入りだと思った。
作家がこんな箇条書きだらけの文章を書くのだろうかと疑問に感じた。
「かまうもんか」と開き直れるオレが好き。
ベトナムへ向かう飛行機のなかで原稿を書いた。
CAから「お仕事、何なんですか?」と聞かれた。
「しがない小説家です」と答えた。
「素敵なお仕事ですね」と微笑まれた。
「ぜひ、読ませてください」とも言われた。
「市販してないから」と丁重に断った。
「でも、伊集院朔太郎で検索すればでるかも」って伝えておいた。
実際に検索してみた。
このふざけたようなブログばかりがでてくる。小説が出て来ない。

NCネットワークのSE諸君へ告ぐ。
すぐにオレの小説が検索にひっかかるようにしておくれ。

JALのCAのお姉さま
こちらから見れると思います。よろしかったら感想をお聞かせください。
http://www.nc-net.or.jp/emidas/ijyuin/index.html

17:04 | コメント (0) | トラックバック

2007年04月07日

しあわせのかたち

今日は土曜日、やっときた週末だ。
今まで、1週間が短くて、1年が短くてという生活だったが、遠距離通勤をするようになって1ヶ月。週末が待ち遠しいなんて幾つの時いらいか。


高輪に転居して1ヶ月。
週末のたびに、おのぼりさん状態の我家は、近隣のお店はほとんど行った。
先週も女房殿のご希望でプラチナ通りまで散歩した。
洒落た店を見つけては、ここでランチをしようと女房殿は言う。
なんでこんな屋根も無いような排ガスだらけの店で食べなきゃいかんのだと断るオレ。
ここなんてすごく有名だよ。入ろうという女房殿。
なんでこんなガラスだらけの見世物小屋のようなところでメシを食うのかと断るオレ。
もう疲れたからどこでもいいからご飯食べようというチビ。
迷ったあげくに入った店は、プラチナ通りにとても似合わない汚いラーメン屋。
味も最低に不味かった。
不味いラーメンを食べながら、さっきのお店が良かったなあと、つぶやく女房殿。
どうして排ガス吸いながらメシを食う気になるのか理解できないオレ。
ここはイタリアじゃなくて、クルマの多い東京なんだと、ぼやくオレ。
「パパさあ、ああいう環境で食事したいから、みんなここへ来るんでしょう」って断言する女房殿
「それって、しあわせなのかなあ」ってつぶやくオレ。
「そうだよ、白金とか高輪とか麻布とかに住むのって、すごいことだと思うよ」幸せそうに女房殿は言う。
人間のしあわせってそんなもんだろうかと自問するオレ。
まったくわけがわからん。
それにしても疲れるしあわせだ。

09:26 | コメント (0)

2007年04月03日

なにがITだっ!

引越しに伴い当然のように会社が遠くなった。
自宅でもある程度の仕事ができるようにと経理部長の女房殿はパソコンを買った。
新型OSビスタ搭載のパソコンだ。
書いていて頭にきたので文章を無視して箇条書きにする。
読みづらかったら無視してくれ。

有楽町のビックカメラに行き、適当な説明に適当な相槌をうち、店内にいること10分ほどでNECのノートパソコンを購入した。
家に届くや、セッティングはパパがやってよね。という道理の通じぬ命令に憤りを感じつつ箱を開封した。
女房殿、数年前まで丸の内の富士通本社勤務だったのだが、女房殿いわく、富士通はパソコンメーカーじゃないらしい。
まずは、中身の確認をというマニュアル通りに中身を見た。
マウスが無かった。
マニュアルに従い、怒り度30でサービスセンターに電話した。
電話に出た相手は謝りつつも担当が違うので、これから言う電話番号へ電話してくれとオレ様に向かってふざけたことを言った。
怒り度80で言われた番号へ電話した。
出た相手は、調べるといい、オレ様を3分ほど待たせた。
怒り度200で、やっと電話に出た相手に自宅の電話番号を伝えて折り返させた。
怒り度150で電話に出た。
相手のオペレーターいわく、このパソコンはマウスがオプションなので選択しなかったのだから箱に同封されていないのは当然だと言った。
怒り度3000のオレ様は、オレ様のようなバカの常識では、マウスはパソコンについているもの。しかもビックカメラでオレ様たちにNECのパソコンをすすめたのは販売応援に来ていたNECの社員だったし、マウスの説明も無かったと伝えて電話を切った。
自宅の近くに本社があるからと、つまらん情けでNECを買ったのをものすごく後悔した。ちなみにオレ様が愛用しているのは、パナソニックだ。やっぱパナソニックにすればよかった。
怒り度5000でNEC本社までツバを吐きにいったが、警備員の姿にビビリ、ださくも帰ってきた。
あ~あ、情けなや。

ところで、ビスタってクルマの名前じゃないのか。
どうなっているんだか?
ついでに、このビスタだが、最低だ。
電源投入まで3分くらいかかる。
オレ様のパナソニックは30秒くらいだ。
性能が良すぎて立ち上げに時間がかかるという。
なんだそれ?
それじゃあ、フェラーリはエンジンをかけるまでに1時間かかってもいいのか?
大型の薄型テレビは画面が移るまでに30分かかってもいいのか?
わけわからん。

なにがITだ。
おまえら、みんな、おかしいぜ。
毎日、100通を越えるスパムメールとやらは、なんともならんのか?
だいいち、なんで訳わからんFAXを毎日受けとらにゃならんのだ。
毎夜、毎夜、たくさんのスパムFAXで紙切れってどういうわけ?
送り先が大手銀行だとか、大手シンクタンクとか、大手銀行系コンサルタントとか、あんたがたサラ金以下だぜ。

選択受信とか、スパム対策とかできないのか?
くそっ!

