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2016年05月24日

ものづくりなでしこ

なでしこJAPANが世界を席巻したのは、もう数年前だ。
ちょうどその頃、経済産業省素形材室にいらっしゃった伊奈友子さんの発案で、
ものづくりなでしこがスタートした。

2012年である。
その時は、伊奈さんとたまたま食事をする機会があり、伊奈さんの旦那様
(前田素形材室長)と食事をしながら「女性の活躍に関して」話した。
そして、女性の経営者の横の交流会をやろう、ということになった。

僕は旧知の伊藤麻美さんや、海内美和さん、小松万紀子さんなどにお声掛けをし、
経済産業省に招かれて、交流をしたのがスタートだ。

それから、4年。
正規団体ではなく、なんとなく集まっていた、僕ら、男性経営者も酒のつまみに
呼んでいただいたりしたが、ここで、本格的に女性経営者の横の連携を
しっかりとやろう、ということになり、「ものづくりなでしこ」が発足した。

せっかく女性が集まるのだから、女性として最も活躍されている女性の代表として、
ANA(全日本空輸㈱)の河本専務をお招きし、講演をいただいた。

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そして、富士電子工業(株)渡邊弘子代表幹事の挨拶。
子供を育てながら、仕事をすることのご苦労を自らの体験を生に語っていただいた。

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安倍首相にも応援に来て頂いた。

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安倍首相の新第三の矢には、女性の活躍がある。

〇首相官邸URL
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201605/17monozukuri.html

安倍首相の唱えるGDP600兆円の主役は我々、製造業だ。
あらためて、そう思えた。

製造業界の懇親会は男性だらけであるが、
あらためて、女性の数が多い懇親会で、とても楽しかった。

今後の製造業界で、女性の活躍に注目である。

17:45 | コメント (0) | トラックバック

2015年11月10日

ものづくり日本大賞

ものづくり日本大賞の授賞式が首相官邸で行われた。

○授賞式風景

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中小企業としては、
・ 興研㈱
・ ナカシマプロペラ㈱
の2社が受賞された。

中小企業の2社の紹介をさせていただく。

・ 興研㈱
以前、blogで紹介したが、もともとは、ガスマスク等のメーカーである。
ガスマスクのフィルターの技術を応用して出来たのが、クラス1の
スーパークリーンルームだ。

この技術は、日本製造業の超精密技術をさらに進化させてくれるはずだ。
素晴らしい技術である。

この技術に至るまでの過程には相当な苦労があったとのこと。
当たり前の話だが、試行錯誤に次ぐ、試行錯誤。
10数年の歳月を経て、今の形になってきた。

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・ ナカシマプロペラ㈱
世界の船舶プロペラの7割のシェアを占めていることで有名なオンリーワン企業。

今回、受賞したのは、FRPプラスチック製のプロペラである。
従来の銅合金のプロペラに比べて、重量が1/5。
メンテナンス性にも優れている。

今後、世界需要の中で、確実に利用されていく技術だ。

関係者のみなさま、ご苦労様でした。

○祝賀会風景

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2014年04月25日

元サムスン電子 常務取締役 吉川先生の講演

元サムスン電子 常務取締役 吉川先生の講演を聞いた。

吉川先生の経歴は、日立製作所→JFE→サムスン→東京大学院大学(現)。
サムスン電子には、1994~2004年まで、約10年勤められた。

日立製作所時代、1987年からサムスン李健熙会長との交友があり、
何度か誘われ、断っていたが、1994年に了解し、サムスンの常務に就任した。

韓国常駐開始後、サムスンの成長を見てきた吉川先生だが、
サムスンの成長の一番の秘密は、李健熙会長の
「危機意識経営」と唱える。

毎年の年頭挨拶で、李会長は
「10年後、サムスンはないかもしれない」と語るそうだ。
サムスンがなくならないためには、社員の行動力を促すわけだ。


サムスンでは、課長職になる際に1ヶ月の海外旅行を命ぜられる。
ナップザックを背負って、海外に放り出されるそうだ。
必要最低限のお金だけを持って、ホテル等に泊まることは許されない。

これは真のグローバル人財を育てるための仕組みだという。

<グローバル人財>
 ・どこでも寝れる
 ・なんでも食べられる
 ・誰とでも話せる

上記を実施するために、現地で現地の人と現地化することを命ぜられる。
ちなみに、英語がまったく通じない国に行くそうだ。
身体一つで、世界中の人々と交流が出来るようになるための試みだという。

