2018年02月21日
バルト三国 安倍首相経済ミッション・ツアー 第2回 【ラトビア・リトアニア編】
エストニアに続き、ラトビア、リトアニアを訪れた。
ハイテンションかつ、とてつもなくパワフルなツアーである。
ラトビアは、人口160万人。リトアニアは、人口400万人。
いずれも小国ではあるが、小国ならではの経済発展を遂げている。
ラトビアに、午前中到着後、経済ミッション会議、午餐会。
ラトビア 午餐会 クチンスキス首相
夕方、リトアニアに到着後、経済ミッション会議、晩餐会。
リトアニア 経済ミッション会議 オーティス(株)佐山社長
リトアニア 晩餐会 カリユライド大統領
リトアニア 晩餐会 前菜 鮪の刺身に海苔状のものを巻いたもの、
トリュフといくらみたいなものが添えてある
リトアニア 晩餐会 メイン料理 鹿肉のソテー
晩餐会の料理は、確かに美味い。
素晴らしい味だ。
しかし、ラトビアで、午餐会、リトアニアで晩餐会、2食連続でこの料理は
厳しいものがあった。体育大学の大学生に残った食事を食べてほしかった~。
リトアニアのコックのみなさん、全部、食べられなくて、本当にすみませんでした。
リトアニアは、戦前の日本人 杉原千畝が、ユダヤ系リトアニア人や
隣国のユダヤ人をドイツから、6千人、VISAを発行し、命を救ったことでも知られている。
杉原千畝 記念碑
リトアニアの鉄道
世界の鉄道の中でロシアの鉄道は、超広軌を採用している。
写真を見ても、何か、幅が広く感じられることと思う(てっちゃん以外は感じないか)
日本は、狭軌(1067mm)
欧州、米国、新幹線は、標準軌(1435mm)
ロシアは広軌(1524mm=5フィート)
なので、欧州からバルト三国への直結鉄道がなく、鉄道での連絡は、不便である。
しかし、2025年くらいには、ドイツ式の新幹線がヨーロッパから繋がる計画があるそうで、
そうなると、鉄道ファンである、僕は、必ずバルト三国を再訪したいと思うのであった。
次回は、バルカン諸国に移る~
2018年02月06日
経済ミッション、バルト三国&南西欧州ツアー【エストニア編】
1月10日~17日、安倍首相の経済ミッション、バルト三国&南西欧州ツアーに
参加した。
今回も、6ヵ国を6日で回る超ハードツアーだった。
約30社の企業のトップと経済ミッションをこなしたが、中小企業代表として、
福島のアルファ電子(株) 樽川社長、岡山のオーティス(株) 佐山社長と
ご一緒させていただいた。
エストニア共和国
人口132万人。
行く前の印象と、行った後の印象が全然違った。
ロシア圏の国ということで、言語はまったく通じないと思ったが、
みなさん、英語がペラペラ。
ロシアから独立後、EUに加盟し、英語を小学生から習う教育をしているとのこと。
小国なので、何か、特化をしなければ、という国政の中、林業とITに
力を入れている。
スカイプは、この国で出来た企業だということを初めて知った。
また、人口が少ないということもあり、全国民のID化が徹底されている。
IDカードがあれば、なんでも出来る世界が出来ているとのこと・・・
悪いことはできんのう。
佐山社長。待並みはとても、綺麗。
スカイプの創業期について
スタートアップ企業を応援するLABO施設 樽川社長、佐山社長。
エストニアの郷土料理の食堂で、佐山社長、樽川社長、内原。
2015年05月26日
タタルスタン共和国見学2
IT系の開発企業見学に行った。
IT系ということで、なんの仕事をしているのか?と思いきや~
○ICL SERVICES
世界で、最も古いコンピュータを開発している企業だ。
なんと、スプートニクを打ち上げたコンピュータを作ったとのこと。
スプートニクと言えば、映画「ライトスタッフ」でスターリン(?)の
笑いとともに悪の象徴で飛んだ、世界初の宇宙船である。
そんな宇宙船を飛ばしたコンピュータを作った企業に
お伺いできるのは、素晴らしいことだ。
現在は、ハードウェア部門2,000名、ソフト部門1,600名の企業だそうだ。
日本企業では、富士通との関係が深いとのこと。
うーむ、いろいろな企業があるなぁ・・・。
今回、初ロシアツアーで感じたことは、綺麗な街並み、美味しい料理、
ロシアもなかなかいいでないか~!ということだ。
鉄道もスピードは遅いがいい。
空港エクスプレス(エクスプレスだが、スピードは遅い)
○日本フォーミング(株)宮田社長、在ロシア大使館、松橋さんと
○着物姿は、富士電子工業(株)渡邊弘子社長
○今回お世話になった、ロシア大使館のみなさん。
川上参事官、松橋二等補佐官、村田三等補佐官
みなさん大変、お世話になりました。
2015年05月19日
タタルスタン共和国見学
タタルスタン?どこだ?
