2019年03月20日
Youtuber
コンバット5のYoutube動画を、掲載することにした。
どうしたらいいか、わからない中、まずは「ロバとわたしと王様」(1988年頃 作詞・作曲)の
PVを載せてみた。
次に3月9日に行われた「ものづくりMUSIC FES in 水戸」
で、演奏させて頂いたライブ映像を掲載してみた。
「タカノのテーマ」(群馬県太田市 株式会社タカノ テーマ曲)
みんなにチャンネル登録をお願いして、100は超えたい。
バンドだけでなく、僕が手伝っているオーケストラ・トリプティークの映像も創ってみた。
僕のもうひとつの趣味、「乗り鉄」で世界中の鉄道の映像を撮りためている。
それとオーケストラを組み合わせた映像だ。
うーっ、美しい。
映像も、曲も美しい。
しかし、誤字、脱字も多い。
高山本線 ← TAKATAMA本線(高玉本線になっちょる)
うーん。
コンバット5のCDはこちらで販売してます。
2016年06月27日
世界最大の鉄道模型
京都の鉄道博物館がオープンした。
大宮、名古屋(リニア)など、鉄道博物館は多いが、ドイツは流石である。
ハンブルグの「Miniature Wunderland」に行った。
ここは、世界最大のミニチュア鉄道模型館である。
場所はハンブルグ中央駅から、Uバーンで4駅 Baumwall駅から徒歩5分の場所だ。
ここはHOゲージに特化している。
この映像を観てほしい。
http://www.miniatur-wunderland.com/
やばいっしょ。
なんでもオーナーの方が子供のころから兄弟で大の鉄道模型マニア。
10歳の頃に世界で一番大きい鉄道模型を作ろうと考えた。
大人になって、鉄道模型をやるのは、お金が掛かることがわかった。
そこで、自分の夢を銀行に持って行った。
銀行は、1億円、融資してくれた。
そこから夢に向けて挑戦が始まったのだ。
現在では、従業員200名以上を抱える企業へと成長した。
世界中からの訪問が列挙してある。
日本人の訪問者は、まだ、25,000名である。
圧巻なのは、ハンブルグ空港をモデルにした”Knuffingen Airport”(ナフィンゲン空港)エリアである。
下手な特撮映画の模型よりも遥かに出来がいい。
また、鉄道だけでなく、バス、トラック、乗用車の動きも複雑だ。
すべての制御は、コンピューター制御になっている。
これまでの歴史は、
2001 ドイツのOsterreih地方
2001 ドイツのknuffingen地方
2002 ドイツのhamburg駅周辺
2003 米国
2005 スカンジナビア
2007 スイス
2011 knffingen空港
2016 イタリア(未完)・・・作っている最中だった
の順番でオープンしている。
今後もどんどん作り続ける予定だそうだ。
JAPANエリアも作ってほしい。
関水金属さん、トミーさん、頼みます。
これに負けないくらいの日本初の鉄道模型ミュージアムも作ってほしい。
日本では
原鉄道ミュージアム
リニア館
などが有名であるが、模型の精巧さでは、原鉄道ミュージアムが多少は凄いが、
他はいまいちである。
日本の鉄道模型マニアの力を結集して作ってほしい。
いやぁ、楽しかった。
2014年08月19日
インドネシア 伊藤製作所+鉄道旅
インドネシアに行った。
(株)伊藤製作所インドネシア工場にお招きをいただき、
諸イベントに出席させていただいた。
伊藤製作所インドネシアは、伊藤製作所フィリピンに引き続いての海外工場である。
伊藤製作所は、三重県四日市で従業員約50名強の中小企業だが、2つ目の
海外工場となる。
インドネシア工場は、立ち上げに日本人スタッフ1名とフィリピン人4名が携わった。
フィリピン工場のエンジニアが立ち上げに参加することで、言葉の壁が殆ど無く、
技術移転が極めてスムーズに進んでいる。又、初期の教育費用が大幅に
