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2007年10月03日

隣、空いてるけど 作家・伊集院朔太郎

今週は出張ウィークだ。
昨日の早朝に家を出て空路、九州へ。商談後、新幹線で大阪へ向かう。
朝食は機内で取り、昼食は新幹線内で駅弁を食す。
オレって、何者?って感じの過密スケジュールだ。


それにしても、羽田へ向かう電車の中での隣のボックスのおばさま二人の賑やかなこと。
どうも久しぶりの友だち二人の旅行らしい。気分は完全に女子高生だ。
その二人、羽田へ着くと駆けるように降りて行った。後には、座席に忘れられているジャケットが。
あ~あって思ったオレは、ジャケット片手に後を走り出す。
こんなときに困るのが呼び方
「お姉さん」じゃないし
「おばさん」じゃ怒るだろうし
結局、「すいませ~ん、忘れ物ですよ」って叫びながら走らされる始末。
階段の手前でやっと気付いたおばさまたちは、
「あら、いやだ~」
「なに、やってるの~」
って、ろくにオレにお礼も言わずにジャケットを受け取っていった。
まったく、女子高生以下だって、届けなきゃよかったって、不満満々なオレに次なる災難が襲ってきた。
エスカレーターに乗っているオレに向かって上から荷物がごろんごろん転がってくるではないか。
「え~」って思いながらも「ドスン」って受け止めたオレ。
すると上から
「すいませ~ん」
「なに、やってるの~」
「キャキャキャキャ」
って声でエスカレーターを逆走して降りてくるのは、さっきのおばさまだ。
しかも、またしても、ろくにお礼も言われなかった。
まったくと思いながらも、今度こそ気をつけて楽しい旅行をしてくださいうねと願う心優しいオレなのだ。

機内の朝食は、まあまあって感じ。
「スーパープレミアムのお客様ですね」ってサービスを受けたが、なにしろ眠かった。
6時の便だもん。
係りのお姉さん(CAとも呼ぶ)、良い感じです。
すかさず、「カレンダーの7月に出てた?」って聞くと
「いやあ、そんなことないです」ってお姉さん
「じゃあ、8月?」って食い下がるオレ
「カレンダーには出ていませんよ」って笑顔で喜び爆発のお姉さん
「そうなんだ。オレだったら載せたいけどなあ。なんだったらウチの会社のにでる」
「無理ですよお、お客様はどういうお仕事なんですか?」
「オレ、オレは売れない小説家」
「すご~い、素敵なお仕事ですよね」
「え~、でも金ないよ」
「そうは見えないですけど。ウフフ」
「まあ、カレンダー出ても良いかなって思ったら連絡ちょうだいよ」って連絡先をさりげなく渡すオレ
こんな無駄なところにエネルギーを使うのがオレのリフレッシュ法なのだ。おかげで目も頭もバッチリだ。

新幹線の中で食べた駅弁は、「明太子弁当」
白米、明太子2個、小さな唐揚げ2個、小さい玉子焼き1個、煮物少々といった感じのどちらかといえば寂しい感じの弁当だ。ただただ、明太子を味わってくれという意思が伝わってくるような弁当だ。
さすがに明太子は美味かった。明太子に一家言持っているオレに美味いと言わせるとはなかなか味な弁当だった。諸君も博多へ行くことがあったら食してみるといいぞよ。

大阪市内の目的地へ向かうのには、いくつかの電車を乗り換えるのだが、このときオレ気がついた。
どうして、オレの隣に座らないの?
空いてるよ
座れるよ
どうして離れた席へ向かうの?
そういえば、いつもそうかも。
もしかして怖い?
隣に座ったくらいじゃ妊娠しないよ
オレ、臭くないよ。(きっと。ただ最近、加齢臭対策を始めていますが)

諸君はどうですか?
内原の隣にも座らないだろうなあ?
もっと座らないのが、グッさんだろうなあ。でも、グッさん、電車似合わねえし。

あ~時間だ。
今週いっぱいは、大阪です。
伊集院に新地で奢りたいという方、ご連絡お待ちしています。


2007年10月03日 08:07

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