(地図上の赤部分)
ロシア第3の都市カザン(人口300万)が首都。
モスクワから東に約800kmだ。人口3000万。
石油、天然ガスが豊富にあり、自国で精製工場を持っている。
あまり情報のない中、行くことになった。
地球の歩き方を見ても、タタルスタンのことは一切出ていない。
しかし、まぁ、とりあえず、長谷川首相補佐官のツアーに参加することになり、
初めてロシアに行くことになった。
成田空港→モスクワ→カザンまでざっと16時間。
やっぱ、遠いなぁ~。
ホテルに着くとすぐに晩餐会。
大使館の方々からタタルスタンの産業、経済、観光について
スライドを観ながらの食事会となった。
長谷川さん挨拶。
夜に強い宮田社長(日本フォーミング(株))は起きている。
朝の4時ですから、寝るのは当然ですが、アルファ電子(株)樽川さん、熟睡。
(株)トーキンシステム新川社長と、富士電子工業(株)渡邊弘子社長は、
やはり大阪で夜にお強い社長らしく、なんとか、目をこじ開けてます・・・・
さて、翌日。
なんと、なんと、なんと、
ヘリコプターをチャーターしての工場見学会。
こんなの初めて~。
室内も綺麗です。
ロシア人の通訳とご一緒でご機嫌な日進工具(株)後藤会長。
アルファ電子工業(株)樽川社長、日本フォーミング(株)宮田社長、長谷川首相補佐官(後)、
富士電子工業(株)渡邊弘子社長(後ろ右)、(株)トーキンシステム新川社長、豊田通商(株)二宮さん。
タタルスタン共和国見学
さて、訪ねたのは、カザンからさらに東200kmにある経済特区経済特区アラブガ。
輸出入税:0%。法人税:5年間/2% 次の5年間/7% 2055年まで17.5%。
など優遇税制などが多く、これまで、フォード(8億ドル投資)、
ロックウール(オランダの絶縁材メーカー)アームストロング(米国の建材メーカー)などが
大型投資を行っている。
平均賃金は、ブルーカラー:300ドル。ホワイトカラー:400ドル。
最初に見学したのは、KAMAS(トラックメーカー)のエンジン工場見学。
鋳物、シャフトほか、ほとんどが内製とのこと・・・?
