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2014年06月10日
ハノーバーメッセ出展に向けての準備 (海外視察・展示会~ハノーバー・メッセ)
(左から 川上機工株式会社 吉池社長・通訳の方・谷口様)
このように展示手法が決まると、
ハノーバーでは「川上機工」と「丸山機械」の、
どちらの社名で出展するかが私の最初のポイントになりました。
私たちの製品には「Genesis」という製品ブランドがありますので、
基本的には「Genesis」が記憶に残るようにしようと思案しました。
川上だろうが丸山だろうが、
はじめてお会いする外国のお客様たちにとって大切なのは、
社名ではなく“製品”との思いからです。
しかし、どうしても出展社名は登録しなければならないので、
販売の川上機工株式会社で登録しました。
が、後に株式会社丸山機械製作所に変更する決断をします。
これは、外国向けホームページ(ポータルサイト)を作成するにあたって
各所と相談して得た結論でした。
販社・商社より、メーカーの名前で売った方がいい。
なぜなら、お客様がホームページで当社を確認しようとした際に
「設計や加工、組立といった部門、
さらには生産設備を保有しているということが信用につながる」
というアドバイスに納得できたからです。
たしかに私も海外からの購買を検討した際には、
それらの有無によって信用度があがりもさがりもしていたことを思い出しました。
この、社名変更の作業には、NCネットワークさんや、
ハノーバーフェアーズさんのお手を煩わせることになってしまいました。
私たちの主力製品はコレーターです。
コレーターといってもピンとくる人はいないでしょう。
日本語でいうならば丁合機です。
しかし、それでもきっと、わかる方は稀と思います。
“チョウゴウキ”と読まれる方もいらっしゃるかと思いますが
“チョウアイキ”が正解です。
要は紙を束ねる(丁合する)機械で、
特に弊社のコレーターは折込チラシに特化したもので、
各家庭に届く新聞に挟まれている“チラシの束”の状態をつくる特異な機械です。
丁合機という単語が市井の方の耳に馴染みがないように、
コレーターという単語も、本当に外国で実在するのか否か微妙でした。
これは後に、日欧産業協力センターさんによって調べ上げていただき、
製品名としてはコレーターとすることが無難であり、
アッセンブリという言葉で補完していくとよいというアドバイスをいただきました。
電気部品も多く搭載しているコレーターは、
海外輸出にあたりインボイスの作成でかなり手間取りました。
しかしこれも、輸送を担当してくださったキユーネアンドナーゲルさんの
協力とアドバイスで無事に東京港を出港することが出来ました。
このように、はじめての海外出展でも、
助けていただける方たちばかりで非常に助かりました。
準備をすすめていくにつれ、いくつもの問題が浮かび上がり、
しかしその都度、様々な方々のご協力により、
それらの問題をひとつひとつ解決させていくことが出来ました。
・・・次回へつづく・・・
社名:株式会社丸山機械製作所
ご担当者名:第一製造部 部長 谷口 秀和 様
2014年06月10日 10:38
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