軽減された事は同社の業績に大きく寄与している。
●フィリピン人スタッフと川崎副社長
左からJAYSONさん(プレス、金型保全)、JOENさん(金型設計)、川崎副社長、
LARRYさん(金型仕上、組付け) 、NINOさん(CAM、NC加工)
●朝礼
朝礼の時に「We can do it」を合言葉に日本のような朝礼が行われる。
●見える化、数値化も徹底している。
●生産数量の変化
現地駐在の川崎副社長によれば、来年には黒字化する勢いで生産数は
伸びているそうだ。
●記念式典
この日は、新事務所開設記念式典が行われた。
弊社の金澤部長、Ms.Wangiもなぜか?駆り出され、インドネシア語の歌に合わせて
踊った~♪
自動車の生産台数で、現在120万台のインドネシアだが、次の10年で倍増が
予想されている。
フィリピン人と日本人、そしてインドネシア人、三カ国の社員の見事に結束した
ティームワークでつくり上げる、伊藤製作所インドネシアの3年後が楽しみだ。
●インドネシア工場最大の300tプレス
閑話休題。
伊藤製作所インドネシアに行く前に、
「ボルブドゥールを見たい~」という弊社動画担当大臣”湊”の希望を叶えるべく、
ジョクジャカルタに行った。
寺院として綺麗なだけでなく、近所の山々との景観が素晴らしい。
我々が行った時には思い切り晴れていたので、グレートな景色を望むことが出来た。
これは普段の行いが良いからである(湊、談)。
●ボルブドゥール寺院(世界遺産)
なぜか?富士山が見える。 ジャワ富士???何山? しかし、綺麗である。
そして、さらに、さらに湊と僕の希望で飛行機は止めて、鉄道で移動しよう
ということになった。
インドネシアのジョグジャカルタ~ジャカルタ 約500kmを8時間かけて移動した。
鉄道の旅はいいものだ。
●鉄道
たくさん時間があり、車窓を観ながら感慨に耽る。
そんな時間が持てるのが鉄道旅の良いところである。
そして、鉄道で移動していると複線化工事中だ・・・
うぉー、インドネシア、鉄道工事やっとるのか~とネットを調べると・・・
インドネシアではJAICAの協力(円借款)で日本から鉄道技術の輸出が行われている。
現在、ジャカルタの都市鉄道、ジャカルタ→バンドン間の複線化などプロジェクトは目白押しである。
更にいろいろ調べると新幹線なども提案されている。
インドネシア 高速鉄道計画で日本優位
そうか、そうか、日本はやはりインドネシアと手を組むのか~などと感慨に耽る。
●見よ!水田、棚田。
素晴らしい景観だ。街も綺麗である。
インドネシアの田舎は、綺麗だ。(ジャカルタは、汚いが・・・)
車窓からじっくりと水田を見ていると、数十人の人々が農作業を共同で行い、
手作業で稲を叩いたりしている。
という事は、井関農機や、クボタがこれから農業機械をドンドン売るのではないか?
とネットで調べたら、イセキ、クボタ共に昨年から今年にかけて現地工場を作っている。
これだけの市場があったらそうだよなぁ、などと感慨に耽る。
人口2憶4千万 バイク700万台、自動車生産台数120万台、
米の生産量、中国、インドに続き世界3位。 いろいろな事が見えてくる。
美しい田舎の景観からだんだんと大都市ジャカルタに近づいてくる。
そして、ジャカルタに入って思ったのは、汚い街だ・・・という事。
田舎のインドネシアはとても綺麗なのに、大都会ジャカルタは汚い。
これは、かつて、中国、バンコク、ハノイなどでも思った事だが、
急速に都市化が進行すると美しい自然が壊れるだけでなく、
人間のモラルが壊れて、自分主義(自分だけが良ければいい)が横行するのだ
(かつての東京もそうだった)
それで、掃除は他人任せで、街を綺麗にしようという意識が薄れ、都市は
ゴミ溜と化していく。
仕方のない事ではあるが、悲しいのだ。
田舎の大自然を残しつつ、発展する性(さが)は無いのだろうか?