こういったことを実施しているからこそ、下記のような商品が生まれた。

1.イスラム人メッカフォン
2.東南アジア向け 殺虫剤付エアコン
3.イタリア向け  ワイングラスを意識した液晶TV
ワイングラス.jpg
4.インド向け 鍵付冷蔵庫
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※関連記事はこちら


さらに、日本がサムスンに負けた理由は、
サムスンやLGが、日本の模倣を止めて、
地域に根差した商品を開発し続けるスピードだという。

たとえば、液晶TV。
世界で1500種類以上のアイテムを出しているのがサムスンだ。
日本のメーカーは、せいぜい数十機種が精いっぱいだ。


一方、日本のメーカーが生き残るための方策も
お話しいただいた。

親企業追随型 → コバンザメ戦略(親のいるところに無条件に着いていく)
親を求めて3000里戦略 → 親企業を海外に求める
小山の大将戦略 → 自身がメーカーとなる

そして、グローバルに適応したマーケティングをし、
グローバルに適応した人財を育成 マネージャーでなく
リーダーの育成をすることが重要だと仰っていただいた。
R&Dを中心にしたマザー工場は日本に残し、比較優位に徹する。

それ以外にも、たくさんのヒントを頂いた。

すこし、吉川先生の本を読んでみようと思う。

吉川先生の本についてはこちら


サムスン、やはりすごい会社にはすごい理念があるのだ、と
あらためて思った次第である。
アップルは尊敬するが、サムスンは、、という人が多い(僕もそうだったが・・・)
しかし、すごい会社は何かがあるに違いないという目で
尊敬をしないといかんなぁ、と思った。

ではでは・・・

13:33 | コメント (0) | トラックバック

2013年11月19日

航空機業界の動向

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<旭金属工業様 工場外観>


先週、旭金属工業(株) 、山中社長のお話を聴いた。

旭金属工業様は、京都の醤油屋が原点である。
昭和23年、戦後復興の時、鍍金業を通じて日本再建を果たしたいと考えた前創業者が
装飾鍍金を中心に創業を開始した。
現在、売上の中心は航空機に移っている。


航空機産業は、エアバス、ボーイングの2社が大型機の製造。
ボンバルディア(カナダ)、エンブライル(ブラジル)の2社が中型機を製造し、

上記、4社でほぼ95%以上のシェアを握っている。

航空機産業の世界全体の需要は、50兆円あるが、
そのうち日本での生産量は、3兆円である。

日本では、上記の組立メーカーからの受注生産がほとんどだ。
日本を代表する三菱重工、富士重工、川崎重工は、現在のところT1メーカーである

●参考URL
http://www.mrj-supporter.com/maker/

航空機産業は、今後10年で2倍の産業になるとのことだが、
山中社長によれば、それは世界の話であって、日本はむしろ縮小傾向だという。

その理由は、中国、東南アジアの部品メーカー参入によるローコスト化が
進んだからだ。
旭金属工業様も、そういった理由から2014年には、マレーシア、アメリカに工場を
設立する。


航空機業界に参入するには、ISO9100の認証、さらにNADCAPの認証が必要だが、
それを取得したとしても価格が問題なのだ。
2009年のリーマンショック以降、航空機部品も価格競争にさらされている。

航空機といえば、アルミの総削り出しの部品を多く使うが、削りだしのコストは、
決して儲かるようなものではないのだ。

その理由は、たとえば、ボーイング社が部品調達を行う場合のコスト算出は、
常に世界中からの調達によることから、世界標準コストが算出されている。
日本は人件費が高いことから、アメリカと較べても部品が高いくらいなのだ。

「削りだけでは付加価値はでない。
 弊社は、鍍金の技術を含めて、組立まで行うことで、航空機業界の需要に応える」
と山中社長は語る。


「航空機業界に参入するには、最新の設備を常に導入しつつ、
 絶対に品質不良を出さない自信が必要だ」
とも仰っていた。

旭金属工業様では、この100年間に約100億近い投資を行ってきた。

今後も、大手と歩調を合わせ、航空機業界で活躍していく旭金属工業様の
動向に注目したい。


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<工場見学の様子>

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<会社説明の様子>

18:07 | コメント (0) | トラックバック

2013年11月12日

日本製造業の景気動向

アベノミクス第三の矢がうまく作用したのか、
景気がよくなってきている。
エミダスユーザーアンケートの結果でも、
好況とお応え頂いた企業が多くなってきた。

エミダスユーザーアンケート
http://www.nc-net.or.jp/enq/pro/201309/graph/


ここで日本製造業界の現状を少し考えてみたい。

確かにここ20年の実質GDPは下記のとおりである。

chart.png
出典元:http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=NGDP&c1=JP&s=&e=


