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2011年07月27日
御茶ノ水ランチ
こんにちは。
NC広報チーム担当:高橋です。
普段はほぼ社内で社内業務しています。
社内業務が多い私からは、お昼のランチをご紹介させていただきます。
今日のランチは、エミダスチームのプロライトサービス担当の仲間といってきました。
会社を出て明治大学方面へ歩き、リバティタワーを通り過ぎた路地を左へ曲がります。
さらに道なりに真っすぐ歩くと、角に黒板で書いた看板が見えてきて、路地を曲がると。。。
普通の家? お店?? 昭和でレトロな建物発見。
【骨太フレンチ ビストロアリゴ】
東京都千代田区神保町1-18-7
見ためは完全に和食屋さん。
中に入り、階段で二階へ・・・田舎のおばあちゃんちを連想させるような、作りの店内です。
テーブルもちゃぶ台で、風鈴が似合いそうな店内は思わずホッとできる空間。
しかし、お店の名前はフレンチってついてるし、メニューのドリンクにはワインの
文字がたくさん・・・・
ランチメニューは・・・・やはりフレンチ~ 和食と思いきやフレンチとはなんとも斬新なアイデア
なんだと心躍る私たちが頼んだメニューは・・・・
・チキンカツ定食
熱い夏も思わず乗越えられそうなランチメニュー
・オムライスランチ
珍しくホワイトソースのオムライス。パスタかグラタンと勘違いさせてしまう絶妙な味のランチメニュー
ランチについてるサラダのドレッシングがこれまた美味でした。スープも美味しかったです。
お料理が運ばれてから数分・・・
全員文句なしで完食! ごちそうさまでーす!
食後は、思わずみんなでまったり。 (少しまったりしすぎなぐらいまったりしてしまいました)
噂のちゃぶ台です。
この、ちゃぶ台はサザエさんでも出てきますが、丸いテーブルには実はいろいろ秘密があり、
上下・席次の区別なく円卓を囲むことで、思考のストレッチができ、アイデアが出てくる効果が
あるそうで、最近では、わざと丸いテーブルでミーティングをしたりする企業もあるそうです。
丸テーブルで昔ながらの古民家で、美味しいお料理に囲まれたお店で日頃からお世話になっている
お客さんや、仕事仲間と一息されるのはいかがでしょうか。
夜も営業されてるそうで、夜はワインメインのフレンチ居酒屋さんだそうです。
一杯の乾杯から始まるいっぱいの輪をぜひ御茶ノ水からどうぞ。
2011年07月26日
被災地は終わっていない
義捐金を出し、物資を送り、生産財も送った。
しかし、現地ではまだまだ、何も終わっていない。
仙台~石巻の被災地ツアーにお伺いした。
仙台空港のそばにある、㈱岩沼精工。
そして、東北地方の最大の津波被害地域、石巻―――
――東和工業㈱、女鹿製作所、㈲新田機械工業、㈱阿部製缶鉄工を訪ねた。
復興地域の会員企業は、現在も復興のために奔走している。
会社によって復興度合いはさまざまだ。
東和工業㈱の小笠原社長と、仙台のスナックに行った。
ママが小笠原社長の顔を見て言う。
「社長、心配していたのよ。xxxさんから生きているというのは
聞いていたけど、どうなったかと思って~」
「大丈夫、大丈夫。社員の中には家を流されたのは4名、親戚となると、
結構、亡くなった人はいるけど・・・」
「でも、よかったわねぇ、命があって」
石巻市では、10万人の人口のうち2000人が亡くなったのだ。
津波に追いかけながら、命からがら逃げたという人も数多い。
橋の上から、船の上から、電信柱の上から、多くの人々が流されて行く
光景を見た話を聞くと、胸が詰まる。
ゼロ歳児の赤子を手の上にあげながら流されて行った親子。
家族5人で車で逃げようとして、奥さんだけが家に財布を取りに
戻ったところに津波が襲来。家族4人は亡くなり、奥さん一人が
家の2階で助かったという話。
東北では、こんな会話が日常である。
お話を聞いた被災地企業の社長は、
「行政はまったく何もやってくれない。
赤十字もどこにお金を回しているかさっぱりわからないし、
融資にしても通常とまったく変わらない。
ともかく、日本の政府はひどい」と仰っていた。
結局は他人事なのだ。
本人が動くしかないのである。
でも、僕らが出来ることはいろいろあると思う。
まずは現地を見ることからだ。
写真や映像ではわからないスケールで、被災地は被害を受けている。
なにしろ、千葉県旭市から岩手県八戸市までの広さで
津波の被害を受けたのだ。
600kmである。
東京~大阪間と一緒だ。
それだけの距離で被害を受けたのだ。
これは、見てみないと実感が湧かない。
被災地ではさまざまな復興活動が行われている。
我々に出来ることは何か?
