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2013年05月21日
海外に日本の技術を売り込め~ (経営&挨拶, 製造業)
年度末、NCネットワークでは中小企業基盤整備機構(中小機構)より委託し、
世界400万社のネットワークを持つ海外企業情報サイト「KOMPASS」と協力して
海外に日本製造業の技術をWebから発信するというプロジェクトを開催した。
内容は、東北地方の企業30社を対象に<エミダスページ(英語版)>を作成させて頂き、
海外に発信して、引合を得るというものだ。
こちらが、そのプロジェクト特設ページ
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結論から言うと、まずまずの結果が出たといえるだろう。
残念ながら数を公表することはできないが、
ヨーロッパ、アジアを中心に、世界から問合せがあった。
結果を出した企業は、(株)野上技研、(株)ティ・ディ・シー、etcである。
これらの企業は、以前より積極的に海外の展示会に出展し、すでに英語の自社ページも持っており、社内の海外言語対応も充実している。
つまり、自社の技術力PRに関して力のある企業である。
これらの企業のように、海外に技術を売るためには、下記が必要になってくる。
◆海外展開に必要なこと◆
<ブランディング>
強みを発信できるブランディング。
加工が強いのか、材料に特徴があるのか?何が強いのか?
<語学>
1、社長がそこそこ英会話が出来る
2、英語で貿易、実務経験のあるスタッフがいる
3、即・レスポンス対応ができる担当者がいる
<Web>
1、英語版ホームページ
2、英語版エミダスページ
3、英語版技術紹介動画(これがあるとストライクゾーンへの受注率が高まる)
<展示会>……海外での出展
1、一目でわかる具体的な製品
2、英語版チラシ、パンフレット
3、英語版パネル(特徴を現したもの)
以上の条件が(すべてではないが)揃い、「本格的に海外に売ろう!」となった時に
初めて海外に打って出ることが出来る。
海外メーカーと付き合うには、一度や二度の出展では無理だ。
3回、4回、5回と失敗を重ね、
どうしたら自社の製品が売れるのか、考え抜いて、行動を起こした会社のみが
海外のメーカーから受注できるようになるのだ。
2012、2013年とのハノーヴァー・メッセ出展を経験して、
ますます、海外に行くことの重要性が身にしみた。
4月には、ハノーヴァー・メッセ出展後に、
ポルトガルのダイカスト屋、金型屋を見てきたが、
彼らの売り先の9割は海外メーカーであった。
日本の企業がドイツや、スイスと付き合えないわけがないと思う。
本当に売るためには何をすればいいのか?
必死になって、何度も挑戦するしかない。
それが答えだと思う、今日この頃である。
中小機構プロジェクト
<参加企業一覧>
◆岩手県
RFtestLab㈲
㈱共立精工
㈱伸和光機
㈱千田精密工業
㈱東亜電化
◆宮城県
岩機ダイカスト工業㈱
㈱エムジー
㈱ケディカ
光洋精機㈱
㈱ティ・ディ・シー
東北電子産業㈱
東北マイクロテック㈱
東和工業㈱
引地精工㈱
プラモール精工㈱
◆福島県
㈱会津技研
アサヒ通信㈱
㈱エクストエンジニア
㈲エスク
㈱クォーツリード
㈱サクラテック
㈱サンブライト
㈱ファスナー産業
㈱ミウラ
柳沼プレス工業㈱
◆茨城県
㈱西野精器製作所
㈱野上技研
㈱野村アーテック
㈱ベテル
◆栃木県
㈱アイ電子工業
※都道府県/あいうえお順
2013年05月21日 17:11
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