NCネットワークのみなさま
スパムを拒絶するFAXをつくっとくれ。

怒り度10000になっちまったぜ。
メガバンクのバカどもの限度を知らぬ電話営業もやめさせろ。
テメエから電話掛けてきて3期分の決算書を見せてくれと言えるお前の根性はサラ金の兄ちゃんを超えてるぜ。そんなバカどもには、必ずこう言ってやる。
帝国データバンクで有料で買ったらどうだ。それが営業ってもんだろう。

あ~あ、愚痴っちまった。
化粧の匂い嗅ぎてえなあ。


追伸
内原殿、先日は迷惑をかけてすまぬ。
今度は化粧の匂いのするところ行こうぜ。

22:31 | コメント (0)

2007年03月13日

引越し完了

やっと引越しが完了した。
女房殿曰く、来年また引っ越すかと思うとゾッとするほど疲れたそうだ。
ちい~っとも役に立たないオレとしては肩身が狭い。
もっと肩身の狭いのは、チビちゃん。
なんと引越し前日にインフルエンザを発症。
まったくタイミング最悪な娘だこと。それをそのまま女房殿に告げると、親だったらそんなこと思っていても言わないもんだと説教されてしまった。チッ。

引越し先は、紆余曲折もあったが、最終的には高輪に落ち着いた。
一時期、白金の分譲マンションをオーナーの都合で賃貸されることに決まったのだが、契約日も設定して相手先の了解の上で引越し業者の選定と引越し日まで決定したあとで、急にオーナーがやっぱり住むと言い始め、振り出しに戻されてしまった。

完全に切れたオレは、顧問弁護士に賠償請求できるか確認した。
弁護士によると、本契約していなくても合意に達した時点でその契約は効力を発揮するとのこと。(UFJ銀行と住友信託との問題と同じらしい)
同様の部屋が見つかるまでの間、その部屋と同等のホテルの宿泊費を賠償金として請求できるらしい、その上、精神的な慰謝料を請求できるとのこと。
というわけで、ホテルオークラのスイートルームに気に入る部屋が見つかるまで住み続けるからと伝えてくれるよう弁護士に頼み、不動産屋へもそのように伝えた。
すると予想通り、不動産屋からTEL
「これから、すぐに謝罪に伺います」
いまさら来たって、オレは裁判所で戦うと伝えた。
まあ、最終的には、白金の部屋よりも、より良い部屋が見つかったので、とりあえず様子を見ることに。
このままじゃ絶対に済まさないと伝えてあるので、何かしら言ってくるだろう。
まったく、馬鹿が多くて疲れるぜ。

ちなみに新居は、忠臣蔵で有名な浅野長矩公と四十七士のお墓のある泉岳寺のすぐ近くだ。

ところで、こんなに更新されないブログってどうなんだろうか?
ちなみに、他人様のブログを見る習慣の無いオレには、よくわからん。
やっぱ、大勢で書いているから書こうというモチベーションが希薄になるのだろう。
いっそのこと、「バカでエロな内原と伊集院の日記」なんてどうだろうか?

16:58 | コメント (0)

2007年02月19日

心配で心配で・・・

昨日、東京マラソンを見た。
懸命に走っている姿に感動し、思わず
「がんばれ~」
って大声を張り上げてしまった。
なぜか無言で応援している(無言じゃ応援にならないだろ)人たちが多かったのは、どういうわけ?


本題に戻す。
このところ、心配事があって、そのことが気になってしょうがない。
どなたか、オレの身を案じて確認してもらえないだろうか?

その心配事とは、おなかの具合。
昨今のショーには、きれいなコンパニオンのお姉さんが付き物だが、決まっておヘソを出している。
あんなに、おヘソを出しっ放しで、おなか痛くならないのだろうか?
あんな薄着で、おなかがギュルルってなったらどうするのだろう?
カメラ小僧に、愛想を振りまきながら、実は、おヘソが冷えてきちゃったらどうするのだろう?

きれいなお姉さんの味方のオレとしては、心配でしょうがない。
きれいなお姉さんが、人前でお漏らしなんぞしようものなら、可哀想で可哀想で、想像しただけで、腹巻をプレゼントしたくなってしまう。

オレは、元来、胃腸は丈夫なほうで、中国の水もベトナムの水もへっちゃらなんだけど、寝冷えに弱い。というのも、寝相が極端に悪く、(女房殿曰く、見ていて疲れるほど暴れるらしい)常にフトンを掛けていないのだ。よって腹巻は必需品で、出張にも必ず持参していく。

そんなオレだからこそ、気づいてあげられるのだ。
おヘソ出しているコンパニオンの苦労を。

想像してみてくれたまえ、男性諸君。
大勢の観客と まばゆいフラッシュの中で、脱糞して悶絶するレースクイーンの姿を。
見るに耐えないだろう。

そこで、この疑問を解消すべく、どなたかレースクイーンのお姉さんを紹介していただけないだろうか?
変わりに聞いていただいても結構なのだが、寝冷え症のオレにしか聞いてあげられない悩みというものもあるだろう。よって、この引越しを控えて忙しい身であるのだが、オレが直接聞こう。
貴殿たちの友情を待つ。