人類よ、英知はどこに行ったのか?
などと鉄道旅は、感慨に耽る時間を与えてくれる。
みなさんもぜひ、鉄道旅を見直してください。
特に、日本の地方鉄道は良い。 一両編成のやつが良いですよ。
単線、2時間に一本。鉄道に乗って、感慨に耽りましょう。
あっ、今日はインドネシアの鉄道だった。
うん、インドネシアも良い。良い。良いぃ。 8時間。
僕と湊は堪能したが、金澤部長、Ms.Wangi、丸ちゃんの3名の女子は、
本当にご苦労様でした。
ごめんなさい。
●電車に1時間で飽きているMs.Wangi
ショッピングの方が良かったよね?
女子は買い物。という事で、女子諸氏には、買い物を堪能していただいた(笑)。
2013年10月29日
都市計画
東京オリンピックが決まり、7年の時間をかけて東京都市再生計画が始まる。
鉄道&道路マニアの僕としては、夢が膨らむ7年間だ。
いろいろと都市計画を考えてみた。
<環境>
●放射熱シャットアウト計画
熱い東京の夏を日本人の知恵で涼しくする。
都内ビルの屋上緑化義務制度、屋上緑化に加え、
枝垂れ、壁面緑化を推進。
また、一部のビルから、屋上近くから霧状の冷水噴霧を行い、
オリンピック選手等がよく歩行する道の温度を2~3度下げる。
ダイキン、三菱電機、パナソニック電工などと技術供与を行い、
税金を使わず、企業PRにて改善実行する。
上記企業に室外機の温度低下方策を検討してもらい、
室外機から出る温度を10度低下させる。
<鉄道>
―新幹線 イメージ図―
●空港鉄道の強化
成田リニア計画 再始動
JR東海はすでに品川発でのリニア計画を発表している。
しかし、なぜ?品川か?
JR東日本の代表駅は東京駅である。
なので、やはり、リニアは東京駅に戻すべき、というのが僕の考えだ。
(頼みます、JR東海さん)
さらに、リニアは、成田発で然るべきだ。
成田→東京→名古屋→大阪 の一貫で、
国家1000年の計で最重要課題である。
松戸以西は用地済。都内は大深度法適用。
成田に着いた外国人が、30分で甲府経由、長野に2時間で着ける。
1時間で奈良に行ける。外国人も日本に来たくなる。
●営団、都営、JR、私鉄の乗換短縮化、バリアフリー化
各地でイベントが開催するにあたり、各社間の乗換時間短縮
現在は、特に異会社間でのバリアフリーが全く出来てない。
国主導で、異会社間のバリアフリー乗換時間短縮。
●武蔵野線 環状化、高速化、快速化、オリンピック晴海鉄道接続
現在、都内を横に横切る高速線がなく不便。
そのために、葛飾(僕が住んでる)から八王子、府中、青梅などに行く場合は、
2時間かかる。
武蔵野線をつくばエクスプレス同様の路線構造に改造し、
最高速160kmの高速化を図る。
お台場→木場→浦安→西船橋→新松戸→越谷→東川口→南浦和→
武蔵浦和→朝霞→小平→西国分寺→府中
さらに 小田急、東急、川崎を結び、お台場まで貫通。
環状線を約1時間ちょっとで走行。
JR東日本での東京都内の混雑解消にも繋がる。
さらにオリンピック時には、この路線から、晴海埠頭に支線を出し、
選手向け特別列車を設ければ、
成田(北総線)→東松戸(武蔵野線)→西船橋→木場(特別線)→晴海埠頭駅
以上を平均時速150km(最高速160km)、40分で結ぶことが可能。
<自動車>
―千里インターチェンジの航空写真―
●渋滞解消
首都高速の見直し。
荒川、多摩川沿いの沿岸路線の拡充。
首都高の難点は、2車線しかないことだ。
そのため事故が起きるとダメになる。
現状からの作り直しは無理なので、用地買収も難しい。
そこで、荒川、多摩川、荒川に沿って両側に新設路線を敷設(用地買収が不要)
および増水対策、自転車道同時併設、
電力路線など、河岸沿いの設備を拡充することで、
南北、南西への通行力強化を図ることが出来る。
第二湾岸は計画中で早まると思うが、最初から片面4車線以上で着工お願いしたい。
●川沿い、海岸沿い、首都高下に自転車道を作る
オランダ、北欧等のように自転車道を多くつるくことで
自動車の都内流入量、鉄道のラッシュを防ぐことが出来る。
特に首都高下の空間を利用すると、多くの方が雨の日でも自転車で移動できる。
首都高の橋桁強化工事と共に進めていただけるといいのでは?
