2023年08月23日
夏の映画だ!
涼しいし、快適な映画館。
夏は、映画館で、涼む。
しかし、最近は、映画館が高いので(1人2000円)、
夫婦割(1人1200円)、木曜割(1人1400円)などを使って見に行く。
東宝系は、夫婦割が効かないし、工夫が必要になった。
浮いたお金でパンフレットを購入しなければならないのでなんとか、割引で行くぞ~
ということで、夏に観た映画の感想などを少し・・・
君たちはどう生きるか?☆☆☆☆☆
宮崎駿さんの問題作?
僕はもちろん、☆5つである。
独創性、見たことのない景色、音楽、どれをとっても超一流の人にしか作れない作品となった。
「風立ちぬ」に引き続き、戦時の影があるが、物語自体は、超前向きである。
キャラが多少、可愛くなかったりする所が評価が真っ二つに割れたのではないだろうか?
なんにしても、素晴らしかった。、
キングダム ☆☆☆☆☆
(株)コージン(富山プロ会員)の小柴社長に勧められた漫画を50巻ほどBookoffで大人買い。
会社の引っ越しをする直前に置く場所がないので、Bookoffに売ってしまったら、
三浦さん(ファクトリー)に貸してくれと言われて「数日前に売ってしまった」という経緯もあった。
すみませんでした、三浦さん。
何編か、忘れたが、今回は、所謂、正々堂々と8万人vs10万人の戦(いくさ)を堂々と描き切った。
邦画でこれが出来たのは素晴らしい。
「スパルタカス」(スタンリー・キューブリック)「グラディエーター」(リドリースコット)などの作品に並んだ。
名優を使いまくっているのも凄いかな。
インディジョーンズ ☆☆☆☆☆
いやぁ、80歳の俳優にこれ、やらせるの?
まじ、まじ・・・・・というくらい、ハリソンフォード、凄いですね。
もちろんCGも使いまくりですが・・・・
40代のインディと、70代のインディで、過去と現在を描いてる。
前回、宇宙人に焦点があたったが、今回はタイムトラベル。
素晴らしい世界が見れます。
ジョンウィリアムス「この作品で引退します」と言っていたらしいですが、
作品終了後、スピルバーグと「まだまだ、死ぬまで作る」と約束したらしい(パンフに書いてあった)
ミッション・インポシブル ☆☆☆☆☆
どこまで行くの?トム。と言いたくなるアクションでした。
山から飛び降りるの相変わらず、自分でやっている素晴らしいトム。
CG全盛の時代、なんで山から飛び降りるの?
謎ですが、面白い。列車の上で戦うのはいつもですが、魅せてくれます。
こうなるとストーリーなど、どうでもにいいんですね。
アクション、アクション、またアクション。悪者やっつける。
面白かった。
トランスフォーマー ☆☆☆
この夏、唯一、3点。
マイケル・ベイの最初の3部作。その次の2作品と比べると、
完全に子供向きの映画となりました。
マイケル・ベイの時は、常に軍隊と共に宇宙から来る侵略者をやっつけていましたが、
今回は、子供たちと、動物トランスフォーマーで対決。
特撮は、素晴らしいですが、なんとも、お子様向けになっていていました。
僕もお子様なんで、面白かったですけどね。しかし、前5作と比べて、ちょっとマイナス点にしました。
(ちなみに金澤さん、半分、寝てました?)