12:49 | コメント (0)

2007年02月16日

ともだちになるために

ともだちになるために 人と出会うんだよ♪
同じような優しさ 求め合っているのさ♪
今まで出会った たくさんの♪
君と 君と 君と 君と 君と 君と 君と♪
これから出会う たくさんの♪
君と 君と 君と 君と ともだち♪


うちのチビたちが卒園式でこの唄を歌うらしい。
リハーサルを見ていて 涙してしまった。

ぜんぜん、できてねえじゃん、オレ。
とんがりあって、ぶつかりあって

直さねば と反省しきりの週末である。
それにしても この唄を送りたくなるような連中のなんと多いことか。

まずは、中華人民共和国の胡 錦濤氏とその取り巻きだろう。
中国大陸につながる大陸棚も何もすべて中国のものと言い張るその強欲と精神を
見直してみたらどうだ。
あんた方の論理だと地球はすべて中国のものとなる。
完全にいかれてるぜ。

北朝鮮にも送らねばならぬ。
それにしても、金総書記の長男は、ディズニーランドでミッキーマウスと握手したのだろうか?
プーさんと並んで写真を撮ったのだろうか?
「プルート」ってパレードに向かって大声で叫んだのだろうか?
6カ国協議で、重油や電力でなく、レアもののディズニーグッズを要求しなかったのだろうか?
オレが外務省アジア太平洋局長ならば、シンデレラの写真を持っていくけどなあ。
シンデレラの写真を国家予算が認めなければ、国会で大暴れしてやるけどなあ。


話は変わるが、転居先探しに難航している。
原因は駅までの時間
不動産情報では、駅の入口までの時間となっているらしい
ところが、歩いてみると とんでもない。
駅まで徒歩1分 というのが、歩くとホームまで10分かかったりする。
今のところ、一番有力そうなのが、千代田区一番町。
英国大使館を見下ろす目の前のマンションだ。
そのマンション、ベランダに焼け焦げが、たくさんあって 不動産屋さんに
「ロシアのKGBが見張っていたのだろうか」
って投げかけると
「そういう臭いのする人たちって大使館の周りに多いですよ」
だって。おそろしい。
KGBが出た後に暮らすというのも、どうなんだろう?
間違えられて、事件に巻き込まれたり、殺されちゃったりするのだろうか?
女房殿は、怖いからと反対している。
皇居の天皇様が拝めるからと、オレ的には、一押しなのだが・・・。
本当に転居したら、一度遊びに来てくだされ。
英国大使館の様子をお見せしますよ。

18:55 | コメント (0)

2007年02月03日

男の一人旅 ベトナム編

技術研修生の選定や今後の打ち合わせを兼ねてベトナムへ行ってきた。
3度目のハノイなので慣れたものである。


ウチの会社では、すでに3人のベトナム青年が働いている。気の好い奴ばかりで仕事振りもよくやってくれている。
そんな3人のビデオレターをベトナムの家族たちに見せてあげるのも今回の出張の目的の一つだ。
お父さんたちは涙を流しながら
「ありがとう、こんな優しく素晴らしい社長の会社で働けて息子たちは幸せ者だ」
と言ってくれた。
握手をしながらオレも涙ぐんだ。オレ、完璧に素晴らしい社長だ。
「あなたは日本のお父さんだ。これからも息子たちをよろしく」
と頼まれ
「任せなさい」
って胸を張るオレ。

現地の送り出し機関の方々からこのビデオレターってやり方、素晴らしいですね。他の企業さんにも提案してみますと言っていたが
「男は優しくなければいけないんだよ」
って教えてあげた。

お父さんたち、今度はビデオカメラの前で日本にいる息子たちに熱いメッセージを送っている。どこの国でも自分の子供を大切に可愛く思うのは共通だ。今の裕福で平和な日本に日本人として生まれてきたことに感謝、感謝だ。

今回の出張で、今後、4月までに日本に受け入れ機関を設置し来年から多くのベトナム青年を大量に受け入れることと、その際、職種に応じて各大学と連携し、優秀な青年たちを選抜していくということの確認もできた。太平洋戦争時の日本本土への空襲の10倍以上の量の爆弾を米軍に投下されても絶対に降伏しなかった我慢強さとプライドをものづくりに生かして中国とは違った地球環境に配慮した工業国へ発展して欲しいと願うとともに、そのためにお手伝いできることをオレはオレなりにやっていきたいと思うこの頃である。