残念ながら写真は撮らせてもらえない。
製造工程自体は、日本より20~30年遅れてるかなぁ。
そして、トラック工場見学。
国産のトラックメーカーでトヨタのカイゼンを導入している。
なかなか綺麗に作っているが、やはり生産性はいまいちである。
ここも写真はダメ。
工場団地見学。(めちゃ広い工場団地)
タタルスタンでは電力供給、ガス供給、水道供給が自由でないために
日本のような町工場はないとのこと(豊田通商二宮さん)
中でいくつか、工場を見せていただいたが、
鋳物の後加工の機械加工屋さんは、写真OKだった。
ベンツとKAMASの合弁工場見学 月産30台程度
エンジン等はドイツから輸入(木箱に入っていた)
最後に見たのは、石油化学精製工場見学。
従業員2万人。ポリエチレン、エチレン系のプラスチック、ゴムを生産。
月産100万tの生産能力がある。5年後に200万tにしたい、と強引な会長。
まぁ、そんなに世界需要はないよ、という感じではあるが、
ルーブル安で資源関係はめちゃ売れなのだろう。
そんなことで工場見学1日目を終了した~
お疲れ様。
超眠い~。
2015年04月13日
ハノーバーメッセ2015 スタート
今年もハノーバーに来た。
フランクフルトから、ICEに乗ったが、あらためて日本の新幹線は凄い。
○新幹線 ○ICE(ドイツの高速鉄道)
・揺れ度 手帳に字が書ける 揺れて書き物はできない
・座席 進行方向に向く 固定
・座り心地 柔らかく気持ちいい 固い(1STも固い)
・売り子 飲み物・種類が多い コーヒーとスナック菓子だけ
その他、ICEでびっくりするのは、信号でよく止まることだ。
駅でもないところによく止まる。
信号待ちをしているのだと思うが、アナウンスはない。
唯一、食堂車があるのは、ICEが新幹線より素晴らしいところか?
そんなことでICEに乗って、ハノーバーメッセに着いた。
写真は、タイスタッフのシリンさん。
今年は7社のメンバーで出展だ。
以下出展メンバー(順不同)
(株)浅野
(株)サクラテック
(株)JMC
(株)東亜鍛工所
東海アヅミテクノ(株)
(株)中野鋳造所
(株)ミヤキ
目を引くのはまず、「浅野」のミニF1カー「誠」
そして、「ミヤキ」の自転車。
この二つを筆頭に各社の技術を展示させていただいている。
○会場風景
○(株)ミヤキの宮木社長、大石様、柴田様、川合様、通訳の田辺さん
○東海アヅミテクノ(株)の日高社長と笠原様
○毎朝朝礼を行います。写真中央は弊社の金(きん)。
ハノーバー共同出展の責任者です。
○4年連続出展の(株)東亜鍛工所(TOA&ARAI) 渡部社長、和籐様、金藤様、鈴木様
○(株)浅野の中村様、乗附様、坂本様、通訳の田口さん
○(株)中野鍛造所の徳田様
○(株)JMCの鈴木専務と石黒様
○(株)サクラテックの山之上様と渡邉様
2013年10月15日
トルコ視察ツアー
飛んでイスタンブール。
初トルコに行って来た。
人口8000万人、面積 日本の2倍。
観光地、世界中から人が集まる。
世界遺産 多い。
ヨーロッパとアジアの架け橋。
これまで、行ったことがなかったが、急速に発展している。
今年、イスタンブール~アンカラ(首都)までの新幹線が開通し、
3時間で結ばれる。
高速道路網もかなり発展してきている。
なによりも、街が綺麗だ。
朝から、みんな掃除をしている。
表通りだけでなく、裏通りまで綺麗である。
さらにトイレも綺麗だ。
結論からいうと、これまでは、ヨーロッパ諸国(主としてドイツ、イタリア)の
ワーカー輩出国として、中国的な役割だったが、
十分に単独で発展する下地が出来ている国だ。
新幹線が今年、開通することから見ても、ちょうど日本の昭和40年代を想像して
いただくといいかもしれない。
昨年、ハノーバー・ーメッセで大変お世話になった
通訳のカラユルマズ恵美子さんが、
旦那様の仕事の関係でドイツからトルコに転勤となった。