2021年08月02日
映画「チャーチル」「ダンケルク」「空軍大戦略」
●「ウィンストン・チャーチル(ヒトラーから世界を救った男)」 (2019)☆☆☆☆☆
ジョー・ライト監督
ダリオ・マリアネリ音楽
久しぶりに映画のご紹介。
巣籠り生活も慣れてきて久しい。
ほぼ、毎日、1本映画を観ている。
戦争映画と言ってもいいが、戦闘シーンは、ほとんどない。
酒飲みで煙草を一時も離さないチャーチルが、1940年首相に任命される
ヨーロッパ戦線の機転となった「ダンケルクの戦い」を描いた話である。
ベルギー、オランダが陥落し、フランスも陥落寸前。
その中で、英国は抵抗を続けるが、フランスのダンケルクに全英国の陸軍師団
30万人がドイツ軍の包囲された。
英国は、次に本国決戦に持ち込みたいが、陸軍をドーバー海峡を越えて、
戻さなければならない。
そこで、民間のボートも利用して、30万人の英国陸軍を救った実話である。
(有名な話ではあるが・・・)
議会は、ヒトラーとの和平交渉案を持ち出すが、チャーチルは一切、応じず、最後まで戦うと宣言する。
その鍵になるのが英国陸軍30万人の行方である。
詳細は映画をご覧ください。
チャーチルを演じるのは、ゲイリーオールドマン。
「レオン」や「ダークナイト」などで有名であるが、
日本人の美術家 辻一弘が特殊メイクアップで、ゲイリーオールドマンを
チャーチルに変装させた。↓
https://natalie.mu/eiga/news/303205
オールドマンの演技は、本当に素晴らしい。
(初見 2019年飛行機の中・・・今回は、2回目)
●「ダンケルク」 (2017)☆☆☆☆☆
クリストファー・ノーラン監督
ハンス・ジマー音楽
続いて、「ダンケルク」であるが、こちらは戦闘シーン満載の映画となる。
「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」「インターステラー」の鬼才
クリストファー・ノーラン監督の作品ということで、初見は劇場である。
ウィンストン・チャーチルが、議会で戦っている間、現地ダンケルクで、何が起きていたかが描かれている。
空・陸・海、3か所にそれぞれ、主役がいて「ダンケルク」での同時時間軸で物語が進行していく。
英国陸軍を救助する救命船を沈没させるドイツ軍の空軍と一騎打ちしていく英国空軍のパイロットの視点
民間のボートで英国陸軍を救出に向かう親子の視点
そして、脱出する陸軍兵士の視点
クリストファー・ノーランの魔術と言える映画だ。
ハンスジマーの弦楽器を中心とした音楽も素晴らしい効果を上げている
(初見 劇場、今回は3回目の鑑賞)
●「空軍大戦略(Battle of Britain)」 (1969)☆☆☆☆☆
ガイ・ハミルトン監督
ロン・グッドウィン音楽
1969年の戦争映画である。
上記、2本を見たあと、戦争がどうなっていくのか?
ダンケルクの戦いで、フランスから退却した英国軍とドイツ軍の英国本土決戦を描く。
1969年製なので、CGではなく、実機と特撮である。
CGではない本物の迫力が堪能できる。
戦闘機数では1/4の英国軍が、ドイツ軍をいかに退けていくかが描かれる。
時代が時代なので、音楽はマーチ中心で、でしゃばりすぎ、の感は、あるなぁ。
(今回、初見。昔、12チャンネルで見たような記憶はあるが、覚えていない)
●3本を観て・・・
それぞれ、別な時代、監督の3本を観ると歴史の数奇を感じる。
仮にダンケルクで、英国軍が壊滅していたら・・・
仮にBattl of Britenで、英国軍が負けていたら・・・
ノーランのCGもいいが、空軍大戦略の特撮もすげぇなぁ。
空軍大戦略の爆発は、ほんもんだよな・・・
チャーチル、尊敬します。
・・・などなど、コロナ過の夜長を過ごす映画3本でした・・・
2017年05月24日
「スぺオペ」
「ガーディアンズオブギャラクシー2」を観た。
いやぁ、久しぶりに楽しいスペースオペラだ。
前作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」もまぁ、SF好きには面白かったが、
今回は、SF好きでなくとも楽しめる。
こりゃぁ、楽しい。
ここまでハチャメチャをやるのであれば、もはや、なんでもありだ。
この物語には、ストーリーはいらん。
ともかく、観ていて楽しめる映画だ。
ぜひご覧ください。
ところで「スペースオペラ(略してスぺオペ)」とは、
宇宙を舞台にした冒険活劇のことだ。
その代表作といえば「スターウォーズ」と「スタートレック」である。
「スターウォーズ」第一作を見て、衝撃を受けた僕は、「スタートレック」の
TV版を見るようになった。
しかし、なにか、違う。
そう、TV版のスタートレックはセコイのだ(当時の特撮技術の限界)。
そこで、TV版は辞めたが、スタートレックは映画版もいまいち面白くない。
JJエイブラハム監督が撮った2009年版の「スタートレック」が唯一面白いといえるだろう。
そこで、僕のお勧めスペオペ・ベスト5だ~。
「スター・ウォーズ」
言わずもがな、永遠のベスト1映画。音楽のジョンウィリアムス大好き~。
「スター・トレック2009年版」
カーク船長の若かりし日を描いた傑作。流石、JJエイブラハム監督。
「ギャラクシー・クエスト」
スタートレックパロディの傑作。いくつかある、スタートレックパロディものの中で最高!