失われた20年というが、この20年で日本は何を失ったのか?
僕が思うに一番大切な「挑戦する魂」を
失ったのではないか、と思う。


●自動車業界
●弱電・家電業界

日本のものづくりを支えてきた二つの大きな業界である。

これ以外の業界は、
建設・建築、航空機、医療、・・・
様々なものづくりの仕事が、日本にはあるが、
上記の二つの業界ほどのインパクトはない。


自動車メーカーの売上変遷は、
 トヨタ   14兆 → 22兆(1.3兆)
 ホンダ    6兆 →  9兆(5400億)
 日産     6兆 →  9兆(5200億)

一方、弱電、家電メーカー
 松下(松下+松下電工+サンヨー)
        7兆 →  7兆(1600億)
 ソニー   7.5兆 → 6.8兆(2300億)
 シャープ  1.8兆 →  2兆(-1000億)
 東芝    5.3兆 → 5.8兆(1900億)
 日立    7.9兆 →  9兆(4200億)
 三菱電機  3.6兆 → 3.5兆(1500億)
 富士通    5兆 →  4兆(950億)
 NEC    5兆 →  3兆(1100億)

さらに海外のメーカーに関しては下記のとおりだ。
 アップル   5000億 →  15兆
 デル      2兆 →   5兆
 IBM    1.6兆 → 8500億
 サムスン   8.8兆 →  18兆
 LG      22兆 →  50兆
 ホンハイ   1.3兆 → 12.2兆


これを見て分かる通り、日本製造業の敗退の一番の原因は、
弱電・家電業界の敗退が要因である。

1980年出版のジャックウェルチの著書には、
OA、TV、家電、コンピュータなどの製品は、
21世紀、日本企業に席巻されるだろう、との予測が書かれていた。

実際の所は、日本の弱電・家電企業は敗退し、
米国企業の復権、韓国、中国勢が勢いを伸ばしたというのが実態だ。


なぜ、日本の弱電・家電企業が敗退したか?

理由は二つある。
1.営業のアウトソース
2.ものづくり力の低下

1.営業のアウトソース
僕は専門外なので語るべきではないが、
大型家電店にコストを支配されたことが、
一番の要因ではないだろうか?
自動車は、自分たちでコストを決定できる直販店および、
専門店が販売の中心だ。
欧米の家電・弱電は、販売に関して、ここにいかなければ買えない、
という店を中心に販売をしていった。
それに比べ、日本の家電製品は、どこでも売っている。
さらに発売後、半年もすれば、強烈な値引き合戦である。
儲かるわけがない。

2.ものづくり力の低下
弱電・家電メーカーがものづくりを捨てたのはいつの頃だろうか?
アップル、デル、IBMといったメーカーが、
台湾メーカーに生産委託をするのを真似するようになってからだと思う。
アップル、デル、IBMは、安い値段で買う代わりに数を保証したのだ。
一方、日本の家電メーカーは馬鹿の一つ覚えのように、
安いところから購入するようになった。

本来、ものを安くするためには、
ものづくりがわかっているメーカー自身で設計し、
削るべく所は削り、簡単でコンパクトにしていくことが必要である。
設計で、簡素化、一体化、部品統合、生産性効率化などを行いながら
安く作る方法を考えるのがメーカーの役割だ。

安いところから、安いものを購入する。
メーカーは、自分から、安物買いの銭失いをしたのである。

これからは、メーカーと部品メーカーが一致協力して、
売れる製品を作るための挑戦をしていくしかない。

日本が生き残る唯一の方法である。


おっ、なんか、久しぶりにまじめなBLOGだ・・・(笑)


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2013年09月17日

日本ものづくり大賞

 
 
先日、日本ものづくり大賞の審査員をさせて頂いた。
「日本」ということで、参加各社の意気込みは相当なものであろう。
約500社弱のなかから、多くの会社が賞を取った。
 