2013年08月27日
北海道鉄道記
夏は北海道じゃ。
夏の東京は大嫌い~。
それで、毎年、夏になると北海道に逃げる計画を立てる。
<(株)キメラ様、(株)ワールド山内様見学ツアー>
そして、僕はそのツアーに乗じて、電車一人旅ツアーを開催するのである。
北海道の鉄道は、なんと面白いことか。
駅名である。
こんな駅名が頻繁にあるのは、JR北海道だけだ。
礼受(れうけ)
阿分(あふん)
信砂(のぶしゃ)
舎熊(しゃぐま)
留萌本線の終点駅
増毛(ましけ)
この駅には、日本最北端の醸造所、国稀がある。
そこで、僕は、JR北海道駅名カードを見つけてしまった。
醸造所に行って、なんと駅名カードを100枚も買ってしまった。
<駅名カード>
酒は買わなかった。
だって重いもん。
さらに列車旅は続く。
雄信内(おのっぷない)
日本最最北端の駅、稚内(わっかない)
ついでに南稚内。
そーいえば、今回の旅は、腹が立つことも多かった。
夏のJR北海道のサービスは最低である。
以前、JR九州のブログを書いたが、正反対だ。
今回も夏の旅行シーズンなのに一編成の車両。
2時間近く立ちっぱなしで、山手線状態。
なんで、車両を増やさない>JR北海道
せっかく、涼しい北海道に来て、満員列車に乗せられるとは思わなかった。
まぁ、文句を誰に言えばいいかもわからんが、
北海道は観光立国だということを認識してほしい。
その旗印となるべくJR北海道のサービスの悪さは、いったいなんなのだろう。
俺にJR北海道の社長をやらせたら観光客を10倍にしてみせるぜ。
なんてったって、JR北海道の景色、駅名、駅舎、線路、
素晴らしいところだらけである。
<新十津川駅舎>
北海道といえば、ラーメンも各地、各所で美味い。
<稚内青い鳥ラーメン>
<ラーメン十勝平原>
温泉もある。冬はスキー、スノボ。
もっと、もっとサービスをよくして、観光客を1000万人、呼び込むべきだ。
スイスは、人口700万の国だが、観光客は7000万人来る。
北海道は、人口500万なので、もっともっと観光に力を入れて欲しい。
頼むよ、JR北海道。
2013年05月07日
日本の鉄道技術・光と影
<GWに鉄道旅行に出かけた北海道・江差>
先日、渋谷駅で副都心線と東急東横本線が繋がり、
5社連結のとんでも鉄道が開通した。
東武線、西武線、副都心線、そして、京急東横本線、横浜高速鉄道の五路線が繋がった。
東横線は今度、横浜地下鉄グリーンラインと接続し、さらに相鉄本線とも繋がる予定である。
凄い、凄い、凄い。
JRは来年、東京→上野間に東北・常磐線と東海道線を繋げる予定だ。
これにより、現在、渋谷、新宿、池袋経由で南北を繋げている湘南新宿ラインに加え、
品川、新橋、東京、上野経由で東海道から、
東北・常磐線に直通線が敷かれることになる。
いやぁ、凄い、凄い。
鉄道というのは、ダイヤ(時刻表)に準じて動いている。
一体全体、どうやってこれだけの鉄道の連絡網を
2~3分単位で狂いなく動かしているのか?