「スターシップ・トゥルーパーズ」
ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」が原作。ガンダムも影響を受けたといわれる「宇宙の戦士」だが、映画は全然、別物になった。
「銀河ヒッチハイク・ガイド」
ダグラス・アダムスの小説が原作。原作も面白いが、映画も良い仕上がりになっていた。
なぜ、5か?
これ以上、面白いSFがないのじゃ。
SFの世界はなかなか、むつかしい。
うーむ。
そういえば、昔、とんでもない小説を読んでいたのを思い出した~
ペリーローダンシリーズである。
197X年、米国のペリーローダン少佐が、月面で宇宙人と出会い、
世界統一を果たし、世界帝国を作る。その後、宇宙に進出し、いろいろな
宇宙人との戦闘、和平を繰り返す。
その数、日本でいま、500巻を超えるのだ。
これぞ、スペースオペラの原点。
原作は、ドイツで、複数の作家による連作小説である。
僕は、120巻ほどまで読んだ記憶がある。
これを続けて読んでいる人は凄いなぁ。
これも映画化してほしいなぁ。小説ではもう読めん。
2016年04月22日
デヴィッド・フィンチャー
「ドラゴン・タトゥーの女」を観た。
なんだか、セブンや、羊たちの沈黙系の猟奇系サスペンスは、好みではないが、
なんとなく、気になっていた。
結論からいうと大傑作だ。
映像は、スタイリッシュでかっちょいい。
スウェーデンが舞台だが、北国の清涼感と、寒々しさが引き立っていた。
主演男優のダニエル・クレイグ(007)は、もちろんかっちょいい。
そして、なによりいいのが主演女優のルーニー・マーラだ。
タトゥーを眼に、鼻に、唇に、しているくらいだから、もちろん変態系だ。
僕はこの手の変態系の女性は、大嫌いだから、
前半、不気味な少女にしか見えなかった。
しかし、後半、彼女が大活躍をはじめ、その本性が出てきて、超、超絶にかっちょいい。
超天才のハッカーでもあり、変態性を持つ「オンナ」でもあり、最高の知性を持っている。
素晴らしい映画だった。
スウェーデン版もあるようなので、今度、見てみよう・・・
さて、監督のデヴィッド・フィンチャーだが、
エイリアン3:☆☆☆
セブン:☆☆☆☆
ゲーム:☆☆☆
ファイト・クラブ:☆☆☆☆☆
パニック・ルーム:☆☆☆
ベンジャミン・バトン:☆☆☆☆
ソーシャル・ネットワーク:☆☆☆☆
ドラゴン・タトゥーの女:☆☆☆☆☆
以上が僕の評価かなぁ
(僕の評価なんぞ参考にしないで、みなさん、映画は楽しく見ましょう)
ファイト・クラブ、ドラゴン・タトゥーが必見でしょう。
ゾディアック、ゴーン・ガールは見ていないので、これから見てみよう。
フィンチャーの特徴だが、こうして、代表作を並べてみると、
昔から、おどろおどろ系なんだなぁ。
エイリアン3は、ジェームズキャメロンの傑作「エイリアン2」の後だったんで、
何を見ても、つまらんという感じだったかも。
セブン、ゲームも一度見ればいいや、という感じ。
ファイト・クラブは、ストーリーも意外で面白かった。
また、主演のエドワード・ノートンとブラッド・ピットが素晴らしかった。
