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2007年04月07日

しあわせのかたち 作家・伊集院朔太郎

今日は土曜日、やっときた週末だ。
今まで、1週間が短くて、1年が短くてという生活だったが、遠距離通勤をするようになって1ヶ月。週末が待ち遠しいなんて幾つの時いらいか。


高輪に転居して1ヶ月。
週末のたびに、おのぼりさん状態の我家は、近隣のお店はほとんど行った。
先週も女房殿のご希望でプラチナ通りまで散歩した。
洒落た店を見つけては、ここでランチをしようと女房殿は言う。
なんでこんな屋根も無いような排ガスだらけの店で食べなきゃいかんのだと断るオレ。
ここなんてすごく有名だよ。入ろうという女房殿。
なんでこんなガラスだらけの見世物小屋のようなところでメシを食うのかと断るオレ。
もう疲れたからどこでもいいからご飯食べようというチビ。
迷ったあげくに入った店は、プラチナ通りにとても似合わない汚いラーメン屋。
味も最低に不味かった。
不味いラーメンを食べながら、さっきのお店が良かったなあと、つぶやく女房殿。
どうして排ガス吸いながらメシを食う気になるのか理解できないオレ。
ここはイタリアじゃなくて、クルマの多い東京なんだと、ぼやくオレ。
「パパさあ、ああいう環境で食事したいから、みんなここへ来るんでしょう」って断言する女房殿
「それって、しあわせなのかなあ」ってつぶやくオレ。
「そうだよ、白金とか高輪とか麻布とかに住むのって、すごいことだと思うよ」幸せそうに女房殿は言う。
人間のしあわせってそんなもんだろうかと自問するオレ。
まったくわけがわからん。
それにしても疲れるしあわせだ。

2007年04月07日 09:26

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