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2014年08月19日

インドネシア 伊藤製作所+鉄道旅

インドネシアに行った。

(株)伊藤製作所インドネシア工場にお招きをいただき、
諸イベントに出席させていただいた。

伊藤製作所インドネシアは、伊藤製作所フィリピンに引き続いての海外工場である。
伊藤製作所は、三重県四日市で従業員約50名強の中小企業だが、2つ目の
海外工場となる。

インドネシア工場は、立ち上げに日本人スタッフ1名とフィリピン人4名が携わった。
フィリピン工場のエンジニアが立ち上げに参加することで、言葉の壁が殆ど無く、
技術移転が極めてスムーズに進んでいる。又、初期の教育費用が大幅に
軽減された事は同社の業績に大きく寄与している。

●フィリピン人スタッフと川崎副社長
 左からJAYSONさん(プレス、金型保全)、JOENさん(金型設計)、川崎副社長、
 LARRYさん(金型仕上、組付け) 、NINOさん(CAM、NC加工)
フィリピン人スタッフ.jpg


●朝礼
 朝礼の時に「We can do it」を合言葉に日本のような朝礼が行われる。
朝礼.jpg


●見える化、数値化も徹底している。
見えるか.jpg


見えるか2.jpg


●生産数量の変化
 現地駐在の川崎副社長によれば、来年には黒字化する勢いで生産数は
 伸びているそうだ。
右肩上がりの生産数量.jpg


●記念式典
 この日は、新事務所開設記念式典が行われた。
記念式典.jpg


 弊社の金澤部長、Ms.Wangiもなぜか?駆り出され、インドネシア語の歌に合わせて
 踊った~♪
踊る金澤部長、Wangi.jpg


 自動車の生産台数で、現在120万台のインドネシアだが、次の10年で倍増が
 予想されている。

 フィリピン人と日本人、そしてインドネシア人、三カ国の社員の見事に結束した
 ティームワークでつくり上げる、伊藤製作所インドネシアの3年後が楽しみだ。

●インドネシア工場最大の300tプレス
300tプレス.jpg

閑話休題。

 伊藤製作所インドネシアに行く前に、
 「ボルブドゥールを見たい~」という弊社動画担当大臣”湊”の希望を叶えるべく、
 ジョクジャカルタに行った。
 寺院として綺麗なだけでなく、近所の山々との景観が素晴らしい。
 我々が行った時には思い切り晴れていたので、グレートな景色を望むことが出来た。
 これは普段の行いが良いからである(湊、談)。

●ボルブドゥール寺院(世界遺産)

ボルブドゥール1.jpg

 なぜか?富士山が見える。 ジャワ富士???何山? しかし、綺麗である。

富士山ぽい山.jpg

 そして、さらに、さらに湊と僕の希望で飛行機は止めて、鉄道で移動しよう
 ということになった。
 インドネシアのジョグジャカルタ~ジャカルタ 約500kmを8時間かけて移動した。

 鉄道の旅はいいものだ。

●鉄道
鉄道1.jpg


鉄道2.jpg


 たくさん時間があり、車窓を観ながら感慨に耽る。
 そんな時間が持てるのが鉄道旅の良いところである。

 そして、鉄道で移動していると複線化工事中だ・・・
 うぉー、インドネシア、鉄道工事やっとるのか~とネットを調べると・・・
 インドネシアではJAICAの協力(円借款)で日本から鉄道技術の輸出が行われている。

 現在、ジャカルタの都市鉄道、ジャカルタ→バンドン間の複線化などプロジェクトは目白押しである。
 更にいろいろ調べると新幹線なども提案されている。

インドネシア 高速鉄道計画で日本優位

 そうか、そうか、日本はやはりインドネシアと手を組むのか~などと感慨に耽る。

●見よ!水田、棚田。

棚田.jpg


田園風景.jpg

 素晴らしい景観だ。街も綺麗である。

 インドネシアの田舎は、綺麗だ。(ジャカルタは、汚いが・・・)

 車窓からじっくりと水田を見ていると、数十人の人々が農作業を共同で行い、
 手作業で稲を叩いたりしている。
 という事は、井関農機や、クボタがこれから農業機械をドンドン売るのではないか?
 とネットで調べたら、イセキ、クボタ共に昨年から今年にかけて現地工場を作っている。
 これだけの市場があったらそうだよなぁ、などと感慨に耽る。