ソーシャル・ネットワーク(Facebookが題材)は、なんだかまとまりがない感じで、
冴えなかった。しかし、題材が題材なので、大ヒットしたようだ。
デヴィッド・フィンチャー監督。
素晴らしい監督だが、僕の一押しは、ドラゴン・タトゥー、時点が、ファイト・クラブだ。
2015年07月14日
ターミネーターシリーズ
ターミネーター・ジェネシス
久しぶりのターミネーター。
シュワちゃん主演。
いやぁ、嬉しい。
なんと、シュワちゃん67歳。
しかし、筋骨隆々、いぶし銀。
かっこいい。
僕の評価は、
ターミネーター : ☆☆☆☆☆
ターミネーター2 : ☆☆☆☆☆
ターミネーター3 : ☆☆☆
ターミネーター4 : ☆☆☆☆
ターミネーター5 : ☆☆☆☆☆
まぁ、個人の思い込みの評価だが・・・
こんなもんでしょ。
そもそもターミネーターは(1984年)にジェームズキャメロンが創造した。
第一作は、シュワちゃんのターミネーターは、悪役だ。
殺しても、殺しても、死なない。最初観たときは衝撃だった。
何発、弾をぶち込んでも死なない。
金属の骨格が浮き出てきて、死なない理由が少しづつわかり、
僕らは驚愕したものである。
第二作は、シュワちゃんが抵抗軍側にプログラムされた
正義のターミネーターとなる。
この脚本は秀逸だった。悪役の液状ターミネーターもよかった。
金属を分子レベルで自由に操れるターミネーター。恐ろしかった~。
ビデオで、レーザーディスクで、DVDで、そして、ブルーレイ。
何本買って、何度見たことか?
でも、数年に一度は観たくなる。素晴らしい出来だ。
次の3作目と、4作目は、おまけに出来たようなもんだ。
そして、TVシリーズ。これもまぁ、おまけ。
面白いには面白いが、3作目とTVシリーズには
観終わったあとの爽快感がない。
4作目は何か、足りない。
そして、シュワちゃん復帰の5作目である。
これは、またまた、よく出来ている。
シュワちゃんが歳取ってるところもよく出来ている。
本作は、1作目、2作目の続編と考えていいだろう。
そもそも、ターミネーターシリーズは時空間を超えたSFシリーズだ。
なんでもありだが、お勧めです。
本作を観ると、クラウドが恐ろしくなる。
コンピューターを信用しちゃぁ、ダメだよなぁ。
と、まじ、思った。
うちのシステムもクラウドに代えようとしているみたいだが、
「近江君、ターミネータージェネシス見てくれ!」
思わず、お願いした。
2014年03月11日
アメリカ報告3
アメリカに行ってきたので、飛行機の中で5本、映画観ました。
「ゼロ・グラビティ」 ☆☆☆☆☆
http://movie.walkerplus.com/mv49767/
サンドラブロック、ジョージクルーニー
監督:アルフォンツ・キュアロン
いやぁ、宇宙って怖いですね~
サンドラブロック博士が宇宙ステーションで、
修理をしていると突然、宇宙ゴミが飛んできてサンドラは宇宙ステーションから
放り出されてしまう。ジョージクルーニー博士が、なんとかサンドラを助けるが、
二人は果たして生き残ることが出来るのか????
