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2007年09月24日

赤ちゃん帰り

女房殿のお腹もかなり目立ってきた。
やっと、ただのデブじゃなく妊婦だと世間から見られるようになって少しだけうれしいらしい。
電車の中でも席を譲ってくれる人が多いとか。
でも安定していなくて、一番つらいときに席を譲って欲しかったらしい。
カバンに妊婦ストラップを着けていたが、目立たないもん。
ただのデブに席を譲る人はいないだろう。
オレも譲らない。
あんた、カロリー使ったほうがいいよって思っちゃうもん。

さてさて、そんな平和な我が家にも困った問題が。
チビちゃんの赤ちゃん帰りだ。
ママのお腹のなかの赤ちゃんに対するライバル意識は相当なもので、当初は生まれてこなけりゃいいのにって悪態をついていた。
それでもママはもう自分だけのママじゃないと諦めたらしい。
だが、諦めていない存在が彼女には残っていた。

それは、パパ。

ママは赤ちゃんの面倒を見るのはしょうがないが、パパは抱っこしてはいけないらしい。
パパが赤ちゃんを抱っこするときは、チビちゃんが赤ちゃんを抱っこして、そのチビちゃんをパパが抱っこしなければいけないらしい。親ガメ・小ガメ・孫ガメの論理だ。

チビちゃんへ告ぐ。
パパはお前が思うほど、お金も力も無いのだ。

赤ちゃん状態のチビちゃんは、家にいるときは常にパパの膝の上に乗りたがる。
寝るときもパパがいないと寝ない。
休みの日は、朝から晩までパパの金魚のフン状態。
今日なんて、祝日でチビちゃんは休みなのだが、パパといっしょに会社へ行くと言い出す始末。

チビちゃんへ告ぐ。
パパは少し疲れてきたけど。


だけど、50才を過ぎて赤ちゃん帰りしちゃった宰相はどうしちゃったんだろうなあ。
阿部さん、あんた幸せな奴だね。
中小企業のオヤジや大企業の管理職で機能性胃腸障害じゃない奴っているのか?
みんな、会社のため、家族のため踏ん張ってるんだけどなあ。
オレも結構、踏ん張ってるんだけどなあ。
まあ、最低のアンタには何を言っても伝わらないんだろうけど。
せめて国会議員止めなよ。
あんたには阿部家の当主以外の役職、何も務まらないよ。
阿部家の当主が務まる、務まらないの判断は家族以外の他人にはできないからさ。

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2007年09月04日

しょうがねえなあ

ほんとに書かない皆様だこと。
こんなんでIT企業と言えるのか?
オレに心配させるな
というわけで、小心者のオレが書くことにした。

それでもひとつだけ伝えておく。
オレは本当に忙しいのだ。


寝る前に、チビちゃんに昔話をしてあげるのも良きパパであるオレの役割のひとつだ。
今日は、そのなかでもチビちゃんの大好きな、伊集院版「浦島太郎」を紹介しよう。

ある浜辺で浦島太郎は、亀をいじめている子ども達を見かけた。
そ知らぬふりで通り過ぎようとしたが、間の悪いことにいじめられて困っている亀と目が合ってしまった。あ~面倒くせえ、なんで見ちゃったかなと思いながらも子ども達に向かって言った。

「あ~、善良なる少年たちよ。弱いものいじめは卑怯者のすることだぞ」
「え~、亀って弱いの」
「そりゃあ、水から上がれば弱いだろう」
「そんなことないよ、亀は万年生きる強い動物だって先生が言ってたもん」
「屁理屈並べてねえで、亀をいじめるのはやめろ」
「フン、変なオヤジ」

子ども達は、浦島太郎の悪口を言いながら逃げて行った。
あとには、申し訳無さそうな顔をした亀が残っていた。

「お前もさあ、逃げるとか、抵抗するとか、できなかったわけ」
「すみません、なにしろ陸の上は苦手なもんで」
「なんだって、そんな苦手な陸に来たりしちゃったわけ。まあ、いいや気をつけて帰れよ」
「いやいや、このままじゃ帰れません。助けていただいたお礼をさせてください」
「礼なんかいらねえよ、気をつけて帰れよ」
「あ~待ってください。海の底の竜宮城には絶世の美女が待ってますよ」

絶世の美女と聞いて浦島太郎は考えた。
まあ、用があるわけでないし、話の種に竜宮城とやらに行って見るかと思った。

「よ~し、じゃあ、そんなに言うんじゃ行ってみるか」
「それでは、早速私の背中に乗ってください」

浦島太郎は、言われるがままに亀の背中に乗った。
亀は、のそのそと歩いて海の中に入ると陸の上ののろさが嘘のようにすいすい~っと泳ぎ始めた。そしてザブンと海の底へ向かって潜り始めた。
亀が潜り始めてしばらくすると浦島太郎に異変が起きた。
「う~、う~、苦しい。もうダメだ」
そう言うと浦島太郎は亀の背中から降りて海面に向けて泳いで行った。
やっとの思いで海面に出た浦島太郎は言った。
「ちきしょう、なんて亀だ。もう少しで窒息して溺れ死ぬところだったぜ。今度会ったらタダじゃ済まさねえぞ」


甘い言葉に誘われてついて行っちゃうと怖い目に合うよというお話でした。

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