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2013年03月12日

九州の旅 趣味~鉄道, 工場見学~中国・四国・九州

 
 
九州に行った。

仕事は、九州のお客様を回ること。
趣味は、九州の鉄道(肥薩線・・・肥後の国と薩摩の国を結ぶ路線)に乗ること。

以上の目的である。


株式会社フュージョンは、
熊本で機械加工を行っている設立9年目の企業である。
マシニングセンター17台を機軸として、短納期の機械加工を得意としている。
お客様の要望があれば、当日受け、当日出荷も厭わない。
そのため、社内はいつでも臨戦態勢である。

國武社長は、変り種である。
元国体の体操選手出身だが、
その後、警察官を経て、地元の機械加工業者で営業を経験し、
株式会社フュージョンを設立した。

エミダス会員の多くの機械加工屋は、
社長自らエンジニア(職人)出身の社長が多いが、
「僕は機械を知らない。お客様の要望に応えるのが僕の役目だ」と
國武社長は語る。
短納期の要望に徹底的に応えることが功を奏してか、
リーマン以降も業績を伸ばし、躍進中だ。


翌朝、午前中、時間があったので熊本城を観にいった。
九州はエンタテイメントに燃えていると聞いていたが、
まさか、熊本城がエンタテイメントになっているとは知らなかった。

歴史の感じる流麗な石積みに感動しながら、いよいよ入場。
サムライの恰好をした若者が、話しかけてくる。

サムライ「何か用事はござるか?」
内 原 「殿様はこの城に住んでたんですか?」
サムライ「いや、城は武器庫でござった。
      こちらの宝殿が殿が住まわれていたとされている。
      しかし、殿がどこにいるか、わかってしまっては、暗殺されるかもしれんので、
      正確な場所はわからんのじゃ。」
内 原 「へーっ、殿様は城に住んでなかったんだ」
サムライ「そうでござる」
内 原 「ども、ありがとう」
サムライ「礼にはおよばぬっ!」

いやぁ、かっちょいい若者だ。
話を聞くと、市の役人だそうだ。
面白い商売もあるなぁ、と思い、熊本城を見学した。
このサムライたちのおかげで、見学は大変面白いものになり、
大満足状態で熊本城を後にした。


熊本城_R.JPG
熊本城


熊本城の中_R.JPG
熊本城の中
 
 
 
午後は、株式会社マルマエ(機械加工・・・鹿児島)にお伺いした。
株式会社マルマエの前田社長は、バイク八時間耐久レースのレーサー出身である。
バイクのチューンアップなどを手掛けながら父親のマルマエ工業を継いだ。
その後、業務を拡大し、半導体製造装置、液晶製造装置、太陽電池製造装置などの
大型製造装置の機械加工を手掛け、2006年にマザーズに上場した。

しかし、2009年リーマンの影響で売上が激減し、銀行管理下になった。
現在は、業績もだいぶ回復した。
苦労を重ねた前田社長だが、美味しい鹿児島料理を食べながら、
製造業の未来を語り合った。

翌朝、いよいよ肥薩線の旅である。
hakkai行方専務にお付合いいただき、朝7:46 出水発 で八代に着く。

八代からいよいよ肥薩線の旅の開始である。
 
 
肥薩線_R.JPG
肥薩線
 
 
 
肥薩線は、肥後の八代を起点に
日本3大急流の一つ球磨川沿いを流麗に走り人吉まで。
人吉から薩摩の国、吉松までとそこから、
鹿児島隼人までの約120キロの路線である。
約4時間かけて、二度の乗り継ぎをして列車は走る。

エンタテイメント列車なので、やたら停車時間が多いのだ。
景色のいいところは必ず列車が止まる。

さらに客室乗務員は、すべて薩摩(肥後)美人。

最初に検察に来た後に、飲み物を売りに来る。
ここまでは普通だが、3度目にはスタンプカードを押しに来てくれる。
そこで仲良くなった所で、
4度目にキーホルダーとクリアファイルを売りに来る。
5度目は、写真を撮ってくれるという大サービスだ。
 
 
5度目のサービス_R.JPG
5度目のサービス
 
 
 
花丸大回転と呼んでいいか、疑問だが、
ともかく、車中、お客様を飽きさせないサービス満点である。

途中下車駅に止まると、田舎のおばちゃんと子供たちが手を振り、お出迎え。
おにぎり2個150円。ゆでたまご3個100円の大判振る舞い。
さらには子供駅長もいる。


途中下車駅_R.JPG
途中下車駅の様子


子供駅長_R.JPG
子供駅長
 
 
 
旅は、素晴らしいが、ここまでエンタテイメントにしてもいいのだろうか?

ふと、田舎のおばちゃんが、列車が走り去ったあと、ベンツかなんかに乗って
「今日の客はけちいなぁ、」などと雑談をしていないかなどと想像してしまった。

いやぁ、九州のエンタテイメント列車、堪能させていただきました。

2013年03月12日 16:47

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