あまり多くのことは出来ないが、少しは役に立てると思う。
エミダス会員のみなさまには引き続き、生産財の支援活動をお願いします。
2011年07月14日
【商売繁盛の印】 ~益鳥に選ばれた工場~
広報T担当の廣瀬國松です。
普段は加工部品も取り扱っております。よろしくお願いします。
先月久しぶりに車で出張へ行ってまいりました。
東京→甲府→岡谷→坂城→黒部→中新川郡→東京
で、1泊2日です(苦)
今回は普段から大変お世話になっているのと、僕が地域的にも大好きという理由で、
※大好きな理由↓
おしぼりうどん・そば 『かいぜ』
おしぼりを知らない方は、坂城・戸倉の名物です。是非!!
庭でウサギも飼ってます(笑)
本題に戻ります。。。大変お世話になっている坂城町の工場をご紹介したいと思います。
まずは1社目、
ズラリと並ぶ工作機械、年中無休、24時間生産体制!株式会社イケダ
角&3次元の数モノ削り品を材料問わず、高品質・短納期で製品を供給しております!
僕も毎度、某超精密機能部品メーカーさんの数モノでお世話になっております。
↑5S活動本気活動中! 右から営業三井さん、工場長の西村さん。
いつもありがとうございます!
2社目はイケダさんから約10分、試作開発品、特急品のスペシャリスト!『削り屋』
株式会社キック
開発品、間違いのあっちゃイケないもの、納期マストなモノ、
皆様はどれくらい、任せて安心できる工場がありますか?
言葉は要りません!
工場からの景色も最高です!
さて、タイトルです。
3社目は 株式会社光和
さっそくエントランスに向かうと、、、
ん? 何だコレ???
まさか。。。
すっすすす、巣? しかもツバメの巣。
『ツバメ』
日本においては、水稲栽培において穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥として古くから大切にされ、ツバメを殺したり巣や雛に悪戯をする事を慣習的に禁じ、農村部を中心に大切に扱われてきた。
江戸時代にはツバメの糞は雑草の駆除に役立つと考えられていた。
「人が住む環境に営巣する」という習性から、地方によっては、人の出入りの多い家、商家の参考となり、商売繁盛の印ともなっている。
また、ツバメの巣のある家は安全であるという言い伝えもあり、巣立っていった後の巣を大切に残しておくことも多い。
wik引用
ん~~~~、すごい。。。
事務方の女性に聞くと、もう何年も前から産卵・子育ての季節になると戻ってくるとか。
私が光和さんを知ったのはここ数年からですが、
昨今のプラ型屋さんの厳しい情勢でも、またリーマン後でも、機械が動いてない時はありませんでした。
※当日も20時に辞去した後も、エンジニアさんは皆さん残っておりました。。。
益鳥に選ばれたからか、orそもそも、だからこそ選ばれたのか。
全ての事象に理由がありますよね。
ちなみに光和さん、
こんな製品などの試作型 → トライ(試打ち)までを驚きの1週間で!!!
昔から長野県にはこんなお話があります。
『松本のスズメ、諏訪のトンビ、上田のカラス』
松本と諏訪の例えは別稿に割くとして、上田。
※僕の地域感でいうと、坂城も含まれる。地域の方々の感情は抜き
カラスに例えられるのはとても利口な鳥であることと、
世の中の動き(時勢・気運)を捉え、自分の動き方を決めるのが
東信・上田の人間の特徴だと上の言葉は語っています。
誰かが日本の製造業は今の1/3に減るという。
しかし今回うかがった工場はどこも忙しそうでした。
果たしてこのまま留まるのか、外にも活路を見出すか。
いずれであろうと、生き残るための術を土地・習慣として昔から学んでる地域ですから、
これからも生き残れる道を選ぶことでしょう。
2011年07月12日
アジア進出の果てに・・・
● アジア進出の意義とは?