 人口2憶4千万 バイク700万台、自動車生産台数120万台、
 米の生産量、中国、インドに続き世界3位。 いろいろな事が見えてくる。

 美しい田舎の景観からだんだんと大都市ジャカルタに近づいてくる。
 そして、ジャカルタに入って思ったのは、汚い街だ・・・という事。
 田舎のインドネシアはとても綺麗なのに、大都会ジャカルタは汚い。

 これは、かつて、中国、バンコク、ハノイなどでも思った事だが、
 急速に都市化が進行すると美しい自然が壊れるだけでなく、
 人間のモラルが壊れて、自分主義(自分だけが良ければいい)が横行するのだ
 (かつての東京もそうだった)
 それで、掃除は他人任せで、街を綺麗にしようという意識が薄れ、都市は
 ゴミ溜と化していく。

 仕方のない事ではあるが、悲しいのだ。

 田舎の大自然を残しつつ、発展する性(さが)は無いのだろうか?
 人類よ、英知はどこに行ったのか?

 などと鉄道旅は、感慨に耽る時間を与えてくれる。
 みなさんもぜひ、鉄道旅を見直してください。

 特に、日本の地方鉄道は良い。  一両編成のやつが良いですよ。
 単線、2時間に一本。鉄道に乗って、感慨に耽りましょう。

 あっ、今日はインドネシアの鉄道だった。
 うん、インドネシアも良い。良い。良いぃ。 8時間。

 僕と湊は堪能したが、金澤部長、Ms.Wangi、丸ちゃんの3名の女子は、
 本当にご苦労様でした。
 ごめんなさい。

●電車に1時間で飽きているMs.Wangi
1時間で飽きているMs.Wangi.jpg

 ショッピングの方が良かったよね?
 女子は買い物。という事で、女子諸氏には、買い物を堪能していただいた(笑)。

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2013年04月16日

ポルトガル速報!

 
ハノーバー・メッセ2013後、ポルトガルに来た。
 
僕にとってポルトガルは、ファドの国だ。
ファド=民族歌謡とでも訳せばいいのか?
演歌+ブルースだ。
 
僕は、久保田早紀の「異邦人」ファドバージョンが大好きだ。
ファドもたっぷり聴いてきた。
 
 
朝は、毎朝、6時に起きて、
7時過ぎには宿を出て、まずサーフィン。
 
うみ1_R.jpg
ポルトガルの海
 
今回サーフィン部に参加いただいたのは、
株式会社ジャスト 岡崎社長
株式会社野上技研 野上社長
東和工業株式会社 小笠原社長
株式会社特殊阿部製版所 阿部社長
株式会社トーキンシステム 新川社長
の5名だ。
 
今回、大波賞は、東和工業㈱の小笠原社長だろう。
 
 
 
午後は工場見学。
この日は2社を見てまわった。
 
 
Fundiven,S.A._R.jpg
アルミダイカストの「FUNDIVEN SA」社
徹底した品質管理が行われており、
その土台は日本から学んだ5Sと改善活動との事。
 
 
2社目_R.jpg>
金型の「AURI MOULDES」社
自動車部品向けの金型が中心。
 
両社とも、売上の大半がドイツ、ほか、ヨーロッパ企業である。
(ボッシュが半分、その他、シーメンス、ルノー日産、・・・etc)
 
ものづくり大国と呼ばれた日本金型業界、
今こそ正解にもっと営業しなければ!!
 
 
ポルトガルは思った以上に綺麗で美しい国だ。
食事ももちろん美味い。
日本と同じ海洋国家であるから、
魚介類がめちゃ、美味い。
 
 
いや~、ポルトガル大満喫。
 
 
街並み_R.jpg
ポルトガルの街並み
 
 

 

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2012年12月18日

ブラジルツアー!その2

ブラジルは、人口1億9,000万(日本の1.6倍強)
面積は日本の23倍。

資源はある。
農産物も獲れる。
工業も発展している(自前で航空機を作れる国だからのぉ)

さぞかし凄い国なんだろうなぁ。

と思ってサンパウロ空港を降りると、意外と小さい空港だった。
東南アジアの小国の都市空港か、日本の広島とか、福岡とたいして変わりない
小さい空港だ。
外に出ると、日本の反対の気候なわけで、暑い。当然、半袖。