いつになくマジメな出張報告になってしまった。
根はマジメなんです。

帰りの飛行機で事件は起こった。
ハノイ発23:55の日航機だ。本当は日航って大っ嫌いなんだけど、これしか取れなかったのだ。時間からして当然のようにグウ~グウ~寝ているオレを起こすバカが現れるとは、乗り込んだ時には想像もしなかった。
離陸後の飲み物サービスも断って完全に熟睡モードのオレは、
「お客さま、お客さま」
という大きな声で無理やり起こされた。
「なに?」
って目覚めてみると、オレの横にはCAが立っている
「何か用?」
って聞くと
「朝食は食べますか?」
と聞いてくる。
なんだ、このバカ女はと思いつつ
「いらない。わざわざ客を起こして聞くことか?」
って怒り爆発のオレに謝りの言葉もなく通り過ぎるバカCA
幸いにして、すぐに眠りにつくことができたオレをまたも悲劇が襲った。
「お客さま、お客さま、朝食ですがいかがしますか?お客さま」
オレを起こす声に目を開けるとそこには、さきほどのバカCA
「いらないってさっきも言っただろう。なんでアンタはオレを二度も起こすんだ。なんか恨みでもあるのか。あんたんとこの飛行機は、客が寝ていようが自分たちの都合でメシを食わせるのか」
完全に怒り爆発のオレに対して今度も謝りもしないで他の席へと向かうバカCA

だから日航は嫌いなんだ。経営がなってないとかじゃなく、すべて駄目なんだ。そのことに気付かず、化粧ばかり気にしているバカCAと顔のシワばかり気にしているチーフパーサーや政府や全日空のことばかり気にしているバカ役員たちばかりで、まともなサービスができるわけがない。あんたたちが気にしなきゃいけないのは客なんだ。客のことだけ考えていればいいんだ。そうすりゃ客も戻ってくるんだ。
おまえら、六本木でバイトする暇があったら、銀座で勉強しろ。客の扱いを学んで来い。

最後の最後でケチがついちまった。
バカ女をありがたがるのを止めようぜ。男性諸君。

13:54 | コメント (0)

2007年01月12日

ふっ、ふっ、ふっ、オレは作家だ

今、新幹線の中だ。
移動中の新幹線の中で原稿を書くなんてオレも売れっ子作家のようだ。

ひのちん
「工場の中心で愛を叫ぶ 第8話」書き上げたよ。送るから安心してちょ。

それにしても、またも締め切りを守ってしまった。
なんて良い奴。
というより、なんて気の弱い奴。

オレのなかでの作家というのは、ホテルオークラのスイートに缶詰めされて、担当の編集者がドアの向こうで青い顔で貧乏揺すりをしながら原稿を待っているという姿を思い描いているのだが、どうやらそんな日は来ないらしい。

あっこちゃん
一度でいいからそんな体験させておくれ。

それにしても、この新幹線揺れすぎだろう。
貧乏揺すりどころじゃなく、まるで、○○航空のような揺れ方だぜ。
列車のレールって新幹線や在来線も東京を離れれば離れるほどメンテナンスが悪いのかしらん。今日は岡山から博多までの乗車だが、「おい」と打とうとして「おう」になっちまう。

まあ、用もなく暇つぶしに、こんなブログを書いている奴には、あまり深刻な問題ではないのだが、この微妙な揺れは、まるでバイブのようだ。バイブといってもバイブレーションのことであり、○○○レーターではないので悪しからず。

「工場の中心で愛を叫ぶ」もエヌシーネットワークが雑誌を発刊するにあたり、少しくらいは仕事に関係なく読める娯楽があったほうが、雑誌としての面白みが増すだろうという個人的な思い込みで強引に連載しているのだが。

(製造業と打とうとして、製造牛王って何、誰かこの揺れ止めておくれ)

主人公は製造業の皆さんがよくご存知の金型だ。
しかも人格を持った金型だ。そしてその性格はオレそのものという設定で書いている。
よって話が進めば進むほど、エロの世界へ踏みこまざるを得ない。
そこで今日は編集長様にどこまで許容されるのかお伺いしたが、日経新聞に連載された「愛の流刑地」のような生々しい描写は認められないらしい。
オレ的には、あのくらいの描写があっても良いと思うのだが、そもそも、金型がどこまでできるのか怪しいもんだ。

金型とコトに及んだことの経験のある方は情報をお待ちしております。


トイレに行った。
ドアを開けた。
おばあさんが、しゃがんでいた。
おばあさんが、「キャー」と言った。
トイレは、8号車と7号車の間の売店の横にあった。
悲鳴を聞いた売り子のお姉さんが飛んできた。
おばあさんは、「この人が覗いた」と言った。
オレは、「ドアの鍵がかかっていなかった」と弁明した。
売り子のお姉さんは、オレに 「気をつけてください」と言った。
売り子のお姉さんは、おばあさんを慰めていた。

オレは何に気をつければいいのだろう。
オレは何を悪いことをしたんだろう。
新幹線の中でにトイレに行ったことが悪いのだろうか。
鍵のかかっていないドアを開けたのが悪いのだろうか。
きっと、そうだ。
トイレのドアを開ける前には、ノックをしなければいけないと小学校の先生に教えていただいたような気がする。
みんなもトイレのドアを開けるときは、ノックしたほうが良いと思う。
こうやって、人は犯してもいない痴漢にされてしまうんだろうなと納得した。

ふざけんな、ばばあ。
誰があんたのケツを見たがるか。
ちきしょう。
最低だぜ。

18:20 | コメント (0)

2007年01月07日

男の目標

目標とは自分で考え自分で決めるものでなければならない。
40過ぎの男ともなれば、なおのことだ。
ところが、毎年のように同じ目標を勝手に設定させられている男がいる。