最近、宇宙ゴミが問題になってるが、宇宙ゴミの衝撃なこと。
リアルな映像が、素晴らしい。
SFマニアの僕としては、なにやら設定がいい加減ではあるが、感動した~・・・・
「大脱出」 ☆☆☆☆☆
http://movie.walkerplus.com/mv54292/
アーノルドシュワルツネッガー、シルベスタースターロン
監督:ミカエル・ハフストローム
二人が競演した作品には、「エクスペンダブルズ」があるが、
今回の作品は、二人が協力しあって、脱出不可能な刑務所を脱出する話だ。
スタローン、シュワちゃんって、演技が上手いんだか、下手なんだか、
わからんが、大好きです。
楽しかった~。
「ラスト・ベガス」 ☆☆☆☆☆
http://movie.walkerplus.com/mv55213/
マイケルダグラス、ロバートデニーロ、モーガンフリーマン
監督:ジョンタートルループ
この俳優の組み合わせで映画が出来ると、駄作になるか、傑作か、どちらかだ。
「ラストベガス」は明らかに傑作の部類だ。
ダグラスが、お金持ちのモテ男で、70歳も近いのに結婚する、ということで、
学生時代のポン友、デニーロ、フリーマンがラスベガスに集まってくる。
自分たちの人生について、あらためて一考する。
感動しないわけがない。
「キャプテン・フィリップス」☆☆☆☆☆
http://movie.walkerplus.com/mv50855/
トムハンクス
監督:ポールグリーングラス
実話だそうだ。
200x年に起きた事件を「ボーン」シリーズのグリーングラスが撮る。
米国船籍貨物船が、ソマリア近海で海賊に襲われる。
トムハンクス演じるキャプテンフィリップスは、なんとか海賊と交渉しながら、
全乗組員の命を救うため、自分が人質となる。
ハンクスもいいが、ソマリア人の悪役たちがいい。
そのままじゃん、上手すぎ~
「悪の法則」☆☆
http://movie.walkerplus.com/mv53802/
キャメロンディアス、ブラッドピット
監督:リドリースコット
「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」「ブラックホークダウン」etc
巨匠リドリーの新作だが、僕はダメだった~。
なんか、冴えないんだよな~。キャメロン演じる悪女が悪っぽくない。
もっとギュッと男たちにS度を発揮させてほしかった~。
2013年09月10日
パシフィック・リム
「パシフィック・リム」を観た。
ロボットvs怪獣の壮絶なる戦い。
ギレルモ・デル・トロ監督の日本怪獣映画&ロボットアニメへの
オマージュと言える傑作映画である。
アクション映画としてもいい映画なので、観るべし!
さてさて、ロボット、怪獣だが、昔、昔、僕も子供の頃はアニメが大好きだった。
ここで、キワモノアニメをご紹介したい!
まぁ、僕もヤマト→銀河鉄道999→ガンダム→イデオン→ザブングルで
育ったのだが、高校時代までアニメはよく見ていた。
さすがに大学生となってからは、
新世紀エヴァンゲリオンとか、宮崎駿先生くらいしか、観なくなったが・・・
やはり、アニメは日本の宝じゃ~
1、ジャイアントロボ「地球が静止する日」
youtube動画
この作品はOVA(オリジナルビデオアニメーション)として製作された。
何が凄いかって、横山光輝キャラ勢揃いなのである。
バビル2世、魔法使いサリーちゃんのパパ、三国志、etc
横山キャラが全7話を彩る。
さらに天野正道の音楽は、全話ワルシャワフィルハーモニックオーケストラでの録音。
東欧のオケのラッパの鳴りは最高だ。
2、ダイコン4(第4回SF大阪大会 オープニングフィルム)
youtube動画
最近はあるのかどうか知らんが、昔、SF大会というイベントが開催されていた。
その大阪大会の伝説のオープニングフィルムである。
バニーちゃんが、怪獣、怪人、ロボット、ヒーローをビシバシ、倒していく。
今見ると懐かしいが、確か、新世紀エヴァンゲリオンの庵野秀明監督が
携わっていたような気がする。
3、戦国魔人ゴーショーグン
youtube動画
これも面白かった。
悪役の3人が個性が素晴らしすぎ。
あと、音楽にクラシックを多用していたのが印象的だった。
でも、絵はかなり、手抜きだったような気が・・・
次回は、怪獣ベスト3かな???