いやはや、もう、日本の鉄道運行というのは世界的に見ても神業である。
さらに、快速、準急、急行などが入り乱れて、
あっちから来た電車がこっちで普通列車を追い抜き、
こっちから来た電車が、あっちで普通列車になったりする。
(なんか、文章おかしい????)
東京だけでも、
京急・都営浅草・京成・北総線・・・
常磐・地下鉄千代田・小田急・・・・etc
東京の街は、3路線以上の"とんでも路線"だらけである。
世界中、どこの国に行ってもこんな凄い都市鉄道はない。
北京、上海、ソウル、パリ、ロンドン、ニューヨーク、シドニー・・・
どんな国に行っても、地下鉄が特急になったり、
いくつもの私鉄、国鉄(JR)が路線入り乱れで走る鉄道は、
そう多くない。
一体全体、どんな運行システムになっているのか?
僕にはさっぱりわからない。
そして、新幹線。
日本の新幹線は揺れない。
電車の中で手帳に日記を書けるのは、日本の新幹線だけだ。
海外の新幹線は、韓国も、ドイツも(台湾は乗ったことない)、揺れて揺れて、
とてもじゃぁないが、筆記などできない。
そして、無事故記録。
日本はこの鉄道技術をもっともっと世界に売り込むべきである。
リニア・・・
これは、JR東海が創る事になったらしいが、国も絡むべきだ。
成田~東京~甲府~名古屋~奈良~大阪
JR東海は"品川発"などと言っているが、視野が狭い。
リニヤは、日本の技術を代表する世界的技術である。
外人に知って頂くには、成田からリニヤを始発にし、
成田に来た外人を乗せて、
30分で甲府、35分で名古屋、1時間で大阪を実現してほしい。
さすれば、日本に来た外人はびっくり仰天である。
流石日本・・・という事になるはずだ。
オーストラリアからスキーに来る外人は、
甲府であさまに乗り換え、2時間で長野でスキーが出来る。
欧州から寺を見に来た外人は、奈良で下車し、京都に行くことが出来る。
名古屋、大阪も1時間以内である。
そして、リニヤからの乗り換えもバリアフリーで頼みたい。
自動車技術も凄いが、鉄道技術も凄いのだ。
さて、そんな中で廃線になる鉄道もたくさんある。
僕は、GWで北海道新幹線(2015年函館まで開通)のかげで廃線予定の
江差線に乗りに行った。
<江差駅ホームの看板>
江差駅・・・なくなるんだなぁ・・・
なくなる鉄道もあれば、新しく出来る鉄道もある。
時代の趨勢じゃぁ。
しかし、日本の鉄道よ!頑張ろう!
<江差駅ホームから見た電車>
<江差駅の入り口>
<江差駅からの運賃表>
2013年03月12日
九州の旅
九州に行った。
仕事は、九州のお客様を回ること。
趣味は、九州の鉄道(肥薩線・・・肥後の国と薩摩の国を結ぶ路線)に乗ること。
以上の目的である。
株式会社フュージョンは、
熊本で機械加工を行っている設立9年目の企業である。
マシニングセンター17台を機軸として、短納期の機械加工を得意としている。
お客様の要望があれば、当日受け、当日出荷も厭わない。
そのため、社内はいつでも臨戦態勢である。
國武社長は、変り種である。
元国体の体操選手出身だが、
その後、警察官を経て、地元の機械加工業者で営業を経験し、
株式会社フュージョンを設立した。
エミダス会員の多くの機械加工屋は、
社長自らエンジニア(職人)出身の社長が多いが、