エミダス・プロ会員の(株)クロスエフェクト様 (竹田社長)が、総理大臣賞を獲得した。
竹田社長は、京都試作ネットの代表としても有名だ。
先日、京都で同じく試作ネットのメンバーである
(株)最上インクス 鈴木社長と飯を食った。
その際に、この模擬心臓の苦労話をいろいろ聞いた。
 
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<模擬心臓>
 
「クロスエフェクト」様が総理大臣賞をいただいたのは、模擬心臓である。
心臓手術には、スピードが求められる。
2時間以内に終了させなければいけないそうだ。
 
今までの手術は開胸してから、心臓の血管
(大きな血管が3本ある・・・詳しくは医龍を読むとよくわかる)
を調べて、患部を慎重に施術していく。
一本、血管でも傷つけようものなら手術はすぐに終了となる。
 
「クロスエフェクト」の技術は、開胸する前に3Dスキャンデータから、
本物の心臓の触感を持った模擬心臓を作り出し、
手術前に血管の配置を含めた心臓の形を作り出すものだ。
 
実際の手術の際は、胸の横にこの模擬心臓を置きながら、
血管の位置を確認しながら手術が出来る。
医者の言葉を借りると「テスト前に答案用紙をもらって手術ができる」そうだ。
まさに心臓手術にとって革命的な技術なのだ。
 
さらに子供の心臓に関しては、手術の成功確率が格段にUPする。
子供の心臓は、大人と違って、小さくてピンク色で見分けるのにだいぶ苦労する。
模擬心臓であらかじめ、血管の位置がわかっていれば、
開胸してから、血管の配置を確かめる必要がないので、
手術のスピードアップに繋がるのだ。
 
ものづくり大賞でも、子供の命を救うことが出来る画期的な技術、ということで
評価された。
 
3Dプリンターが隆盛を始める時代なので、
僕は、真似されるのではないか、と心配になり、
竹田社長に「この技術って、簡単に真似されないの?」と聞いてみた。
竹田社長曰く
「スキャンデータから中子を作るところにいろんなノウハウがあるので大丈夫」
とのことだった。
 
この技術を世界に広め、世界中の心臓疾患患者を救ってほしい。

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2013年07月13日

ものづくりなでしこJAPAN

「ものづくりなでしこJAPAN」パネルディスカッションin Thermo Tech
ものづくりなでしこJAPANは、経済産業省の伊奈友子さんが、
製造業の女性経営者の横のネットワークを繋ごうと発足した会である。

<メンバー(50音順)>
海内 美和 様   海内工業株式会社 【精密板金】
伊藤 麻美 様   日本電鍍工業株式会社  代表取締役【メッキ】
大田 久美子 様  株式会社大田鋳造所 【鋳造】
小松 万希子 様  小松ばね工業株式会社  取締役社長【ばね】
島田 佐代 様   株式会社トミナガ 【鋳造】
高橋 正実 様   マサミデザイン 【デザイナー】
辰巳 施智子 様  辰巳工業株式会社  代表取締役【鋳造】
松浦 幸枝 様   株式会社エノモト 【鋳造】
手塚 加津子 様  昭和電気鋳鋼株式会社  代表取締役社長【鋳造】
檜垣 昌子 様   山陽プレス工業株式会社  代表取締役社長【金属プレス】
渡邊 弘子 様   富士電子工業株式会社  代表取締役社長【熱処理】
吉澤 和江 様   株式会社太陽堂封筒  代表取締役社長【印刷】

 
伊奈さんは、経済産業省の中で製造業界との関わりが深い方だ。
行政の中でものづくりの業界にずっと携わってきた。
業界団体(鍛造、鋳造、プレス、熱処理、金型等)からの信頼はものすごく厚い。
伊奈さんが中心となり、日本製造業再興戦略について、
女性社長によるパネルディスカッションが行われた。
アベノミクスでは、第3の成長戦略の中で日本人全員参加による
総力戦を唱えられてる。
女性、子供も含めて、日本人が未来を作っていくという考え方だ。
特に「女性が世界で活躍できる場をつくる」ということが
アベノミクスの戦略の中にある。
日本は技術力で世界一にならなければいかん。
2位ではダメだ。
それを作っていくのは、民間の仕事である。

小松ばね工業(株)の小松万希子社長がトップバッターである。
小松ばね工業は、創業62年の企業だ。
東京都大田区、宮城県、秋田県、インドネシアにそれぞれ工場がある。
精密バネに特化し、試作一個~量産までを製作する。
バネに花を添えて説明する。女性ならではの視点だ~、素晴らしい。

