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2015年10月13日

わたし、型屋の社長になります 上野歩 著

先週、「わたし、型屋の社長になります」が刊行された。
何度も読んでいるが(自画自賛で申し訳ない)感動の物語だ。

キャプチャ.JPG


物語は、花丘製作所(金型屋)の社長が、突然、倒れ、
娘が急遽、社長を引き継ぐという話だ。

過剰投資、売上減、社員の反乱などを経て、
社長として成長していく感動のストーリーである。

作家の上野歩くんとは、大学生時代からの付き合いで、エミダスマガジンの
「経営者の素顔」というシリーズをいつも担当してくれている。

彼に、製造業の話を書いてほしい、と頼んだことから、
2006年にエミダスマガジンで連載していた「KATAYA~金型屋物語~」が
始まった。今回、それを大幅に改定して、「わたし、型屋の社長になります」となった。

主人公のモデルは、日本電鍍工業(株)さんの伊藤麻美社長の印象と、
中辻金型工業(株)さんの戸屋さんをイメージしている。

日本電鍍工業さんの伊藤社長から、亡くなられた父の会社を再建していく、
という話を聞いて、本作のイメージが膨らんでいった。

主人公が継ぐことになる花岡製作所の外観イメージは、墨田区の(株)浜野製作所 さんだ。浜野さんは、鈑金屋らしからぬ工場外観で、工場のイメージを大きく変えてくれた会社である。同じく、京都の山本精工(現HILLTOP(株))も参考に させていただいている。

越後クリエイツ 関社長は、そのまま八海クリエイツ(現 hakkai(株))の関社長だが、
ここに出てくる関社長は、髭面で、若干印象が違う。

同じ成形業でほずみ合成工業所は、名古屋の(株)みづほ合成工業所さん。
入社してくる社員の藤川さんは、(株)丸山機械製作所さんの塩川副社長がモデル。

「削り屋」に次いで、製造業町工場の本格的な物語が誕生した。

少しでも、製造業に入りたいという若者が増えてくれると嬉しい。

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