日系人の羽生さんに迎えに来てもらった。

僕以外のメンバーはもう、全員着いていて、居酒屋で待っている。

今回のメンバーは、
・ブラジルの案内人アバンセ林社長
・hakkai関社長
・NCベトナム(ITM)のチュン副社長
・大阪の大和合成 奥野社長
というメンバーである。

とりあえずは、長旅ご苦労様ということで、
最初から日本の居酒屋で乾杯、となった。


さて、工場見学一日目。

今日はサンパウロの約100キロ北にある
インダイヤトゥバ工業団地を訪問した。
自動車メーカー各社が出揃う工業団地だ。


1件目、ペクバル。

日本では愛知県刈谷市に本社を置く会社だ。デンソーの子会社でもある。
日系人の吉原さんに話を伺った。

昨年まで100名前後の人員だったが、このところ増産で400名に急増中。

取引先は、東海理化、東京シート、デンソーなどを経由して、
トヨタ、GM、ワーゲン、フィアットなどに製品を入れているそうだ。

3年先には売上がほぼ3倍になる見込みを立てている。

こうなると、生産をいかに間に合わすかの世界である。
うーむ、一件目は、とても忙しそうな工場を見せていただいた。
工場は、日本式のカイゼン、5Sが行き届き、とても綺麗だった。


2件目、オグラクラッチ

こちらは本社が群馬県の桐生。

タイ、中国、米国、ヨーロッパに工場を出している。

こちらでは日本から出向の上野社長に話を伺った。

「ブラジルは、大変ですよ」開口一番。

僕らは、先ほどのペクバルで増産、増産の話を聞いたばかりである。
「いやぁ、利益が出ません」と上野社長。

「インフレと税制がとんでもないんです」と仰せられた。

金型技術者の給与水準は日本並み、
税金を合わせたら、日本以上かもしれない。

ワーカーも実質的には10万円程度(給与5万に対して、税金が5万)なので、
人件費が相当高い。

なるほど、数値を見ている社長からすると儲からん市場なのだなぁ、
という感想である。
「税制とインフレをどう読むかで、儲けが決まります。」と上野社長。

なるほど、ブラジル。
一筋縄ではいかんということだ。


3件目 SENAI(技術工業専門学校)

ブラジルでは工業専門学校が盛んである。
全国に900箇所、サンパウロにも90箇所。
SENAIと呼ばれる技術工業専門学校がある。

ここの運営は、すべて企業から1%の税金が支払われることで運営されている。
なるほど、設備は堂々たる設備である。

また、5Sも相当進んでいる。
教育機関からして、相当厳しそうだなぁ、ということが伺い知れた。
現在のブラジルは、工業は花形産業である。

2日目には、ローカル企業2社および、NIKKEI新聞の本社を訪問した。

1件目、金型屋。

こちらの金型屋も中国に金型を発注し、中国との戦いに苦しんでるとのことだ。

5年前は200名以上いた社員も今は、80名。
設備も、ここ数年納入した気配はない。
お客さんはヨーロッパのメーカーが多いが、
一部、日系企業とも付き合っているそうだ。


2件目、成形屋(金型も内製)

いやぁ、グレート。素晴らしい成形屋だ。
一緒にいったhakkai関社長も驚嘆。

日系でないが、5S、カイゼン、見える化 が素晴らしい。
1社目が結構斜陽だったので、ブラジル大丈夫かなぁ、と思ったが、
こちらは素晴らしい。


その後、3日間に渡り日系企業、ローカル企業を中心に廻った感想は、
ブラジル、なかなが世界で頑ばっとるなぁ、という印象だ。

ブラジル 071_s.jpg

製品保管棚

ブラジル 072_s.jpg

治具保管棚

ブラジル 062_s.jpg

整頓された工場内の通路

ブラジル 066_s.jpg

工場の壁に見事な壁画!オシャレ

税金が高いというのは、ヨーロッパ諸国と同じ悩みか?