情けないことだが、オレのことだ。

その目標とは、「丸くなること」。
体型だったら、これ以上なれないっていうほど、丸いのだが。
どうやら、性格のことらしい。

年末に家族で駅のホームで電車待ちをしていたときのことだ。
先頭に並んでいるオレの前に堂々と並んだ若造がいた。
なんだ、このバカと思ったとたんにオレの口から出た言葉は
「突き落とすぞ、このバカ」
その若造は、ビックリした顔をして振り向くと、すごすごとどこかへ行ってしまった。
若造どころか、オレたちの後ろに並んでいたオバサマたちもどこかへ行ってしまった。
残されたのは、オレと困った顔をした女房殿とチビちゃんだった。

正月に箱根の大涌谷から帰りのロープウエイのなかのことだ。
狭い個室の中だというのに、大声で騒ぎながら、ゆで卵を食べ散らかしているバカどもがいた。
話す言葉は、中華料理のメニューのようだ。
少数派の和食派の代表として言ってやった。
「うるせえぞ、チャーシューメン。チャーハン。ホイコーロー。こんなところで大声で騒ぐな。食べ散らかすな。落としたゴミはちゃんと拾え。日本に着たら日本の習慣に習え」
女房殿とチビちゃんは、いつものように困った顔をしていたが、少数派の和食派の方々からは、よく言ってくれたという感謝を小声でいただいた。

そこで、今年もオレの目標が例年通りに決まった。
「丸くなること」
「パパ、いつも何かとカリカリして疲れないの」
って女房は聞く。
「この性格だから、中小企業のオヤジが勤まっているの」
ってオレが返す。

まあ、それにしてもなるべく丸くなろうと思う。
確かにこのままだと、どこかのジャンキーに殺されかねない。


追伸
「工場の中心で愛を叫ぶ」の原稿、頑張ってみるから。
こんな、くだらぬ独り言に時間を費やさず、原稿書けばいいのになあ。
独り言といえば、独り言を芸風にしていた 陣内さんと藤原紀香が結婚するそうな。
あ~あ、あんな独り言好きな奴が好みかよ。
オレもけっこう、独り言好きだけどなあ。接点無いしなあ。
大好きだったのに・・・。
末永くお幸せに

20:58 | コメント (0)

2007年01月04日

賀正

新年明けましておめでとうございます。
今年も何の役にも立たないことを言い続けますが、よろしくご容赦ください。


今年の正月は、何十年ぶりに箱根だった。
まだオレが世間からお坊ちゃまと呼ばれていた幼少の時以来だと思う。
なにしろ、お受験が終わったのが、11月。
年末年始にどこか行く?って言い始めたのが12月。
さすがにアメックスにも無理と言われ、JTBに駆け込んだ。
当然のように、ハワイなんぞ取れるはず無い。

取れても、遊びに行く金なんて残ってない。
なにしろ、この2年で600万円強の多額な投資を娘に注ぎ込んできた我が家なのだ。
合格してからも、入学金やら、寄付金やら、制服等々で100万円近く使った。

手短に、またまた福島県のハワイへと思いがよぎったが、娘から
「ごはんがおいしくないって、パパの機嫌が悪くなるからイヤ」
って言われてしまって、5歳の娘にここまで気を使わせるもいかがなものかと反省。

JTBのお兄さんに
「暖かく泳げるところ、どこかお勧めは無いかい?」
って聞いてみると
「ユネッサンなんかどうですか?」
「ユネッサンって箱根?」
って顔をしかめるオレに
「馬鹿にしたもんじゃないですよ、結構リピーターもいるし、家族で遊ぶにはいいですよ」
って答えるJTB。
「水着のお姉さん、いっぱいいる?」
って小声で聞くオレに
「ええ、バッチリです」
って小声で答えるJTB。

そんなこんなで家族サービスと少しだけ中年エロオヤジの野望を胸に箱根へ行った。
箱根小湧園、ついたとたんに上機嫌だ。
「お客様、お客様のお車は大切にこちらに置かせていただきます」
って玄関横の屋根着きにスペースに1台だけ置いてくれた。
特別扱いが大好きなオレにとってこれ以上ないっていうほど満足じゃ。
2泊してみたが、記念写真までとってるお姉さんもいてうれしい限りじゃった。
でも、このハマー、もうすぐ手放すのじゃ。
なにしろ、金が足らん。
なんちって。
3月から娘の小学校通学に合わせて東京へ引っ越すのだが、家賃が○十万なんてうえに、クルマの置き場所が確保できそうもないのだ。不動産屋さんが言うには、あんな大きなスペースあんまり無いですよ。あっても6万以上かかるとのこと。しかたなく手放そうということになったのだ。
まあ、評判悪いし、乗り心地悪いし、2年乗ったし、ちょうどいいやって感じ。

肝心のユネッサンですが、まあ結局はお風呂です。
お正月のお風呂と来れば、おばあさんでしょ。
カップルとか、女の子のグループとか少しだけいたけど、50点くらいのところか。
でもまあ、お肌もツルツルで久しぶりにゆっくりできた正月かな。

明日からは、北は福島、南は九州と、新年の挨拶回りの旅。
2週間ほど、日本半周の旅。
楽しみじゃ。

11:57 | コメント (0)

2006年12月26日

年の瀬は忙しない

一年の経つのは早いものだ。
この間、節分したばかりだろうっていうのは、ボケ過ぎか?
なんだか、年々、忙しなくなるばかりだと思うのはオレだけか?