ハノーバー・メッセで知り合った会社を含めて、
恵美子さんの伝手で7社の純粋なローカル企業を訪問した。
ローカル企業のなかなかいい会社も多かった。
<現地ローカル企業 工場内>
<現地ローカル企業 工業前にて>
2013年07月02日
怒涛のヨーロッパツアーin AirSHOW ~2~
パリに行ってきた。
旭金属工業 、山中社長が毎年、エアショーに出展しているので
「ぜひ連れて行ってくれ~」とお願いして行くことになった。
<愛宕精工 山本社長とフランスワイン>
今回はツアーではなく、ただ、エアショーを見にいった。
同行者は、愛宕精工の山本社長1人だったので、
どこへ行くのも二人でずっと一緒の旅となった。
さて、エアショーだが、
出展社数600社、展示会客数355,000人の大展示会である。
日本勢は、三菱重工、IHI、島津製作所etc・・・etc
弊社のお客様では、旭金属工業様、菊地歯車 様、由紀精密 様などが出展していた。
新潟県、JETROもブースを構えていて、日本勢も30社弱の出展である。
航空機産業は、周知のとおり、2010年~2020年に掛けて、
倍の生産量になるといわれている。
東南アジアを初めとして、インド、ブラジル、中国、東南アジアの経済圏が
発展すればするほど、交通網としての航空機産業は重要になる。
これまで日本は、ボーイング社の下請け仕事を中心に
三菱重工、IHI、島津製作所を初めとして、航空機部品を提供していた。
ボーイングの部品の6割が日本製と言われている。
さらに三菱重工が中距離小型機の国産機MRJを既に生産を開始し、
受注もしているわけだ。
山中社長は「航空機産業は、市場40兆のちっぽけな業界なんですわ」
と京都弁で仰ったが、市場40兆はでかいと、僕は思った。
エアショーは、ご覧のとおりである。
でかい飛行機から、小さい軍用機、兵器も多く展示され、
軍人らしき人もたくさん闊歩している。
さて、感想である。
航空機産業はともかくでかいのだ。
投資額もでかい。
使う工作機械もでかい。
飛行機もでかい。
いつも僕が携わっている、旋盤とか、フライスとか、マシニングとか、プレスとか、
そういったビジネスが、なんか小さく感じてしまう気がした。
僕が生きている世界は、そういう世界なので仕方ないが、
世の中、マシニングセンターを100台単位で使ってやるビジネスがあるんだなぁ、
ということを感じた。
山中社長曰く「一台、二台の機械じゃ、あかん、10台、20台単位、一台2億や」
そんな世界があるんだよなぁ。
製造業、奥は深い。
<エアショーの写真>
2013年04月16日
ポルトガル速報!
ハノーバー・メッセ2013後、ポルトガルに来た。
僕にとってポルトガルは、ファドの国だ。
ファド=民族歌謡とでも訳せばいいのか?
演歌+ブルースだ。
僕は、久保田早紀の「異邦人」ファドバージョンが大好きだ。
ファドもたっぷり聴いてきた。
朝は、毎朝、6時に起きて、
7時過ぎには宿を出て、まずサーフィン。
ポルトガルの海
今回サーフィン部に参加いただいたのは、
・株式会社ジャスト 岡崎社長
・株式会社野上技研 野上社長
・東和工業株式会社 小笠原社長
・株式会社特殊阿部製版所 阿部社長
・株式会社トーキンシステム 新川社長
の5名だ。
今回、大波賞は、東和工業㈱の小笠原社長だろう。
午後は工場見学。
この日は2社を見てまわった。
アルミダイカストの「FUNDIVEN SA」社
徹底した品質管理が行われており、
その土台は日本から学んだ5Sと改善活動との事。
>
金型の「AURI MOULDES」社
自動車部品向けの金型が中心。
両社とも、売上の大半がドイツ、ほか、ヨーロッパ企業である。
(ボッシュが半分、その他、シーメンス、ルノー日産、・・・etc)
ものづくり大国と呼ばれた日本金型業界、
今こそ正解にもっと営業しなければ!!