 
2番手は、日本電鍍工業(株)の伊藤麻美社長。
伊藤社長は、元DJである。
10億の借金を引き継ぎ、一業界(時計)依存体質からの脱出を図り、
現在では、時計業界のシェアは2割まで引き下げた。
女性ならではの優しさが、社員を変え、自ら現場に入って会社を変革させてきた。
他社では出来ない鍍金、厚付け鍍金が得意である。
3番手は、辰巳工業(株)の辰巳施智子社長。
短納期、高品質を売りとする鋳造メーカーだ。
特にステンレス鋳工が中心だが、特殊材もハステロイ、チタン、100鋼種以上の
材質を受注している。
炉の鋼種をHPで公表し、お客様のニーズに応えている。
現場の仕事を覚えるために現場で注炉作業も含めて経験した。
最後は、富士電子工業株式会社、渡邊弘子社長だ。
高周波焼入装置メーカーであり、部品の受注も行っている。
特許 98件、意匠登録 51件。
誘導加熱 Induction Heating に関してのプロフェッショナルであり、
小さいが世界NO.1の会社を目指している。

そして、パネルディスカッションが始まった。
今回、登壇した社長は全員文系である。
最初の問いは、女性経営者として技術をどう学んできたか?という話だ。
伊藤社長「現場に入って、酸とアルカリを間違えて現場立入禁止なった(笑)」
小松社長「社員のモチベーションをあげるために、
     社員にあえて難しい仕事をお願いする。
     最初は、社員が『出来ない』と言ってくる。
     しかし、しつこく、繰り返し、職人さんにお願いすると最後は、
     出来ないと言っていた製品が出来上がる。
     結果的に社員の成長に繋がる。しつこさが大事である。」
辰巳社長「鋳造というジャンルは、社員が一帯になる必要がある。
     夫に騙されて(笑)この業界に入ったが、
     社員のみんなが一生懸命、仕事に取り組んでいるのが印象的で
     業界に入って本当によかったと思っている。
     金属学を学んだが、社員と一緒に汗をかく必要を感じて、現場にはいった。
     型バラシの作業は一番大変だったが、
     ゴルフの練習と思い、辛い作業に耐えた。
     乾燥作業、型込め作業、一通り現場を経験させて頂いた。」
渡邊社長「通信教育で熱処理の基礎は学んだ。
     営業が得意だし、好きなので、仕事はお客様から学んだ。」

次に、出産・育児期の女性など、
多様な働き方のために何か必要か?という問いかけだった。
全員一致で、「3年の育休は不必要だ」という話になった。
それよりも10時出社、4時退社などを認めたり、
緊急時の退社(子供が熱を出したり、怪我をしたりした時)を許す社風が必要である。
さらに教育手当、ボランティア手当などを認めるようなことが必要だ、と
女性ならではの意見が輩出した。
辰巳社長は長所経営。みんなが長所を認め合って生きていく経営をしている。

最後に日本が勝ち残っていくためには?
小松社長「海外に売って出て行くこと。挑戦し続けるしかない。」
辰巳社長「日本品質をさらに高めていく。」
伊藤社長「若手社員に経営者マインドを育てている。
     組織として強い会社をつくることが重要だ。」
渡邊社長「日本は技術が高い。世界に売って出ればチャンスはいくらでもある。
     また、女性にチャンスを与えて欲しい。
     女性はすぐに泣いたりするが、翌日にはケロッと忘れている。
     泣くからと言って差別せず、どんどん女性にチャンスを与えるべきである。」


 
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書き足りないくらい、たくさんの話を頂いた。
これからの日本製造業でも、女性経営者が多く、
輩出していくのではないか、ということを実感した。
女性経営者のみなさん、たくさんのことを教えて頂き、
ありがとうございました。

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2013年05月21日

海外に日本の技術を売り込め~

 
年度末、NCネットワークでは中小企業基盤整備機構(中小機構)より委託し、
世界400万社のネットワークを持つ海外企業情報サイト「KOMPASS」と協力して
海外に日本製造業の技術をWebから発信するというプロジェクトを開催した。