季節に関係なく日々忙しないばかりのなか、やはり12月が一番忙しない。
やはりイベントが多いからだろうな。
忘年会、クリスマス、カウントダウンといつもの日常とは、ちい~っとばかり違うかも。

そんな忙しい中、女房殿と連れ立って、帝劇の「マリーアントワネット」を見に行った。
まあ、最低でも一年に一回は、文化的な雰囲気に触れようと背伸びをしているのだが、どうもいかん。
上演中に「オスカルは出ねえのか?」って聞くオレに
「ジャンヌダルクも出ないね」って返す女房殿。
オスカルは架空の人物で、ジャンヌダルクは100年戦争、時代が違うっていうの。

日曜日は、家族団らんでクリスマスイブを祝った。
チビちゃんの小学校受験で数ある有名私立校を
「あんたの学校、日曜日に教会へ行けなんて無理いうから、合格したけど行かない」
と、あっさりと辞退した一家がクリスマスとは、不届き者の極みだと思うが。
そんな大人の事情は5歳の娘には関係無いことだ。
サーモンをはじめとする魚介類や○○牛の肉を買ってきて、いつものホットプレートでおいしくいただいた。食後もいつものように家族総出で床磨きだ。どうしてこんなに油になるのかというほど、床が油だらけだ。
床磨きしながら「肉は外で食おうぜ」って言っても毎回無視されるのはどういうわけだ。確かに、うまい肉を買ってきて、うまいシャンパンを買ってきて、家で飲み食いするほうが安く上がるのは間違いないところなのだが、床磨きは、いただけないだろう。まあこれもこのホットプレートに出会った効能なのだが。
フタをしながら蒸したり、焼いたりと目の前でできて、ヘタな料理人よりも完全にうまく焼けるのだ。
皆さんも試して欲しいぞよ。

チビちゃん、いっしょうけんめいに床磨きをしているのに、うしろから女房殿に
「腰を入れて磨け」
と言われ、テレビの裏にお尻を押し付けながら
「こんな狭いところに腰入らないよ」
って大ボケかましている。


ここでひとつ報告
おまえの娘はいったいどこの小学校に合格したんだとよく聞かれます。
まあ、学校名を公開してもそんなに問題無いと思うのだが、PTA会長を狙っているオレとしては、少し慎重にいこうと思っているので、さりげなくヒントだけ。

ヒント1 今年の競争率は14倍だったそうです。(まあ、自慢だな)
ヒント2 創立100年以上の学校です。(これも、まあ、自慢だな)
ヒント3 女子校です。

16:51 | コメント (0)

2006年12月20日

男の友情に感謝

またもや永きに渡ってさぼってしまった。
まあ、内原もかなりさぼっているから誰からも文句は言わせないが・・・。
だが、友と呼べる楽しくもあり、頼もしくある男たちに対しては、報告が遅れたことを謝らねばならぬ。
「すまん」

かれこれ、1ヶ月も報告が遅れてしまった。
我が愛娘の小学校受験合格を祝して、友たちがお祝い会を開いてくれた。
場所は、男たち共通の場所、銀座だ。

内原、ぐっさん、カオピー、宮田さん、本当にありがとう。
心から礼を言うぞよ。
えらく値の張るプレゼントの数々に女房殿は恐縮しきりである。

ぐっさん
チビちゃんはお出かけ用に首に巻いてオシャレしていますよ。

内原、カオピー
画用紙いっぱいに、カラフルなクマさんの絵を描いていますよ。

お返しといっては物足らないが、我輩の大好きなモノを送ってみました。
有名じゃないけど、知る人ぞ知る。どんな名の知れた店のものよりも美味なモノだと思っています。我家では定期的にお取り寄せして食しています。
ぜひすべて完食して尿酸値をあげて欲しいぞよ。
翌朝、足の親指が感電しているかのようにピリピリしていたら、泌尿器科、または内科の病院へ行ってください。あなたも立派な通風です。

18:03 | コメント (0)

2006年11月04日

お受験事情

「お帰りなさい、伊集院さん」
「あっ、ただいま」

ホテルオークラの正面玄関前の会話なのだが、いいのか?オレ。
こんな事していてって思うこの頃だ。

今週が、娘のお受験の本番なのだ。
よって、娘が一番お気に入りのホテルに宿泊している。
さすがに、自宅からだと朝一番のお受験には、5歳の子供には無理があるので、都心のホテルに宿泊している。ちなみに、予約は11日間。こんなホテルに11日間もいると、いくらになるんだ?
あまり考えないようにしよう。

昨日は、夕食を食べていたら、隣に歌手で、もりもり離婚のもりさんがいた。
誰といたかは、有償情報だ。しゃべるぞ、芸能記者諸君、ホテル代払ってくれ。

夕食後、ロビーで娘とおにごっこをしていたら、みのさんと遭遇。
女房殿、握手していた。
オークラのロビーでおにごっこというのも、豪気な娘だ。
今日の朝は、桂 文珍さんと遭遇した。

さてさて、お受験である。

見事、合格しました。

地方から都心の有名私立小学校へ合格するというのは、大変なことだと思うが、わが娘ながらよく頑張ったと思う。女房殿もよく頑張ったと思う。

今日は、久しぶりに銀座だ。
土曜日なので、化粧の匂いは無理だが、寿司屋に行く。
浴びるほど、飲んでやる。
女房殿は、死ぬほど、食べると言っている。
食え、食え、飲め、飲め、今日ばかりは、オレが奢ってやるといったら、涙流して喜んでいた。
かわゆい奴だ。

内原よ、ご祝儀、待ってるぞよ。

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2006年10月08日

馬鹿はどこまでいっても馬鹿なのか?