ポルトガルは思った以上に綺麗で美しい国だ。
食事ももちろん美味い。
日本と同じ海洋国家であるから、
魚介類がめちゃ、美味い。
いや~、ポルトガル大満喫。
ポルトガルの街並み
2012年11月27日
ドバイツアー<2>
ドバイツアーでお会いした桜井さんの話をする。
桜井さんという名前だが、パキスタン人である。
正式なお名前は桜井車人(しゃびと)。
桜井さんは、18歳の時に日本に出稼ぎに来た。
お医者さんの息子だが、
何か大きなことをやりたくて日本に来たそうだ。
富山に行き、初めはガソリンスタンドで働き始めた。
そして、コンプレッサーを製造する会社で働き始めた。
そこでは社長に歩合制を進言し、
一日に2台程度、作っていたコンプレッサーを
5~6台作れるように改善し、生産性を高めた。
この頃、同時に知り合いになった社長に誘われ、
中古車のビジネスも開始する。
新潟港から、ロシアに向けて、中古車の販売をするというものだ。
現在は、ロシアだけでなく、
ドバイ、パキスタン、南アフリカ、等世界中に中古車の販売を行っている。
仕入先も日本だけでなく、アメリカ、ヨーロッパにも拠点を置き、
世界をまたにかけたビジネスを展開しているのだ。
桜井さんは
「日本人はもっともっと Made in JAPAN を信用してビジネスをやればいい。」
と仰るのだ。
日本製の中古車は、アメリカ、ヨーロッパの中古車に較べて、高い値段で売れる。
日本製はそれだけ、信頼がおけるというのが、世界中の評判だ。
日本人は海外に出て商売している人が少なすぎる。
もっともっと海外に出て行けば、いくらでも商売がある。
中国の新車よりも日本の中古車が高く売れる。
世界中の人は、中国製は信用していないが、日本製は信用している。
「ぜひ、どんどん世界に出て商売しましょう!」
と、最後は説教を受けているような気持ちになった。
桜井さん、本当かどうかわからんが、言葉は、
パキスタン、 英語、日本語、 ロシア語、
スペイン語、台湾語、中国語、アラビア語 を話せるそうだ。
うわぁ、素晴らしい。
ドバイに来たのは、13年前からだそうで、
ドバイでも相当儲けているらしい。
桜井さんの言うとおり、もっともっとがんばろう。
最後にドバイの観光名所も、ちょっと紹介する。
フェラーリワールド
夜の世界一タワー「ブルジュ・ハリファ」
ではでは・・・
2012年11月20日
ドバイツアー<1>
ドバイに行った。
ドバイってどこ?
ミッションインポッシブルで、トムクルーズが世界一の高層ビルで大騒ぎした印象が強く、なんか、アラブの王様の国。
でも、どこにある???地図を見るとドバイという国はない。
行ってみてわかったが、ドバイというのは、アラブ首長国連邦の一地方自治区のことである。
国ではないんだ、ということ自体知らなかった。
無知は恐ろしい。
さて、UAE(アラブ首長国連邦)だが、ドバイを含む、七つの自治区からなる。
1970年に設立された。
GDPは約2396万$(埼玉県と一緒)である。
収入の40%は、石油と天然ガスによるものだ。
連邦の首都はアブダビ。へーっ、アブダビ。
なんじゃ、アブダビ。
知らないなぁ。アブダビ。
そうあらためて、ドバイは一地方自治区なのである。
連邦の予算は、アブダビが80%、ドバイ10%だそうだ。
ドバイは、実は、貿易、金融、観光の3本柱で経済発展中。
うーん、この国がわからん。
さいたま市がアブダビで、川口がドバイ。
そんな、感じかな~。
しかし、川口が世界一の高層ビルを建ててしまう。
んな、馬鹿な・・・
さて、ドバイ自治区の話に戻る。
ドバイの人口は220万人。
そのうち自国民は40万人。
40万人の平均収入は2000万円だそうだ。ほんまか?本当か?謎。。。。
そして、残りの人口は、平均年収60万円。
インド、パキスタン、バングラディッシュ人などだ。
完全なる格差社会だ。
しかも、無税。ゆりかごから墓場までの国策で、
自国民は、子供が出来るといくら、大学に行くといくら、常に金が振舞われる。
日本の常識では計り知れない国である。
僕は思った。
この国は、国でない。
王様がCEO、自国民が社員、外国人がワーカー。
そんな企業なのだと思う。
企業だとすると納得がいくが、いつまでも、そんな甘い世界が続くとは思えない。
ドバイよ、どこへ行くのか?