内容は、東北地方の企業30社を対象に<エミダスページ(英語版)>を作成させて頂き、
海外に発信して、引合を得るというものだ。
 

こちらが、そのプロジェクト特設ページ
    ↓ ↓ ↓ ↓

特設サイト.png


  ………

  ………

  ………

結論から言うと、まずまずの結果が出たといえるだろう。
残念ながら数を公表することはできないが、
ヨーロッパ、アジアを中心に、世界から問合せがあった。

結果を出した企業は、(株)野上技研(株)ティ・ディ・シー、etcである。

これらの企業は、以前より積極的に海外の展示会に出展し、すでに英語の自社ページも持っており、社内の海外言語対応も充実している。
つまり、自社の技術力PRに関して力のある企業である。

これらの企業のように、海外に技術を売るためには、下記が必要になってくる。

◆海外展開に必要なこと◆

<ブランディング>
強みを発信できるブランディング。
加工が強いのか、材料に特徴があるのか?何が強いのか?
<語学>
 1、社長がそこそこ英会話が出来る
 2、英語で貿易、実務経験のあるスタッフがいる
 3、即・レスポンス対応ができる担当者がいる
<Web>
 1、英語版ホームページ
 2、英語版エミダスページ
 3、英語版技術紹介動画(これがあるとストライクゾーンへの受注率が高まる)
<展示会>……海外での出展
 1、一目でわかる具体的な製品
 2、英語版チラシ、パンフレット
 3、英語版パネル(特徴を現したもの)

以上の条件が(すべてではないが)揃い、「本格的に海外に売ろう!」となった時に
初めて海外に打って出ることが出来る。

海外メーカーと付き合うには、一度や二度の出展では無理だ。
3回、4回、5回と失敗を重ね、
どうしたら自社の製品が売れるのか、考え抜いて、行動を起こした会社のみが
海外のメーカーから受注できるようになるのだ。

2012、2013年とのハノーヴァー・メッセ出展を経験して、
ますます、海外に行くことの重要性が身にしみた。

4月には、ハノーヴァー・メッセ出展後に、
ポルトガルのダイカスト屋、金型屋を見てきたが、
彼らの売り先の9割は海外メーカーであった。

日本の企業がドイツや、スイスと付き合えないわけがないと思う。

本当に売るためには何をすればいいのか?
必死になって、何度も挑戦するしかない。

それが答えだと思う、今日この頃である。


中小機構プロジェクト
<参加企業一覧>
◆岩手県
RFtestLab㈲
㈱共立精工
㈱伸和光機
㈱千田精密工業
㈱東亜電化
◆宮城県
岩機ダイカスト工業㈱
㈱エムジー
㈱ケディカ
光洋精機㈱
㈱ティ・ディ・シー
東北電子産業㈱
東北マイクロテック㈱
東和工業㈱
引地精工㈱
プラモール精工㈱
◆福島県
㈱会津技研
アサヒ通信㈱
㈱エクストエンジニア
㈲エスク
㈱クォーツリード
㈱サクラテック
㈱サンブライト
㈱ファスナー産業
㈱ミウラ
柳沼プレス工業㈱
◆茨城県
㈱西野精器製作所
㈱野上技研
㈱野村アーテック
㈱ベテル
◆栃木県
㈱アイ電子工業
※都道府県/あいうえお順

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2013年04月01日

工場技術動画撮影 <植木プラスチック株式会社>

 
こんにちは!エミダス事業部の河野桃子です。

暖かくなったと思えば、急に冷え込み、満開の桜も風邪をひきそうです。

天候が不安定ななかではありますが、先日、
植木プラスチック株式会社様の<工場技術動画>撮影に行ってまいりました!


植木プラスチック様は、短納期(4日から)で
試作1個から大量生産まで行う成形加工メーカーです。
0.3~8mm板成型のプラスチックカバーの製造、プラスチック加工/樹脂シートなど、
小型成形から大型成形まで24時間稼働で短納期にて対応しています。

 

動画撮影では、事前に
工場を見ながらの打合せをし、シナリオを作成します。

そして、撮影当日。
丸1日の時間をかけ、工場・事務所内・製品などを撮影します。

 

DSCN2790.JPG

 
 
植木プラスチック様は群馬県に3つの工場を持ち、本社工場内には3棟の工場があります。
丁寧に撮影し、会社の魅力をPRするためには長時間必要になります。
朝早くのスタートにも関わらず、
従業員の皆様は率先して掃除や片付けなど、撮影のための空間を作ってくださり
撮影はスムーズにすすみました。

 
 
DSCN2776.JPG


 
写真ではお見せできませんが、
国内では最大サイズの大型真空成型機(1200×4500、2700×3300)は圧巻です!
動画での公開が楽しみです!


