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2014年06月02日

ハノーバーに行きたい 海外視察・展示会~ハノーバー・メッセ

 
IMG_0218_R.JPG
(笑顔で商談中の谷口様)
 
 
「ハノーバーに行きたい」
  
この興奮を誰に伝えればいいのか。
まったく意味の通じない人に話しても仕方がない。
そうだ。こういう話を聴いてくれる適任者が私のそばにはいつもいる。
日中なら、ゴルフ場か社内にいるはずだ。
私は“その人”が社内にいる日を見計らい、
鼻の穴を大きくふくらませたまま報告しました。
 
「 社長! 
 中小企業総合展で表彰されればハノーバーに行けるんですって。
 おれ、行きたいっすよ、ハノーバー! 」
 
我が丸山機械製作所の佐藤社長は“ふぅん”と軽く相づちを打ち、
表情ひとつ変えずにこう言いました。
 
「 ハノーバーならNCでやってるから、行ってくれば? 」
 
行ってくれば!?
なんでまぁ、こんな大きなことをそんな簡単なひと言で返してくれちゃうんだろうかと、
自分が仕える我が社長の懐のデカさに改めて感心しつつ、
私は「ハノーバーに行ける」という興奮がマックスに達するのを感じていました。
 
もちろん、この報告をする前に
私なりにグーグル・マーケット・ファインダーを使って市場調査をし、
社長からノーの声が聞かれら、ヨーロッパでの可能性について説明する準備は整えていました。
 
しかし、社長はすでにそんなことなど承知していたようです。
逆に海外での見込みについての所見を聞くことが出来ました。
 
実際に私たちがハノーバーへの出展を決定したのは、
このときの佐藤社長の一存だけではありません。
丸山機械製作所は設計~切削~溶接~組立までの一貫生産を行う、
いわゆるメーカーです。
それに対し、グループ企業として、その販売からメンテナンスまでを一手に引き受ける
川上機工株式会社という企業が存在しています。
 
まずは川上機工代表取締役である吉池社長とともに
NCネットワークで催されたハノーバーメッセ説明会に参加し、
それに納得したうえで社内の会議に諮るというプロセスを踏んでの出展決定でした。
 
トイレの掃除方法から何千万円もする生産設備の導入検討まで。
あらゆることが一定レベル以上の社員が参加する会議で検討され、
決定、運営していく現場主義。
それが私たち会社の強みになっている部分です。
 
さて、自社アピールはこのくらいにして、ハノーバーについてお話をしていきましょう。
大阪での中小企業総合展で表彰されない私たちの展示手法は、
一斉に改めることにしました。
ちょうど当社の強みはなにかを見つめ直し、
新規顧客獲得へ向けた取り組みをしている最中でもあった当社は、
その目論見をブースに活かす展示手法に変えて、
装い新たに2013年の秋、東京ビックサイトで開催された中小企業総合展東京に出展しました。
 
これは、私にとってハノーバーの前哨戦です。
これでうまくいけば、ハノーバーでもうまくいく。
私は勝手に自分自身でそう思い、臨んだ展示会でした。
ここで、NCネットワークのハノーバー担当のみなさんにも当社製品を見てもらい、
具体的な打ち合わせをすることが出来ました。
私にとっては、これだけでも万事オッケーの展示会のはずでした。
 
ところがなんと、ここで私たちは「ベストプラクティス賞」を受賞してしまう
“うれしい誤算”を勝ち得たのです。
 
大阪でその選に漏れ、
しかし、その授賞式でハノーバーへの夢をふくらませた私にとって、
これはなんとも皮肉な受賞でした。
大阪での口惜しさ故に狙っていた節はありますが、
それはあくまで個人的感情の問題で、
ここでの目的はハノーバーへの準備だったのです。
 
とはいえ、私にとってこの受賞はハノーバーへ向けての
よい辻占となったことは言うまでもありません。
ちなみに、東京でも「ベストプラクティス賞」の副賞として
ハノーバーメッセ出展権もありましたが、
私たちはNCネットワークに参加申し込みをしていたので、
「サブコンタイランド(バンコクで5月開催)出展権」を選択しました。
 
  
・・・次回へつづく・・・
 
 
社名:株式会社丸山機械製作所
ご担当者名:第一製造部 部長 谷口 秀和 様

2014年06月02日 15:46

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