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2014年11月27日

~日本の未来~ 安倍首相&日本

安倍政権が、日本の未来を問う総選挙が行われる。

僕は元来、政治には無頓着であるが、今回は、安倍首相(自民党)の
勝利になるであろうと思いながらも国民がどう判断を下すのか?
問うてみたい。

僕は、今年、二度、安倍首相との海外遠征に同行した。
ドイツでの日独中小企業ミッションと経団連&JETROの中南米ミッションだ。
詳しくはこちらから

なので、この僕も政治嫌いから、脱却し、日経新聞の安倍首相の
記事を読むようになった。
(いまさらながら、すみませんですが・・・)

安倍政権(第一次~第二次含む)が実現した中小企業施策の中で、
大きく評価できることがいくつかある。

1、減価償却一括税制の施行
2、交際費、会議費枠の増加(400万→800万へ)
3、ものづくり補助金の強化

これらは、いずれも、我々、中小製造業者の声が安倍さんに届いて、
実現してきたものだ。

民主党政権の時はどうであったか?

ものづくり補助金は仕分けされ、声ばかりの中小製造業施策だったことが露呈した。
また、震災の時の対応も正直言ってひどかった、と言わざるえない。
安倍首相は震災の時に、宮城県石巻市(民主党の地域)にも僕らの要望で来てくれた。
本来はありえないことだが、実態を見たい、とのことで僕らに同行いただいたのだ。
これには僕も感謝の念で一杯になった。
安倍首相は、割り切り型の政治家が多い中で、親身になってくれる方だということが
有事によって証明された。


● アベノミクスの評価

金融施策、財政施策、民間投資の喚起を基軸とするアベノミクスの評価は
いかがだろうか?

現在アベノミクスの効果は、
1、株価の倍増
2、就業者 100万人増加、失業率の低下(4.3→3.6%)、有効求人倍率1.0越え
3、企業収益 過去最高水準

以上の点で大きく評価できる。

実質GDPの低下を理由に評価していない評論家、政治家が多いことから
今回、解散総選挙に踏み切り、国民の民意を問うているわけだが、
上記をどれだけ評価できるかが、今回の焦点だ。

働きたい意欲のある人が、働ける環境は整ったという点で
アベノミクスは絶大に評価できる。
これから、アベノミクスを仕上げていくのは、我々、民間の仕事だ。

東南アジアに較べて、競争力の低い税制の問題や、電力の問題、社会福祉など、
様々な問題を我々は抱えているが、
政治、民間、一体となって日本をよくすることを考えなければならない。
そのためには目先の税制ではなく、一人一人が働ける環境を整えてくれた
ことは、200%の評価だと僕は考える。

● 消費税

僕は20%にすべきだと思っている。
(早く10%にしれくれないと無駄なお釣りをセブンイレブンでみんな緑の
募金にいれてしまう)
定年も80歳でいい(死ぬまででもいい)
死ぬまで働けるような企業環境を、我々が作らねばならない。

日本人が勤勉であるのは、地域、会社の中で、目標を持ち、それぞれの職業に
プライドをもって働くことが出来る人が多いからだ。
しかし、高齢化社会の中で、弱い人を守ることが必要だ。
消費税の是非は、高齢者、弱者の社会保障を守るためのものだ。
爺さん、婆さん、早く死んでくれ~ という人は消費税を払わなくてもよい。
ただし、そういう人は、死ぬ時に、誰も助けてくれないだろう。
国民を守るための法律だと僕は思う。

金持ちが税金は払えばいい、と思っている人が多い。
しかし、金持ちは相当、税金を払っている。

195万円以下 5%
330万円以下 10%
695万円以下 20%
900万円以下 23% 
1800万円以下33%
4000万円以下40%
4000万円以上45%

金持ちは相当額、所得税を引かれているのだ。

働く環境が整ったら、すべての人が社会弱者のために払うのが消費税、
そう考えたら、消費税率のUPは、当たり前だということがわかるだろう。

● GDPが減るわけ

僕は、なんでGDPの増減を政府の責任にするのか、意味がわからん。
人が毎年、20万人減る世の中だ。
増えるのがおかしいのが普通だ。
それでも実質GDPが増えるのは、自動車メーカー、弱電メーカー、
半導体メーカー、工作機械メーカー、などが
頑張って外貨を稼いできているからだ。
外貨のバランスと、国内需要のバランスが崩れているので、
GDPで評価するのはおかしい。
よく、GDPが中国に負けた~、という話を聞くが、当たり前じゃ。

1億2千万人で500兆稼いでる日本
13億人で700兆稼いでる中国

労働生産性でいったら、どういうことだか、誰でもわかると思う。

GDPが減ったというけれど、銀座も渋谷も六本木も、人気レストランの
予約はいつも取れない。
地方でも美味しいお店は、人が絶えない。

日本も同じだと僕は、思う。
消費者のために、本当に良い製品を送り出す企業のみが、
世界で生き残っていく時代になった。

不味いラーメン屋には誰も行かんだろう。
不味いラーメン屋がなんで存在するのか?
簡単だ。
ラーメン屋の経営者の怠慢だ。
美味いラーメンを創る努力をせず、ただ稼ぐために働いているからだ。
稼ぎたいなら美味いラーメンを創る。
こんな単純な理屈がわからん事業者が多いのが現実だろう。

製造業も同じだ。
メーカーが安くしろ、だから儲からない、と言う。
不味いラーメン屋と一緒だ。
製造業界で美味いラーメン屋になろうと思ったら、

1、他社で出来ない技術→高く買ってくれる
2、他社よりも早く届ける技術→高く買ってくれる
3、他社よりも安く出来る技術→安いが買ってくれる

以上しか、ないでしょ。

これを日本製造業界、みんなでやっていこう。

そして、結果としてGDPが付いてくるのだ。
企業の売上の総決算がGDPである。
GDPは国民の知恵と汗の結晶である。
政府がつくるものではない。
我々、民間がつくるものである。

2014年11月27日 14:43

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