製品も一点一点丁寧に撮影します。
長時間の撮影の間も、植木プラスチックの皆様の素早いご協力で
すべての製品を撮り終えることができました。

 
 
DSCN2801.JPG

 
 
撮影が終了し、1ヶ月半ほどかけて動画が完成します。
お楽しみに、お待ちください!


 ******


NCネットワークでは、<製造業限定!>で
製造業界のPRに特化したホームページやパンフレット、動画の製作を
おこなっております。

*ほかの工場動画はこちら
 「バーチャル工場見学」
 
 

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2012年11月27日

ホームページ写真撮影<株式会社ニッコークリエート>

エミダス事業部の河野桃子です。
最近、風邪がとてもはやっていますね。
しかし、社内の誰よりも風邪とは無縁です。こんにちは!
 
 
NCネットワークでは、<製造業限定!>として
製造業界のPRに特化したホームページやパンフレット、動画の製作をおこなっております。
 
 
先日は、株式会社ニッコークリエート様のHPリニューアルのための
写真撮影に行ってまいりました!
 
 
ニッコークリエート様は、鋳物、ダイカスト、金型、アルミ機械、組立・プラスチックなど9部門、
5つの工場を持つ、栃木の企業様です。
 
栃木とは言っても、ニッコークリエート様の「ニッコー」は日光ではなく、
旧社名・日本工器の略。
創立73年を迎え、各種部品製造をはじめ、洗浄機の開発販売をおこなっています。
 
 
ホームページ作成では、事前にホームページのイメージやPRしたい内容を打合せし、
撮影2日弱の時間をかけ、すべての工場を撮影します。
 
 
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プロのカメラマンさんを前に緊張をしていた従業員の方々も
和やかな撮影の雰囲気に、少しずつ笑顔を見せてくださいました。
 
 
 
 
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製品は、一点一点専門機材を用い、よりよい角度を捜しながら撮影していきます。
 
 
 
ニッコークリエート様では、撮影のための製品の準備なども事前にお気遣いくださり、
従業員の皆様に支えられて、順調に撮影を終えることができました。

これから1ヶ月半ほどかけて、ページを作り込みます。
どんなサイトになるのか…… 
 
ニッコークリエート様 現:ホームページ

 新・ホームページ公開は、年内予定!!


お楽しみに!
 
 

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2012年07月03日

『京都の企業はなぜ?すごい?』

生田産機、タナカテック。
2社の工場見学に行った。

2社共に5S、「カイゼン」力、に優れた工場だ。


生田産機は、銅、伸銅などに利用する生産設備を作っている。
http://ikuta-sanki.com/


【生田産機 工場風景】 
            
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【生田産機 京都の工場は3Sがすごい】      

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【こんな事務所で仕事したら気持ちいいよなぁ!】 

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【3S掲示板】                  

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一方、タナカテックは、板金屋だ。
しかし。美しい。そして、ディズニーランドのようだ。
(僕は工場内に入った瞬間、下町の銭湯だ、と思ったが、
 訂正しディズニーランドとした。)
http://www.tanakatec.com/


【いい工場に来ると、この笑顔です(トーキンシステム新川さんと・・・)】

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【工場内風景(ここは下町の銭湯か?ディズニーランドか?)】

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【タナカテックさんの3Sも素晴らしい】


京都の企業は素晴らしい会社が多い?
独特の社風で、オンリーワンの技術を持っている会社が多い。
なぜだろうか?

僕の結論は、
稲盛和夫さん(京セラ創業者)と
立石さん(オムロン創業者)である。


稲盛さんは、KDDI、日本航空の再建等も手掛け、
素晴らしい活躍をされているが、
経営者の間で有名なのが、「盛和塾」である。


一方、立石さんは、京都商工会の会頭を努められ、
社内に太陽の家と呼ばれる障害者等が働ける施設も創っている。


この2社に大きく共通するのは、人を基本とした理念経営ではないだろうか?


京都のことをよく知らない僕が、勝手に言うのもおかしいが、
他の京都を代表する企業=任天堂、島津製作所、村田製作所、日本電産等と較べ
て、上記2社が京都の産業界に与えている影響は図りしれない。

それは、創業者の理念に基づくものだと思う。

僕も理念をもっともっと熱くして、世界に発信しよう!

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