「僕は機械を知らない。お客様の要望に応えるのが僕の役目だ」と
國武社長は語る。
短納期の要望に徹底的に応えることが功を奏してか、
リーマン以降も業績を伸ばし、躍進中だ。
翌朝、午前中、時間があったので熊本城を観にいった。
九州はエンタテイメントに燃えていると聞いていたが、
まさか、熊本城がエンタテイメントになっているとは知らなかった。
歴史の感じる流麗な石積みに感動しながら、いよいよ入場。
サムライの恰好をした若者が、話しかけてくる。
サムライ「何か用事はござるか?」
内 原 「殿様はこの城に住んでたんですか?」
サムライ「いや、城は武器庫でござった。
こちらの宝殿が殿が住まわれていたとされている。
しかし、殿がどこにいるか、わかってしまっては、暗殺されるかもしれんので、
正確な場所はわからんのじゃ。」
内 原 「へーっ、殿様は城に住んでなかったんだ」
サムライ「そうでござる」
内 原 「ども、ありがとう」
サムライ「礼にはおよばぬっ!」
いやぁ、かっちょいい若者だ。
話を聞くと、市の役人だそうだ。
面白い商売もあるなぁ、と思い、熊本城を見学した。
このサムライたちのおかげで、見学は大変面白いものになり、
大満足状態で熊本城を後にした。
熊本城
熊本城の中
午後は、株式会社マルマエ(機械加工・・・鹿児島)にお伺いした。
株式会社マルマエの前田社長は、バイク八時間耐久レースのレーサー出身である。
バイクのチューンアップなどを手掛けながら父親のマルマエ工業を継いだ。
その後、業務を拡大し、半導体製造装置、液晶製造装置、太陽電池製造装置などの
大型製造装置の機械加工を手掛け、2006年にマザーズに上場した。
しかし、2009年リーマンの影響で売上が激減し、銀行管理下になった。
現在は、業績もだいぶ回復した。
苦労を重ねた前田社長だが、美味しい鹿児島料理を食べながら、
製造業の未来を語り合った。
翌朝、いよいよ肥薩線の旅である。
hakkai行方専務にお付合いいただき、朝7:46 出水発 で八代に着く。
八代からいよいよ肥薩線の旅の開始である。
肥薩線
肥薩線は、肥後の八代を起点に
日本3大急流の一つ球磨川沿いを流麗に走り人吉まで。
人吉から薩摩の国、吉松までとそこから、
鹿児島隼人までの約120キロの路線である。
約4時間かけて、二度の乗り継ぎをして列車は走る。
エンタテイメント列車なので、やたら停車時間が多いのだ。
景色のいいところは必ず列車が止まる。
さらに客室乗務員は、すべて薩摩(肥後)美人。
最初に検察に来た後に、飲み物を売りに来る。
ここまでは普通だが、3度目にはスタンプカードを押しに来てくれる。
そこで仲良くなった所で、
4度目にキーホルダーとクリアファイルを売りに来る。
5度目は、写真を撮ってくれるという大サービスだ。
5度目のサービス
花丸大回転と呼んでいいか、疑問だが、
ともかく、車中、お客様を飽きさせないサービス満点である。
途中下車駅に止まると、田舎のおばちゃんと子供たちが手を振り、お出迎え。
おにぎり2個150円。ゆでたまご3個100円の大判振る舞い。
さらには子供駅長もいる。
途中下車駅の様子
子供駅長
旅は、素晴らしいが、ここまでエンタテイメントにしてもいいのだろうか?