よく他人から馬鹿と言われるオレ。
初対面のクラブのお姉さまに馬鹿と言われるオレ。
18歳のキャバクラの娘にまでも馬鹿呼ばわりされる。
どうも、人から馬鹿と呼ばれ易いらしい。

ちょっと他人より、下ネタが多く、ちょっと他人より、いやらしいだけなんだけど。

馬鹿は度を越えても尊敬されずに馬鹿のままらしいことを昨日、発見した。
昨日は、娘の幼稚園の運動会。
早朝(5時30分)より場所取りで正門前に並び、7時からは、ほかの父母の会の役員さんや先生達といっしょにグラウンド整備だ。グラウンド整備では、数少ない男手なので、砂運びをやらされた。おかげで今日は身体中痛い。

ちなみに、幼稚園の先生から「パパ」と呼ばれているオレ。

最初は、娘の名前のあとにパパをつけて、○○パパだったのが、いつのまにやら、ただのパパ。
娘の幼稚園の先生って、21歳から30歳くらいの独身女性が10人もいるのだが、この先生たちが、オレのことをみんな、パパと呼ぶ。そのうち、父母の会の役員さんたちもパパと呼ぶ。

「パパ、ここにも砂持ってきて」
「パパ、こっちが先」
「パパ、もっとちょうだい」
「パパ、・・・・・」
「パパ、・・・・・」

パパ、パパと呼ばれて、有頂天のオレだったが、さすがに最後には
「おまえらな、嫁入り前の娘が、男性のことを 「パパ」 って読んでると誤解されるぞ」
って言ってやったが
「だって、パパじゃない。うれしいんでしょ、パパって呼ばれて」
って痛いところを突かれるわけで。
おかげで、一輪車での砂運びを往復50メートルくらいのところを15往復も させられた。

ここからが本題だ。
実は、今度の運動会が地元での最後の運動会。
来年からは、都内有名私立小学校へ通う予定の娘に合わせて、都心へ引っ越す我が家。
オレの両親、一度も孫の運動会なんて来た事無かったけど、
(オレのも来ていない、特に親父は一度も来た事無い)
「見られるの、最後かもよ」
って言葉につられて、初めて見に来たのだ。
オレのジジ、ババと女房殿のババ。
それに我が家3人。
「誰が6人分のお弁当つくるの?」
って、にらむ女房殿。
「ママじゃないの?」
って、怯えるオレ。
「そんなの、つくれるわけないじゃない」
って、すごむ女房殿。
「じゃあ、どこか つくってくれるところを探しておくよ」
と言って、その場は誤魔化した。

先週、よく行く近所のホテルの鉄板焼屋で、ごはん食べているときに、閃いた。

オレ:店長、来週の土曜日、幼稚園の運動会なんだけど、肉焼いてくれない?
A店長:娘さんの幼稚園の運動会ですか?運動会で肉焼いちゃ まずいでしょ
オレ:まずくないだろ、外だし。問題ないよ
A店長:前例ができちゃうと、あとが大変だから、勘弁してくださいよ。でも、寿司だったら にぎれるんじゃないかな?
オレ:そうか、寿司がいいかもな。テレビでもよく久兵衛なんかが、スタジオで にぎってるもんな。寿司屋の店長、呼んでおくれ
B店長:伊集院社長、何か御用ですか
オレ:来週の土曜日、娘の幼稚園の運動会なんだけど、出張で寿司にぎってくれない?
B店長:幼稚園の運動会ですか?そりゃあ、無理ですよ
オレ:そんな簡単に言うなよ。きっと他の人にも売れるぞ
B店長:そんなの保健所にバレたら、営業許可無くなっちゃいますよ。普通のお弁当じゃダメなんですか?
オレ:普通の弁当じゃつまんねえだろう
B店長:じゃあ、5段重ねなんて、どうですか?
オレ:5段重ねって目立つかな?
B店長:そりゃあ、目立ちますよ。でもウチの店じゃ、ちらし寿司ぐらいしか弁当つくれないから割烹ですよ。割烹の店長、呼んできます
C店長:伊集院社長、お弁当ですって。大丈夫ですよ。いくらでもつくりますよ。
オレ:やっぱ、C店長だよな。頼むよ、すごいの。5段重ねで。
C店長:予算はいかほどですか?
オレ:どうかなあ、6人だからなあ、3万円くらいでどうだ?
C店長:3万円ですか?
オレ:なんだよ、足りねえのか?
C店長:いや、何を入れれば、3万円の弁当がつくれるのかと思って
オレ:なんでもいいじゃん、頼むよ。豪華な奴。
C店長:了解しました。お届けは、ウチじゃ人手が足らないので、ホテルの営業を行かせていいですか?
オレ:うん、いいよ。