2013年08月06日
風立ちぬ
宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を観た。
素直に感動した。
設計者(エンジニア)が自分の信じる設計に向かってひたすら突き進む。
素晴らしい映画である。
何度も、涙した。
「風立ちぬ」は、いろいろな話を聞いていると賛否両論らしい。
しかし、今、否を唱えている評論家および、聴視者は、
数年後、自分の批評が間違っていることを知るだろう。
「風立ちぬ」は宮崎駿史上、初めての大人の映画である。
話題にはなっているがジブリでの始めてのキスシーン、恋愛シーン、
これまでのジブリにはない展開が多い。
ストーリーにも説明が一切ない。
関東大震災、満州事変、終戦、様々な日本の出来事が、
さらり、さらりと流され過ぎていく。
一つ一つの寓話に落ちがない。
(本当はあるのだが、歴史がわからない人には、分からないだろう)
なので、なんだか、話が唐突であり、意味がわからん、という人も多いと思う。
子供連れで見に行ったジブリファンのお母様方、
可愛いジブリファンの皆さま、
深読みする評論家の皆さまに問う。
この映画の本質は、「技術者(エンジニア)の夢の実現」である。
日本製造業に携わるものであれば、この感動はわかって頂ける。
しかし、普通のジブリ映画を期待すると、
もしかするとこの感動が薄れるのかもしれん。
僕は、素直に感動した。
何度か、泣いた。
本当に感動した。
宮崎駿は、71歳にして、さらに円熟の境地に達した。
宮崎駿は、日本を代表する天才監督だ。
そして、宮崎駿監督には、さらに円熟の境地を増して、
今後、20年、少なくとも5本の映画を残して欲しいと願う。
もちろん、今のような濃密な映画でなくてもよい。
黒澤翁がそうであったように、少し、爺の語りでもいい。
しかし、黒澤明の「まぁだだよ」「八月の狂詩曲」「乱」「影武者」がそうであったように、
宮崎駿が撮れば、それは、後世に残る歴史的名作として残るのだ。
宮崎監督が、まだまだ、新作に意欲を燃やし、
短編でもいいから作品を残して欲しい。
そう思った新作「風立ちぬ」であった。
僕の宮崎駿ベスト10の発表!
<内原康雄 ジブリ作品ベスト10>
1、「風立ちぬ」
2、「千と千尋の神隠し」
3、(「耳をすませば」)
4、「ルパン3世・カリオストロの城」
5、「となりのトトロ」
6、「魔女の宅急便」
7、「ハウルの城」
8、「天空の城ラピュタ」
9、「もののけ姫」
10、「紅の豚」
(「耳をすませば」宮崎駿監督ではない。しかし、僕は大好きだ)
この順位にはさして、意味がない。
どれを観ても面白い。
宮崎駿の映画はすべて、観るべし。
つまらない映画は一本たりともない。
上記にない映画は「風の谷のナウシカ」「崖の上のポニョ」だ。
この2本も面白いのだが、順番を考えたら入らなかった。
今週、全社朝礼で、弊社社員の宮崎駿監督作品ベスト10を聞いた。
その結果が下記である。
<NCネットワーク ジブリ作品ベスト3>
1、天空の城ラピュタ
2、となりのトトロ
3、もののけ姫
うーむ。
なんとも、宮崎映画。
すべて面白く、すべて、語れる。
国民的大監督に拍手~
PS. おーっ、そうだ。
「風立ちぬ」のプラモデルは、
弊社会員の「有限会社ファインモールド」さんが作っている。
風立ちぬ「二郎の鳥型飛行機」
工場直販サイトCOLORSで販売可能か、交渉してみよう。
そうそう、半年前、「ファインモールド」鈴木社長と淡路町で飲んだ時、
宮崎監督と打合せしてきた後で、えらい興奮していたのを思い出した~
鈴木社長「いやぁ、今、スタジオジブリでの宮崎さんと打合せの帰りで、
この鞄の中に新作の図面が入ってるんだ~」
と言って見せてくれない。
僕は「見せてください」
何度もごねたが、さすがに無理だった。
ではでは・・・
2011年11月01日
黒澤明「七人の侍」
一昨日、久しぶりに「七人の侍」を見た。
いやぁ、なんとも。言葉がでんほど、感動する。
ということで、今日は「映画」をテーマで行ってみようかなぁ。
世界の映画史の中でに燦然と輝く名作。
これを見ずして映画ファンは語れない。
これを見ずしては日本人の恥である。
海外の映画人は、この作品をどれだけ愛しているか?
