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2007年01月04日
賀正 (作家・伊集院朔太郎)
新年明けましておめでとうございます。
今年も何の役にも立たないことを言い続けますが、よろしくご容赦ください。
今年の正月は、何十年ぶりに箱根だった。
まだオレが世間からお坊ちゃまと呼ばれていた幼少の時以来だと思う。
なにしろ、お受験が終わったのが、11月。
年末年始にどこか行く?って言い始めたのが12月。
さすがにアメックスにも無理と言われ、JTBに駆け込んだ。
当然のように、ハワイなんぞ取れるはず無い。
取れても、遊びに行く金なんて残ってない。
なにしろ、この2年で600万円強の多額な投資を娘に注ぎ込んできた我が家なのだ。
合格してからも、入学金やら、寄付金やら、制服等々で100万円近く使った。
手短に、またまた福島県のハワイへと思いがよぎったが、娘から
「ごはんがおいしくないって、パパの機嫌が悪くなるからイヤ」
って言われてしまって、5歳の娘にここまで気を使わせるもいかがなものかと反省。
JTBのお兄さんに
「暖かく泳げるところ、どこかお勧めは無いかい?」
って聞いてみると
「ユネッサンなんかどうですか?」
「ユネッサンって箱根?」
って顔をしかめるオレに
「馬鹿にしたもんじゃないですよ、結構リピーターもいるし、家族で遊ぶにはいいですよ」
って答えるJTB。
「水着のお姉さん、いっぱいいる?」
って小声で聞くオレに
「ええ、バッチリです」
って小声で答えるJTB。
そんなこんなで家族サービスと少しだけ中年エロオヤジの野望を胸に箱根へ行った。
箱根小湧園、ついたとたんに上機嫌だ。
「お客様、お客様のお車は大切にこちらに置かせていただきます」
って玄関横の屋根着きにスペースに1台だけ置いてくれた。
特別扱いが大好きなオレにとってこれ以上ないっていうほど満足じゃ。
2泊してみたが、記念写真までとってるお姉さんもいてうれしい限りじゃった。
でも、このハマー、もうすぐ手放すのじゃ。
なにしろ、金が足らん。
なんちって。
3月から娘の小学校通学に合わせて東京へ引っ越すのだが、家賃が○十万なんてうえに、クルマの置き場所が確保できそうもないのだ。不動産屋さんが言うには、あんな大きなスペースあんまり無いですよ。あっても6万以上かかるとのこと。しかたなく手放そうということになったのだ。
まあ、評判悪いし、乗り心地悪いし、2年乗ったし、ちょうどいいやって感じ。
肝心のユネッサンですが、まあ結局はお風呂です。
お正月のお風呂と来れば、おばあさんでしょ。
カップルとか、女の子のグループとか少しだけいたけど、50点くらいのところか。
でもまあ、お肌もツルツルで久しぶりにゆっくりできた正月かな。
明日からは、北は福島、南は九州と、新年の挨拶回りの旅。
2週間ほど、日本半周の旅。
楽しみじゃ。
2007年01月04日 11:57