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2014年06月16日

ハノーバーメッセ本番 NCネットワークのイベント, 海外視察・展示会~ハノーバー・メッセ

◎前回までのあらすじ
 第一話:ハノーバーメッセとの出会い
 第二話:ハノーバーに行きたい
 第三話:ハノーバーメッセ出展に向けての準備
 
 
DSC01345_R.JPG
(写真中央左:丸山機械 谷口様、写真中央右:川上機工 吉池社長)
 
 
そしていよいよ本番。
 
ハノーバーの地に募った11社のNCネットワーク率いる
チームジャパンのブースが各出展社によって装飾されていくと、
必然的にボルテージもアップしていきます。
 
会期前夜に催されたNCさん主催の決起集会をはじめとした、
いくつも“はからい”や“仕掛け”によって、
会期を迎えた朝には早くもみんなの心がひとつになっていました。
 
展示会がはじまると、
“これはなんぞや”という代物を持参していた我がブースにも来訪者があり、
複数社と後につながる握手を交わすことが出来ました。
 
これはひとえに、通訳さんの努力あってのことです。
 
日本語の“丁合機”や英語の“コレーター”がそうであるように、
ドイツ語でこの製品をなんと言い表せればよいのかを思案していただき、
“Zusammentragmaschine”という完璧に通じるドイツ語を導き出し、
製品のことをいち早く理解し、積極的に来訪者を誘導、説明していただけたからです。
 
 
準備は私の任務。
現場では販売会社である川上機工の吉池社長のサポートにまわろう。
私は胸の裡でひそかにそう考えていましたが、
現場ではそんなことを考える必要もなく、
ほぼ吉池社長にお任せ状態となってしまいました。
 
 
それは、展示会2日目のことでした。
ブースでふらふらと立っている私に、通訳さんがしびれを切らしてこう言いました。
 
「もうダメッ。ほらっ、行くよ」
 
私はほぼ強制的にメッセ内にある診療所へ連れられ、
診察を受けることにしました。
私はそのとき40度程度の熱を出していたのです。
 
「本番は吉池社長のサポートにまわろう」などと
カッコのいいことをいってそれさえおぼつかない。
まったくもって私は、本当の意味で本番で役に立たない奴でした(笑)。
 
その間、吉池社長は通訳さんとの二人三脚で
ぴったりと呼吸を合わせ前面に立ち続け、
数多くの方々と笑顔の握手を交わしていました。
 
私は通訳さんと吉池社長の言葉にあまえ、
翌日もその翌日も、遅刻をしてブースを訪れました。
 
すると社内の仲間以外の、NCチーム内の参加者のみなさんから
あたたかいお言葉を頂戴しましたのです。
 
大丈夫? 無理しないで。
食事とれてる? これ食べて。
これ持って帰って・・・。
 
私は千葉県船橋市民ですが群馬県高崎市に単身赴任をしています。
高崎で体調を崩して一人でいるより、
遠い異国で体調を崩したときの方が安心感があるという、
なんとも不思議な感覚。
 
NCネットワークのブースは「Cool Japan」と銘打った
スタイリッシュなブース運営をしていましたが、
そこにいるのは“Warm”な心を持った方々でした。
 
 
 
・・・次回へつづく・・・
  
  
社名:株式会社丸山機械製作所
ご担当者名:第一製造部 部長 谷口 秀和 様
 
 

2014年06月16日 14:49

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