S.スピルバーグ、J.ルーカス、F.コッポラが自らを黒澤の弟子だと称するほど、
黒澤映画が世界に与えた影響は大きい。
その中で「七人の侍」はダントツに面白い作品だ。
ストーリーは、単純明快。
悪辣非道な野武士に、農民が侍7人を雇って決起する話だ。
最初、20分、イントロ部分はこれでもか、というほど農民のどうしようもない
暗さを描く。
そこから、武士を雇い始めるきっかけになるボス侍、志村喬が、赤子を助ける
ために坊主に変身し、東野英二(水戸黄門)演ずる盗人に切り込むシーン。
ここから映画は面白くなってくる。
ここでのスローモーション・ショットは、この後の映画業界に大きな影響を与える
ことになるシーンの一つである。
東野英二が握り飯を持って、バタっと倒れるシーンは素晴らしい迫力である。
黒澤風と呼ぶべき、風も効果的だ。
また、ワイプと呼ばれる画面の切り替えも黒澤が始めた手法の一つだ。
これはJ.ルーカスが「スターウォーズ」で多用している。
島田 勘兵衛を演じる志村喬が、農民のために決起することで話が前に進み始め、
志村喬と何度も戦場を共にしている「古女房」こと七郎次、加東大介
宮本武蔵を髣髴させる侍、宮口精二
雰囲気を明るくする侍、千秋実
修行中の若侍、木村功
農民出身の菊千代、三船敏郎
など、個性が光る侍、7人が集まることになる。
そして、農民を鍛え、農村を城下とし、野武士との戦闘が始まる。
ストーリ-テリングは、比類なき面白さだ。
細かい設定もひとつひとつ細かく作られている。
また、米作で季節を追ってお米を作っていく工程も魅力的に描かれている。
日本人の農耕民族としての一面と武士社会が崩壊した時代の武士の生き様etc
この時代の設定がわかりやすく丁寧に話が進められる。
七人の侍の素晴らしさは、ショットのひとつひとつが印象的なことだ。
10台以上のカメラを使い、的確に役者の演技を捉えていく。
俯瞰(遠距離から撮る手法)での絵心も素晴らしい。
野武士40人が馬で丘から降りてくるシーンは「スターウォーズ・エピソード1」が
攻めてくるシーンにパクられている。
「七人の侍」を支えているもう一つの魅力は音楽だ。
早坂文雄がつくる七人の侍のテーマ音楽は、場面場面によって情景を奏でる。
農民のテーマ、侍のテーマ、菊千代のテーマなどの音楽が場面ごとに様々な
アレンジで聞かせてくれる。
昭和30年代の映画音楽は、最高に充実していた。
白黒映画といえども馬鹿に出来ない。
見始めたら、最後まで目が離せない。
そんな映画が「七人の侍」だ。
ぜひ、ご覧あれ!