ということで、お昼に5段重ねが届いたのだ。
一番上には、これでもかというほど、メロンやら、ぶどうやら、木の実だとか、和菓子だとか、デザートが詰まっている。
2段目には、おにぎり、太巻き、おいなり
3段目には、でっかい鯛や魚の焼いたもの等々
4段目には、エビフライ、ステーキ、ハンバーグ等々
そして5段目には、あわびのステーキやら、いろいろ細々と収めてある。

食べ始めて、すぐに周りから
「伊集院さん、豪華ですねえ」って声。
オレのジジ、ババも
「おまえ、この弁当いくらだ。なんで、幼稚園の運動会のお弁当で、あわびのステーキなんだ」
って疑いの眼差しだ。
「いいんだよ、たいした金額じゃねえよ。うんとサービスするって言ってたから、そうしたんだろ」
って弁解もジジ、ババたちに届きそうに無い。
それにしても、「焼うに」だとか、「からすみ」って弁当に入れるか?ってさすがのオレも不安になった。
怒り120%の女房殿に
「パパ、これいくら?」 って聞かれて
「3万円。高すぎかな?」 って素直に答えるオレ。
「来月のお小遣いから3万円引いとくから」 って冷静な女房殿

結局、ぜんぜん食べきれなくて、周りに振る舞い、振舞う度ごとに
「伊集院さん、すごい弁当ですね」 って呆れ顔で見られるオレ。
なんだかなあ、どうせ、馬鹿だよって納得した1日だった。

来月、本当にお小遣いを減らされるオレ。
内原よ、おごっておくれ。

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2006年10月07日

咽喉に刺さった小骨

咽喉に小骨が刺さったようなという表現をすることがある。
小さなことなんだけど、それが気になって、気になってということがある。
小心者のオレもそんなことがよくある。
実は、1月から10ヶ月もの間、我家は、咽喉に小骨が刺さった状態だった。

お受験もいよいよ本番だ。
早い学校では、親子面接も始まっている。
そこでオレは、意を決して咽喉に刺さった小骨を取りに行くことにした。

 九州まで しかも日帰りで

我家の咽喉に小骨が刺さったのは、今年の正月だ。
家族旅行で、九州へ行った際に、太宰府天満宮でお受験合格のお祓いをしてもらった。
そのとき、合格祈願の絵馬も書いた。
問題はそのときに起こったのだ。

ふんふん、ふんふん って感じで、ささっと 
○○女子学院 とか、○○○○女学院とか、書いていたのだが、横から女房殿が
「あっ、パパ、漢字が違う」
「あっ、そこは小学校じゃなくて、初等科だよ」
「もう、そこは 女子学院じゃなくて、女学院」

そう。絵馬に書いた学校名が、ことごとく 間違っていたのだ。
あんまり、言われるので、逆切れしたオレは
「えっ、どこが違うって。こう?違う?じゃあ、こうか?」
って、塗りつぶしては、書き。塗りつぶしては、書きしているうちに、絵馬は真っ黒になってしまった。
挙句の果てに
「馬に漢字なんか読めやしないんだから、いいよ、ひらがなで」
と言いながら、絵馬の端のほうに、ひらがなで学校名を書いておいた。
(注)この時点では、2校しか想定していなかったのだ

それからの、10ヶ月というもの、何かにつけては
「お受験落ちたら、パパの書いた絵馬のせいだからね」
と、いじめのように言われ続けたオレ。
娘にも
「私がこんなに頑張っているのに、落ちたらパパのせいだよ」
って言われるオレ。

そこで、絵馬を書き直しに行きましたよ。
太宰府まで
ひとりで
日帰りで
往復9時間かけて

太宰府天満宮に着くなり、絵馬を7つ買い求めた。
7校受けるので、ひとつづつ書くことにした。
女房殿に電話でそう告げると、無駄だし、もったいないからまとめて書けばって言われたが
もったいないとか、無駄とかって 絵馬を書きに来ていること事態、無駄じゃないのか。
でも、絶対こんなこと言えないオレ。

今度は、間違えないようにと、手帳を出して ちゃんと書いた。
漢字も、学校名も完璧だ。
よ~し と思って、絵馬を掛けに行って、なんか違うと思った。
掛けてある絵馬のどれを見ても、
「○○に合格しますように」 とある。
オレの書いた絵馬は、 「○○に入学できますように」 だ。
だんだん不安になってきたオレは、またも巫女さんのところへ行った。
「絵馬、7つください」
そう、小心者のオレは、「○○に合格できますように」 と書いた絵馬も掛けてきた。
つごう、14枚だ。これだけ書けば、わざわざ来た甲斐もあるってもんだ。

やっと、小骨が取れてせいせいしたが、ずいぶんと高くついたものだ。

でも、あれだな。
福岡、好い女、多いなあ。
なんかみんな、スタイル好いし。
合格したら、こんどこそ 1泊で来よう。
数年ぶりに中州で飲もう。

それにしても疲れた。
実は今、幼稚園の門の前
今日は運動会で場所取りで並んでいるのだ。
ほかのお父さんからは、
「どうして、会長さんが並ぶの?」
って言うから、
「いやあ、僕だけ会長だからって好い場所取っちゃうと問題でしょ」
って言いながら、おめえらが後からクレームつけるから特権が無くなっちゃったんだとは、言えないオレ。
さあ、門が開く。走るぞ。

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