楽しみではある。
石油で儲けた金を元手に世界中の金持ちを無税の政策で集め、リゾートを作り、
金融と貿易と観光で儲ける。
儲かるときはいいが、儲からないときはどうするのだろう?
謎は深まるばかりのドバイツアーであった。
2012年05月15日
「セルビア投資説明会」
セルビアという国をご存知だろうか?
1992年にユーゴスラビアが分裂し、その後いくつかの国に分離独立して
2006年に「セルビア共和国」として発足した国である。
人口:約750万人
面積: 8万8,361平方キロ (北海道とほぼ同じ)
首都:ベオグラード(人口160万人)
現在、EUへの加盟申請中である。
この国へのヨーロッパ諸国の設備投資額は、昨年度約3,000億円だ。
人口は少ないものの、EUが近く、ロシアとの取引は無関税である。
人件費は、約200ユーロ(月)ということで欧州圏では圧倒的に安い。
日本ではパナソニックが工場進出をしている。
このところ、セルビアへの工場進出が加速しているそうだ。
日本からすると、戦争が起きたばかりの国で危なっかしい印象の国だが、
後で紹介する、犬丸氏の言によれば、そんなことは全然ないとのことだ。
治安はいいし、気候もいい、人もいいと言う。
ハノーヴァーメッセの会場で、偶然、尋ねてきたのがセルビアの犬丸氏である。
犬丸氏は、母方が日本人、しかも帝国ホテルの創始者の犬丸氏の親戚筋だと
いうことで、とても日本語がうまい。
ヨーロッパ人で日本語を話す方はそういないが、
数少ない日本語がうまい欧州人の一人である。
そんなことで僕もセルビアに俄然興味を持ってしまった。
一度、行ってみよう、セルビア。
下記のとおり、セルビア投資説明会を開催するそうだ。
よかったらお越しいただければと思います。
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◆◇◆ セルビア・ビジネスセミナー ◆◇◆
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来たる5月22日(火)、UNIDO東京事務所は、駐日セルビア共和国大使館、
東京商工会議所とともに「セルビア・ビジネスセミナー」を開催します。
南東欧に位置するセルビアは、旧ユーゴ諸国の他、ハンガリー、ルーマニア、
ブルガリアなどと国境を接しています。セルビアは中欧自由貿易協定(CEFTA)
加盟国であり、ロシア、トルコ、EFTA諸国と自由貿易協定を結んでいるほか、
EU、米国向けの製品・サービス輸出については、その殆どが免税扱いです。
日本からはパナソニック電工(電子機器)、JT(たばこ)が進出しています。
去る4月16日には、フィアットが20万台の生産能力を持つ自動車工場を稼動
させました。近隣諸国に比べ、技術系人材が豊富であること、労働コストが
低廉なこと、税率が低いこと(法人税10%)などが魅力です。既にヨーロッパに
生産拠点を持つ日本企業にとっては、今後の生産移管先、部品等の調達先としての
展開が期待されます。
セミナーでは、セルビア投資輸出促進庁(SIEPA)の
マテヤ・ミレンコヴィッチ氏が同国の投資環境やビジネス機会、
とりわけ自動車関連産業や農業・食品加工関連産業のビジネスチャンスについて
紹介します。また、セルビアから帰任されたばかりの
三菱商事株式会社 元ベオグラード事務所長、杉野俊樹氏による
現地でのビジネス体験談も予定しています。
セミナー終了後には、懇談の時間も設けております。
皆様のご参加をお待ちしております。
***********************************
記
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日 時: 2012年5月22日(火)13:45-16:00
場 所: ホテルグランドアーク半蔵門4 階 富士西の間