ワーカーは総じて、5万円程度の賃金だが、
企業は、その倍の税金、保険、その他を支払っている。

金型のワーカーともなると20~30万円の賃金に倍の税金ということで、
ヘタすると日本より高いくらいである。

そんな中で立派に経営をしておるのだから、実力もたいしたものなのだろう。
ヨーロッパ人のセンスを受け継いでいる気がした。

ロシアはまだ、見たことないのでなんとも言えんが、
中国、インドと較べると、道路も、インフラも、学校もとても綺麗な気がした。

水力発電で発電の90%をカバーしているということは特筆すべきことだ。

日本もダムは作るな、原発は作るな、あれもこれも作るな、と言うが、
方針を定めて、原発の代変エネルギーをしっかりと確保せねばいかん。

意外と水力はいけるのではないだろうか?

などなど、考えながら痛風に向かっている僕だが、お休みの土曜日がやってきた。

土曜日、イグアスの滝、観光。
そして、日曜日、F1を観戦し、その夜に帰る強行プランである。

イグアスは予測どおり、とんでもない。

ブラジル 111_s.jpg

俯瞰で見たイグアスの滝

ブラジル 112_s.jpg

この豊かな水量がエネルギー資源になる!

4㎞に渡って、落差、100~200mの滝があちらこちらに・・・
最初に見つけた人は唖然だろうなぁ。

アフリカ、ビクトリアの滝、北米のナイアガラの滝。
来年、再来年は見に行こう。


F1はイタリアのサンマリノ以来である。
何度も書いているが、僕はテツ(鉄道オタク)である。
元来、自動車よりも、鉄道が好きだ。
しかし、F1は流石に違う。 男の血が震える。
ダイナミックかつ、金の掛かった大人のスポーツだ。

しかし、目の前でTVもなく見ていると誰が、誰だか、さっぱりわからん。
とりあえず、日本人で唯一のレーサー小林可夢偉を応援していたが、
2台ある車のどっちが小林可夢偉か、まったくわからん。

まぁ、興奮は絶頂に達し、血流は途絶え、僕は「擬似痛風」になったのだ。

ではでは・・・・

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2012年09月18日

射出成形ギアーメーカー「Winzerer」!

IMTSシカゴショー(工作機械見本市)に行ったついでに、
射出成形ギアーメーカーWinzerer を見学に行った。

Winzeler (34).JPG

なんと、スタイリッシュな工場。
社長の考え方一つで工場はいくらでも最先端の若い人たちが楽しんで働ける職場
になる。
アメリカン製造業、素晴らしい。

社長がデザインに優れた方である。
社内にギアーのいろいろなデザインが随所に散りばめられている。

成形の金型棚も綺麗だ。

Winzeler (32).JPG

メンテナンス現場もすごい綺麗。

フライス、旋盤の周りには塵一つ落ちていない。

Winzeler (27).JPG

帰りに、エンジニアのMr、マイクにシカゴ空港まで送ってもらった。
「John is Good President. He make a vision of this company. 
and I  respect him」
(ジョンはいい社長だよ!いつも会社のビジョンを語ってくれる。僕は彼を尊敬
していよ)
てなことを言っていた(若干違うかもしれないが、おおまかにはそんなことだ。)

Winzeler (7).JPG

この会社の特徴の一つは、デュポンと深い提携関係にあることだ。

いろいろ書きたいことはあるが、詳しくはわからん。
しかし、アメリカに3億人の人が住んでいて、3億人の需要がある。
そこでは、日本とはまた、違うやり方のものづくりが行われている。

必要なところで必要なものづくりをすることが必要だ。

あらためて・・・・ 

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2012年05月22日

ミャンマー視察

ミャンマーに初めて行った。

笑ってしまうしかないのが、ハイエースのコピー工場だ。

中国企業からの指導を受けているそうで、
本人たちにはコピーを作っているという自覚がまったくない。

そして、工場も写真撮ってOK。
品質管理はもちろん下記のような程度だ。




しかもこのハイエース、結構良い値段で売っているのだ。
1.5tのトラックが・・・2万ドル
ハイエースは ・・・・・2万5千ドル

初期(1990年代)の頃のこの工場は自動車整備板金工場だった。
日本から中古車を仕入れて、マークを外し、自社のブランドを付けて、
色を塗り直して売っていた。
(写真のとおり、その事業は今でも継続していそうだ。)



そこへ、ミャンマー政府からの政策で、
自国ブランドの自動車を作る会社を5社、政府が選んだ中にこの会社が入った。
現在は、年間6,000台の生産能力がある、と仰っている。
ほとんどの部品は中国から調達しているが,エンジンは日本製だそうだ。
3年以内に35%の部品をミャンマー国内で調達するように政府から言われている。
(しかし、実際に作るのは無理だろうなぁ。)