ふと、田舎のおばちゃんが、列車が走り去ったあと、ベンツかなんかに乗って
「今日の客はけちいなぁ、」などと雑談をしていないかなどと想像してしまった。
いやぁ、九州のエンタテイメント列車、堪能させていただきました。
2012年07月24日
『日本のローカル鉄道』
僕、「てっちゃん」です(知っている方も多いと思うが・・・)
先週は、岐阜の長良川鉄道に乗った(正式名称 越美南線)
ついでに太多線、愛知環状線に乗った。
【長良川鉄道】
【愛知環状線】
富山でセミナーをやった帰りに、名古屋の大谷所長に北濃駅まで送ってもらい、
そこからテクテクと乗り継いで東京に戻ったのである。
【城端線(じょうはなせん)1】
【城端線2】
そうそう、JRを儲けさせるのもいいが、みなさん、ぜひ地方鉄道に乗った時は、
地方鉄道で新幹線の切符とか買ってほしい。
そうすると手数料が地方鉄道に落ちるのだ。
地方鉄道は、どこも暖かく、気持ち良い鉄道が多い。
しかし、経営は苦しいところが多い。
天下り高速道路がバンバン出来るおかげでみんな、鉄道に乗らなくなっている。
今年は、十和田鉄道と長野電鉄屋代線が潰れた。
仕方ないので僕は、潰れる前にぎりぎり乗ってきた。
【十和田鉄道1】
【十和田鉄道2】
【長野電鉄屋代線】
さて、地方鉄道に乗る醍醐味は日本の田舎景観や、壮大な景色である。
一番前の車両に乗ったなら、そこは異世界への入り口となる。
こんな凄い景色がが日本にはある。
こんな素晴らしい風光明媚がたくさんある。
列車ごとに違う景色を楽しめるのが乗り鉄旅の醍醐味だ。
僕は「乗り鉄」であるが、一日3~5時間しか乗らん。
ゆっくり、温泉に浸かったり、地元のラーメンを食べたり、そんなことをしながら、
ゆったりと鉄道に乗るのが好きだ。
鉄道オタクといってもいろいろある。
ざっと思いつくままに上げると下記のようなところか・・・
撮り鉄1--------電車撮り鉄
撮り鉄2--------風景撮り鉄
撮り鉄3--------橋、トンネル、駅、等、マニアックなものに焦点を当てて撮る
音鉄1----------発車メロディ鉄
音鉄2----------車内放送鉄
音鉄3----------走行音鉄
鉄道模型鉄1----レイアウト鉄(鉄道模型レイアウトを作るのが好きな鉄)
鉄道模型鉄2----車両集め鉄(マニアックな車両を集める鉄・・・究極の金持ち鉄)
橋鉄------------(橋を見ると感激する。建築マニア系か?)
駅鉄------------(駅舎を見るのが好き。これも建築マニア系???)
乗り鉄-----------(純粋に鉄道に乗るのが好き)
駅弁鉄----------(駅弁を食べながら鉄道に乗るのが好き・・・単に食いしん坊?)
切符鉄----------(切符を集める鉄)
スタンプ鉄-------(駅のスタンプを集める鉄)
時刻表鉄--------(旅を想い、時刻表を見るのが好きな鉄・・貧乏なだけ?僕も昔そうだった)
鉄道業務鉄-----(運行、施設、機器などに興味を持つ本格鉄)
歴史鉄----------(鉄道の歴史をひたすら調べる鉄)
同人誌鉄--------(鉄道の同人誌を発行する鉄)
鉄道投資鉄-----(鉄道会社の株式にひたすら投資する鉄)
以上。
撮り鉄、鉄道模型鉄などは分類がもっともっと多いが、細かいのは省く。
ほんま、人間って幅広い趣味を持つよなぁ。
鉄旅をしていて本当便利だなぁと思うのが、【iPhone】である。
【iPhone】があるおかげで、知らないことをすぐに調べられる。
先日、愛知環状線に乗った時、「なんで、この鉄道は環状でないのに環状線なのか?」
調べたらすぐにわかった。
地図機能もすごい。
「鉄」にとっては、橋を渡ることは一大イベントである。
橋はかっちょいいのだ。
その橋がいつ、どのタイミングで来るか、見逃さないようにするために
【iPhone】の地図機能は便利である。
川をどう渡るかは、いつ橋を渡るか、どのような橋を渡るかを
推測することができる。
インターネットは偉いなぁ。
そんなことで鉄道の楽しみ方はいろいろある。
どう楽しむかはみなさん次第だ。
例えば、地方にマイカーで出掛けた時に、
鉄道に乗るイベントを途中で入れてみてはいかがだろうか?
楽しいですぜ~、すごいですぜ~、最高ですぜ~
みなさん、鉄道に乗り、日本を想い、日本を見直し、日本の再生に想いを馳せよう!
PS. 僕はローカル線が大好きです。
山手線は混んでいるのであまり好きじゃぁありません。ごめんね、山手線。
(でも、あんたは、稼ぎが日本一の鉄道だから偉いよ!)