アクセス: http://www.grandarc.com/sightseeing/index.html
主 催: 国連工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所
共 催: 駐日セルビア共和国大使館、東京商工会議所(予定)
言 語: 日本語(一部英語遂次通訳)
参 加 費: 無料
申込み方法: 下記URLよりお申込みください。
⇒ https://www.unido.or.jp/mailform/appform.html
お問合せ:UNIDO東京事務所
担 当 :壽(としなが)、高橋
電 話 :03-6826-7010
E-mail :itpo.tokyo@unido.org
<<<プログラム>>>(予定)
1.開会挨拶:駐日セルビア共和国大使
2.講 演:「セルビアの投資環境とビジネス機会」
セルビア投資輸出促進庁 輸出促進アドバイザー
・マテヤ・ミレンコヴィッチ氏
3.講 演:「日本企業にとってのセルビアでのビジネスの可能性」(仮題)
三菱商事株式会社 元ベオグラード駐在事務所長
・杉野 俊樹氏
4.質疑応答
5.名刺交換・懇談
***********************************
2011年10月11日
ドイツモーターショー 見学報告③
僕らがドイツに来た、本当の目的は、EMOショーである。
EMOショーは、アメリカのシカゴショー、日本のGIMTOFと並んで世界3大工作機械見本市。
工作機械見本市。 見本市。
これを見に来たわけである。
さて、EMOショーであるが、なにしろ規模がでかい。
我が国の誇る天下の工作機械メーカー「森精機」
なんとブースを一展示会場、丸々、抑えてブースを出している。
DMGを買収したということもあるが、これは画期的だ。
流石、森社長。
現地で、たまたま森社長にお会いした。
森社長「すげー金は使ったけど満足の出来だ。そうだそうだ、このレーザー複合機を見てくれ~」
ということで、僕と、同行した社長たちは、目が点である。
ハノーヴァーといえば、世界最大の技術展示会。
出展されている製品は世界最先端のものだ。
森精機を観た後は、工具コーナーに行った。
日進工具の後藤副社長と・・・
来年のハノーヴァーメッセには、NCネットワークとして、共同出展をしようと考えている。
ヨーロッパの展示会場を見ると日本に較べて、ゆったりとしているのと展示がとても綺麗だ。
この中で目立つためにはどうすればいいか?
これから知恵を絞らなくてはならん、とあらためて考えさせられる。
また、今回の展示会でわかったのはヨーロッパにもたくさんの生産財メーカーがあり、
知らないメーカーばかりである。この市場に売るのは、難しいことだということはよくわかっているが、
それをやるのが、日本の製造業が生き残っていく方策のひとつである。
よっしゃ~、、来年に向けてやるで~
2011年10月04日
ドイツモーターショー 見学報告②
さて、ドイツと言えば、ビール。
ビールを飲み、また、ビールを飲む。そして、ビールを飲む。
薀蓄などいらん。ビールを飲む。
そう、ビール。乾杯、ビール。
おう、忘れてた、僕らはビールを飲みにドイツに来たわけではない。
温泉に来たのだ。
フランクフルトのホテルがモーターショーで混んでいたので、フランクフルトか
ら50kmほど離れた温泉地ウィースバーデンに宿を取った。
ドイツにもたくさんの温泉があるらしいがxxxxバーデンというところが温泉
地らしい。
僕は、八海クリエイツ行方専務、みづほ合成後藤社長と、早速温泉に行った。
温泉といってもスーパー銭湯のようなところである。
中は写真では紹介できないが、なんと・・・・
なんと・・・
なんと・・・
ドイツの温泉は混浴である。
10ユーロの入場料を払い、言葉がよくわからんが、タオルを受け取り、脱衣所に行く。