6月29日(火)に「アジア進出セミナー」を開催した。
タイ、フィリピンに工場を持つキャステム(広島県)
中国、タイに工場を持つオーティス(岡山県)
カンボジアに進出を果たした光和インターナショナル(東京都)
以上、3社にパネラーとして出ていただいた。
カンボジアに出たばかりの光和インターナショナルは、これから楽しみな企業だが、
オーティス、キャステムにおいては、進出して10年以上の歳月が立っている。
いずれの企業も進出時の企業規模が年商10億、雇用数100人で海外進出を果たした。
その後、オーティスは年商90億、雇用280人(国内)400人(国外)となった。
キャステムは、年商40億、雇用200人(国内)、700人(国外)となった。
この数値を見ていただくとわかるとおり、海外進出は空洞化を促進するものではない。
むしろ雇用を増加させ、日本国内の企業力を高めるものであることがわかる。
利益のみを追求する企業体ではこういった発展は難しい。
日本でのものづくり、海外でのものづくり、そこにどういった意味があるか?
経営者が日本発のものづくりに意義を感じて、日本国内でのものづくり、アジアでのものづくりに意味を持つことが必要なのだ。
● 製造業の発展とは?
製造業を発展させるには二つの方法がある。
数量の拡大か、付加価値の増加だ。
数量の拡大は、今後、東南アジアで必要とされているものづくりであり、
付加価値の増加は、日欧米で必要とされるものづくりといえよう。
日本のものづくりは、かつて、安かろう、悪かろうの評判の中で、世界に進出した。
先人たちの努力により、品質がよく、安い製品に成り上がり、
さらには Made in JAPAN = 高品質 というブランドにまで昇華した
日本が製造業の国として、今後も発展していくには、ブランドを継続していくためにアジアでの発展が必要だ。
「日本の企業は安心して注文できる」
「日本の企業は必ず納期を守る」
「日本の企業は不良を出さない」
多くの日本企業神話がアジアでも出来つつある。
アジアでは、中華系(シンガポール系)、中国系、台湾系、韓国系、そして、日系の企業が凌ぎを削っている。
日本企業に頼むと上記のような品質が必ず守られる。
これを継続していくことが、最終的には日本製造業の発展に繋がる。
● 世界に誇る日本の素形材産業
素形材産業は、日本が誇るべき中小製造業群が世界に技術を誇る産業である。
屋号で称すると次のような名前が列挙される。
機械加工屋(削り屋、旋盤屋)、鍛造屋、鋳造屋、硝子屋、磨屋(磨き屋)、
プレス屋、成形屋、金型屋(型屋)、板金屋、熱処理屋、鍍金屋、etc
こういった業種こそが日本が誇るべき中小製造業の代表格である。
これらの業種では、世界に一社しか出来ないような特殊技術を持つ企業が少なくない。
日進工具(小径エンドミル)、エーワン精密(コレットチャック)
ハードロック工業(緩まないナット)、樹研工業(1/100万mmのギア製造)
岡本硝子(歯科用反射硝子)、ナカシマプロペラ(造船用スクリュー)
橋本精密工業(携帯電話用ブラシ)、八海クリエイツ(携帯電話用ヒンジ)
多くの中小製造業が特殊な技術で世界シェアを持っている。
これらの企業の特色をひとつあげるとすれば、社員の団結力が優れていることであろう。
特化した技術力は、一握りの天才がつくるものではなく、社員全員一致の団結力があって生まれるものである。
屋号を持った企業の特徴は、社長(オヤジ)のもと強い団結力がある。
社長(オヤジ)は絶対神であり、社長(オヤジ)の言うことに社員が全員一致で仕事を推進する。
そんな企業群だからこそ、リーマンにおいても首切りがほとんど行われず、存続をしたのである。
そういった企業だからこそ、世界に誇れる技術を有したのである。
技術は遺すものではなく、今後、どうしていくかだ。
そういった観点で再度、日本の技術を見直す必要がある時期に来たのではないかと思う。
● 世界に誇る日本の技術
本田宗一郎、井深大、松下幸之助の例を出すまでもなく、戦後の日本経済は、優れた日本の技術力を持った企業人にリードされ、世界第2位のGDP国家となった。
日本製造業の技術力は創業経営者の意思があって、世界に羽ばたいた。
今の日本に、意思がある経営者がどれほどいるだろうか?
自社の製品に自信を持ち、自社の製品を常に改善し、最高の品質のものづくりを提供しようという意思がある会社のみが発展をつづけることになる。
経営者の意思こそが、日本の技術を高めることにほかならない。
経営者が短期的な利益を追求したり、加工業以外の事業に本腰をいれたら、その企業はもう終わるだろう。
日本の技術力を再度、見つめなおし、 なぜ、世界の人たちに利用いただけるのか?
そんな考え方を持つ企業が、今後、アジア、そして世界に進出して、通用する企業になる。
日本の技術を継いで、さらなる地盤を創り上げるのが我々の使命である。
<アジア進出の本当の意味は、世界にMade in JAPAN製品を供給することにある>