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2013年08月06日
風立ちぬ (趣味~映画)
宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を観た。
素直に感動した。
設計者(エンジニア)が自分の信じる設計に向かってひたすら突き進む。
素晴らしい映画である。
何度も、涙した。
「風立ちぬ」は、いろいろな話を聞いていると賛否両論らしい。
しかし、今、否を唱えている評論家および、聴視者は、
数年後、自分の批評が間違っていることを知るだろう。
「風立ちぬ」は宮崎駿史上、初めての大人の映画である。
話題にはなっているがジブリでの始めてのキスシーン、恋愛シーン、
これまでのジブリにはない展開が多い。
ストーリーにも説明が一切ない。
関東大震災、満州事変、終戦、様々な日本の出来事が、
さらり、さらりと流され過ぎていく。
一つ一つの寓話に落ちがない。
(本当はあるのだが、歴史がわからない人には、分からないだろう)
なので、なんだか、話が唐突であり、意味がわからん、という人も多いと思う。
子供連れで見に行ったジブリファンのお母様方、
可愛いジブリファンの皆さま、
深読みする評論家の皆さまに問う。
この映画の本質は、「技術者(エンジニア)の夢の実現」である。
日本製造業に携わるものであれば、この感動はわかって頂ける。
しかし、普通のジブリ映画を期待すると、
もしかするとこの感動が薄れるのかもしれん。
僕は、素直に感動した。
何度か、泣いた。
本当に感動した。
宮崎駿は、71歳にして、さらに円熟の境地に達した。
宮崎駿は、日本を代表する天才監督だ。
そして、宮崎駿監督には、さらに円熟の境地を増して、
今後、20年、少なくとも5本の映画を残して欲しいと願う。
もちろん、今のような濃密な映画でなくてもよい。
黒澤翁がそうであったように、少し、爺の語りでもいい。
しかし、黒澤明の「まぁだだよ」「八月の狂詩曲」「乱」「影武者」がそうであったように、
宮崎駿が撮れば、それは、後世に残る歴史的名作として残るのだ。
宮崎監督が、まだまだ、新作に意欲を燃やし、
短編でもいいから作品を残して欲しい。
そう思った新作「風立ちぬ」であった。
僕の宮崎駿ベスト10の発表!
<内原康雄 ジブリ作品ベスト10>
1、「風立ちぬ」
2、「千と千尋の神隠し」
3、(「耳をすませば」)
4、「ルパン3世・カリオストロの城」
5、「となりのトトロ」
6、「魔女の宅急便」
7、「ハウルの城」
8、「天空の城ラピュタ」
9、「もののけ姫」
10、「紅の豚」
(「耳をすませば」宮崎駿監督ではない。しかし、僕は大好きだ)
この順位にはさして、意味がない。
どれを観ても面白い。
宮崎駿の映画はすべて、観るべし。
つまらない映画は一本たりともない。
上記にない映画は「風の谷のナウシカ」「崖の上のポニョ」だ。
この2本も面白いのだが、順番を考えたら入らなかった。
今週、全社朝礼で、弊社社員の宮崎駿監督作品ベスト10を聞いた。
その結果が下記である。
<NCネットワーク ジブリ作品ベスト3>
1、天空の城ラピュタ
2、となりのトトロ
3、もののけ姫
うーむ。
なんとも、宮崎映画。
すべて面白く、すべて、語れる。
国民的大監督に拍手~
PS. おーっ、そうだ。
「風立ちぬ」のプラモデルは、
弊社会員の「有限会社ファインモールド」さんが作っている。
風立ちぬ「二郎の鳥型飛行機」
工場直販サイトCOLORSで販売可能か、交渉してみよう。
そうそう、半年前、「ファインモールド」鈴木社長と淡路町で飲んだ時、
宮崎監督と打合せしてきた後で、えらい興奮していたのを思い出した~
鈴木社長「いやぁ、今、スタジオジブリでの宮崎さんと打合せの帰りで、
この鞄の中に新作の図面が入ってるんだ~」
と言って見せてくれない。
僕は「見せてください」
何度もごねたが、さすがに無理だった。
ではでは・・・
2013年08月06日 15:37
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