前から巨大なトドのようなお姉さまが・・・・
うわぁー、どこを観たらいいのだろう。
しかし、ドイツ人はまったく躊躇していない。
そりゃ混浴が普通だから、当たり前か。
いきなり、脱衣所から、びっくりだ~。
僕と後藤社長、行方専務は、タオルを腰に巻き、おそるおそる風呂方面に歩いていく。
途中でも何人かの素っ裸の女性とすれ違う。
カップル、女性同士、男性同士、などいろいろな人がいるが、みんなどうどうと歩いている。
赤面しているのは僕等だけだろう。
いやぁ、びっくりだ。
さて、お風呂だが、真ん中に25mプールくらいの大水風呂があり、その周りに小さな温泉風呂がいくつかある。
サウナも普通の高温乾サウナと湿式サウナに分かれている。
僕らは勇気を出して、温泉風呂に入った。
隣には黒人と白人のカップルが・・・
いやぁ、見ない見ない・・・と思っても目の前なので目に入ってしまう。
黒人「xxxddxdjbjk」
白人「sssfoibfoiij」
何を言っているか、当然わからんが、何かつぶやいた後、
「ぶちゅ~」
おいおい、人前でキスするな、お前らデリカシーがないのか?でりかしーが・・・あわわゎわ・・・
ということで、こいつらといると恥ずかしいので他の浴槽に移る。
移る途中の廊下で、今度は、50代の夫婦が「ぶちゅ」
おいおい、ここはいったい、どういう風呂なんだ?愛を確かめ合うスーパー銭湯か?
国が違うと常識が違うなぁ、と思いつつ、サウナで温まり、プールで泳ぎ、ドイツの混浴温泉を堪能した。
いやぁ、ビックりだ。
写真がないぞ~ と言われますが、それは撮れませんよ。
まぁ、そんなことで創造いただいて、旅は続く~
終わった後のビールは格別に美味いのである
(ドイツツアー第3回に続く・・・)
2011年09月27日
ドイツモーターショー 見学報告①
僕は、鉄道が好きだ。
小学生の時、同級生がフェラーリやランボルギーニの写真撮りに夢中になっている頃、
僕は「はつかり」(東京~青森)や、「ひばり」(東京~仙台)の特急の写真を撮りに上野駅に通っていたくらいである。
その僕が本場、ドイツのモーターショーに見学に行くわけだから、車好きの方とはだいぶ違う視点であることを許して頂きたい。
まずは、食事だ。
これをご覧いただきたい。
美味い・・・
ソーセージ&アイスバイン(豚の蒸したやつ?)
ビールを飲みながら、食らう。
ドイツ人は、まさに食らっていた。
なにしろでかい。
食事の後は、いよいよモーターショーだ。
まずは、この車。
長安自動車
中国メーカーのコンセプトカー。
ドアの開け閉めが凄い。
さらに、この車。
中国らしい(タイでこの手のゴジラやガンダムがいっぱい売っているのを見たことあるが、中国でも当然、作っているのだろう)
フェラーリ。
ロータス。
この手の車のどこがいいのか、僕にはわからんが、人気があった。
さて、本田宗一郎のホンダである。
電気バイク。
FCXクラリティ(水素自動車)
その他。
最後にカマロと一緒にトランスフォーマー。
かっこいい・・・
さて、ドイツであるがモーターショーに行くだけでなく、車をレンタルして高速を走った。
ドイツの高速は、都市部100km、郊外130km、さらに無制限地帯がある。
同行した八海クリエイツの行方専務の話によれば、だからこそドイツの車の車体はシッカリしているのである。
都市部60km、高速100kmの日本の自動車メーカーとは安定性が比較にならんほどいい。
ヨーロッパで日本車が売れないのは、これが理由だということだ。
ドイツで高速を走っていると、ベンツ、ワーゲン、アウディがほとんどで日本車はほとんど見ない。
製造業の車好きのみなさんの前で電車好きの僕が薀蓄を語るのはどうかと思うが、日本車がヨーロッパで売れるには、
スピード、安定性、デザインがもっとよくならないとダメだ、ということはなんとなくわかったドイツの旅でした
(2話に続く)