中国人が日本企業で盗んだコピー図面を使って、似たような車にはなっているが、
乗っているうちにすぐ壊れるだろうな~。
というのが正直なところだ。


何度も言うが、
本人たちはコピーを作っている感覚は全く感じていないようだ。、

もう1社。
これも昭和20年代の”The町工場”のプラスチック工場を見た。
こちらも中国製品、日本製品を見事にコピーし、
ビルマではシェアの75%を握っている雑貨プラスチック工場だ。



これは街中にある販売店。



ドンキホーテも真っ青の店内。


さらに工場の中も大変な状況だ。
どこに何の金型があって、どこにどの製品が置いたのか、
すぐにわからなくなるだろうなぁ?



さて、ミャンマーであるが、軍事政権で怖いイメージの国だが、
ビルマというと伝統があり、
なんか良い感じのイメージがあるのは僕だけだろうか?

今回の視察は、昨年10月以降、スーチー女史が民衆の支持を受け、
外交政策を積極的に受け入れる民主化を開始したことから、
東南アジア最後の投資対象国となる、ということで訪問してきた。

・製造工場3社。
・工場団地
・市内の賃貸オフィス
などを見て廻った。


ベトナムの10年前、中国の20年前のイメージである。
土地、建物はまだ、外国人は購入することが出来ない。
しかし、もうすぐで購入出来るようになるだろう。
そうなったら一気に投資が始まる。
この光景は上海の浦東のようになるのだろうなぁ???

下記は、ミャンマーと他国の比較表だ。
○△はあくまでも僕の個人的な見解なので、参考までに・・・

  【インフラ:道路:電力】 【賃金】 【人口】【日本からの距離=飛行時間】
         

ミャンマー5,000円6,000万10時間(ヤンゴン)
※直行便はまだないので、現在は乗り換えを含めて10時間位
インドネシア5,000円24,000万8時間(ジャカルタ)
タイ20,000円6,000万6時間(バンコク)
ベトナム10,000円8,000万5時間(ハノイ)
マレーシア20,000円2,500万7時間(クアラルンプール)

上記を見てわかると思うが、今のところ賃金が安く、面積も大きく、
人口が多いのがインドネシア、それを次いでいるのがミャンマーである。
マレーシアの賃金は意外だが、実際はインド人、インドネシア人、イスラム系
(イラン、アフガン)などからワーカーを受け入れて、
最低賃金を低くしているのが現状である。

確かに東南アジア最後の投資国としてふさわしいだけの人口、面積がある。
個人的な感想ではあるが、ベトナムや、タイ同様に親日でなおかつ、
人は良さそうである。
また、大学は英語授業が基本だそうで、英語の理解率が高いのも特徴だ。

あとは、政府の政策次第で、発展もすると思う。

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2011年10月18日

利益を出している会社とは…… <韓国ツアーレポート>

 
 
10月、韓国企業6社の工場見学をしてきた。
韓国中小企業の技術力は、すごい。
特に納期に関しては日本を上回っている。
試作金型の納期は日本が完全に負けているほどだ。
携帯や、デジカメ等の試作金型であれば5日。
なかには3日程度で仕上げる型屋も多い。

なぜ、韓国企業の技術力が高いかといえば、簡単な話だ。
サムスン、LGの要望に応えるにはそれだけ短納期が必要だということである。
お客様が厳しければ厳しいほど、要求に応えるために一生懸命働く。
そこが韓国企業の納期が早い理由だ。

今回、訪問してきた企業のうち自動車の冶工具をつくっている会社は写真OKだったので、
いくつか、写真を・・・

 
 
 
 
 
韓国 003.JPG
 
韓国でも、 『5S』 は当たり前のように浸透している。


 
 


さらに、 「見える化」。
  
韓国 004.JPG
 
 
 
 
そして、儲けを出すのはこれ、 「カイゼン」 活動だ。
 
韓国 005.JPG
 
 
 
 
 「 5S → 見える化、数値化 → カイゼン 」
 
 
この行動にPDCAが出来ている企業のみが、利益を出すことが出来る。
 
 

韓国の企業を回っていても、日本の企業を回っていても、
綺麗な会社が利益を出している。
そう感じる、今日この頃である。

 
 

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