2011年05月24日
ものづくりで重要なのは基礎である
鉄道模型メーカー関水金属にお伺いし、加藤会長、工場長のお話を聞いた。
鉄道マニア(僕の場合は乗りテツ=鉄道に乗るのが好きな鉄道マニア)
の僕には、たまらん工場見学会だった。
●<関水金属 加藤会長のお話>
本所吾妻橋で生まれ育った。子供のころ、東武鉄道の操車場に行くのが好きだった。
東京駅の下にあった交通博物館、万世橋の鉄道博物館にもしょっちゅう行っていた。
就職したのが三菱電機。そこで、機械加工を覚えた。
現在の会社の基礎を学ばせていただいた。
昭和32年創業、文京区関口水道町でできたので関水金属、
台風で被害にあったので西落合に移る。
夜間無人運転でやるので、若葉の工業団地に移った。
鉄道模型をいかにして普及するかに専念してきた。
免振構造の工場をつくった。鹿島建設。
ゴムの基礎の上に工場がのっかている。
放電加工機は昭和36年に入れている。
一貫生産をしている鉄道模型メーカーは、世界で一社だけである。
見よ!この精緻な世界観
●<工場長のお話>
ものづくりで重要なのは基礎である。
最近のマシニングセンターはボタンがあれば、ものが出来てしまう。
しかし、判断基準がない。
工具の摩耗だが、たとえば工具が2/100減った時、
どう対応できるのか、答えられるのが本当の技術者である。
材質、刃物の切れる原理、機械の剛性などを考えて、
どう対処できるかが、ものづくりの基本である。
それが出来なければ、最適な製品はできない。
そういったものづくり技術の基礎を若い人に伝えたい。
先日、茨城大学に行った時、学生に質問した。
なんで大学に来ているのか?
「時間潰しに来ている」
「親が行けというから来ている」
という意見が多かった。
ベトナム人留学生が一番興味を持って、話を聞いてくれた。
この状況では日本は本当にダメになってしまうという危機感がある。
CAD、プレス、成形、塗装、車輪は真鍮を機械加工、印刷、
組み立ての一貫生産で鉄道模型をつくっている。
これだけ技術をたくさん学べたので、本当にありがたかった。
塗装工程の効率をあげるための製品形状はどうあるべきか?
各工程の基礎をそれぞれ学ぶことが出来た。
塗装工程と成形工程、いろいろな工程はすべて繋がっている。
ASSYをやることは重要である。
また、人に基礎を教えるのは難しい。
ただ、やりなさい、と教えるのはダメ。
何か事件が起きた時に、本人に考えさせることが重要である。
たとえば、成形部門でWeldが発生したら、すぐに見に行って確認する。
そういった現場が近くにあることは大変ありがたいことである。
そうやって、やりがいのある職場をつくる。
関水金属では、購入した機械はそのまま使わない。
その機械の基礎を分析し、当社に一番合う機械に作り替える。
ものづくりの伝承とは、そういった工程の中で生まれていく。
どこもやっていないことをいかにやって行くかが重要である。
彫刻の仕事からスタートしているので20年前から、
10万回転のスピードでやっている。
牧野フライス精機で特別に関水金属製の機械をつくっていただいた。
ものづくりのこだわりが関水金属の品質だ。
●<まとめ>
技術志向の工場長の熱い話だった。
僕も中学校時代、少し鉄道模型をやっていた経験があるが、
当時から「関水金属」製の鉄道模型は他社製と比べ、ディテールが精緻であった。
今日の見学と会長、工場長のお話を聞いて、その理由がわかった。
ものづくりに熱いメーカーなのだ。
おもちゃメーカー大手のトミーがTOMIXブランドで、「関水金属」の
ライバルメーカーであるが、中国生産をしていた。
が、結局、品質の問題で撤退して、
日本に再度、金型工場を作ったそうである。
ものづくりの本質は場所ではなく、
どの場所でも最高の品質をつくることだ!
ということを改めて考えさせられた。
どうもありがとうございました。
模型を見てはしゃぐ、「ペッカー精工」小泉社長