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2013年08月27日
北海道鉄道記
夏は北海道じゃ。
夏の東京は大嫌い~。
それで、毎年、夏になると北海道に逃げる計画を立てる。
<(株)キメラ様、(株)ワールド山内様見学ツアー>
そして、僕はそのツアーに乗じて、電車一人旅ツアーを開催するのである。
北海道の鉄道は、なんと面白いことか。
駅名である。
こんな駅名が頻繁にあるのは、JR北海道だけだ。
礼受(れうけ)
阿分(あふん)
信砂(のぶしゃ)
舎熊(しゃぐま)
留萌本線の終点駅
増毛(ましけ)
この駅には、日本最北端の醸造所、国稀がある。
そこで、僕は、JR北海道駅名カードを見つけてしまった。
醸造所に行って、なんと駅名カードを100枚も買ってしまった。
<駅名カード>
酒は買わなかった。
だって重いもん。
さらに列車旅は続く。
雄信内(おのっぷない)
日本最最北端の駅、稚内(わっかない)
ついでに南稚内。
そーいえば、今回の旅は、腹が立つことも多かった。
夏のJR北海道のサービスは最低である。
以前、JR九州のブログを書いたが、正反対だ。
今回も夏の旅行シーズンなのに一編成の車両。
2時間近く立ちっぱなしで、山手線状態。
なんで、車両を増やさない>JR北海道
せっかく、涼しい北海道に来て、満員列車に乗せられるとは思わなかった。
まぁ、文句を誰に言えばいいかもわからんが、
北海道は観光立国だということを認識してほしい。
その旗印となるべくJR北海道のサービスの悪さは、いったいなんなのだろう。
俺にJR北海道の社長をやらせたら観光客を10倍にしてみせるぜ。
なんてったって、JR北海道の景色、駅名、駅舎、線路、
素晴らしいところだらけである。
<新十津川駅舎>
北海道といえば、ラーメンも各地、各所で美味い。
<稚内青い鳥ラーメン>
<ラーメン十勝平原>
温泉もある。冬はスキー、スノボ。
もっと、もっとサービスをよくして、観光客を1000万人、呼び込むべきだ。
スイスは、人口700万の国だが、観光客は7000万人来る。
北海道は、人口500万なので、もっともっと観光に力を入れて欲しい。
頼むよ、JR北海道。
2013年08月06日
風立ちぬ
宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」を観た。
素直に感動した。
設計者(エンジニア)が自分の信じる設計に向かってひたすら突き進む。
素晴らしい映画である。
何度も、涙した。
「風立ちぬ」は、いろいろな話を聞いていると賛否両論らしい。
しかし、今、否を唱えている評論家および、聴視者は、
数年後、自分の批評が間違っていることを知るだろう。
「風立ちぬ」は宮崎駿史上、初めての大人の映画である。
話題にはなっているがジブリでの始めてのキスシーン、恋愛シーン、
これまでのジブリにはない展開が多い。
ストーリーにも説明が一切ない。
関東大震災、満州事変、終戦、様々な日本の出来事が、
さらり、さらりと流され過ぎていく。
一つ一つの寓話に落ちがない。
(本当はあるのだが、歴史がわからない人には、分からないだろう)
なので、なんだか、話が唐突であり、意味がわからん、という人も多いと思う。
子供連れで見に行ったジブリファンのお母様方、
可愛いジブリファンの皆さま、
深読みする評論家の皆さまに問う。
この映画の本質は、「技術者(エンジニア)の夢の実現」である。
日本製造業に携わるものであれば、この感動はわかって頂ける。
しかし、普通のジブリ映画を期待すると、
もしかするとこの感動が薄れるのかもしれん。
僕は、素直に感動した。
何度か、泣いた。
本当に感動した。
宮崎駿は、71歳にして、さらに円熟の境地に達した。
宮崎駿は、日本を代表する天才監督だ。
そして、宮崎駿監督には、さらに円熟の境地を増して、
今後、20年、少なくとも5本の映画を残して欲しいと願う。
もちろん、今のような濃密な映画でなくてもよい。
黒澤翁がそうであったように、少し、爺の語りでもいい。
しかし、黒澤明の「まぁだだよ」「八月の狂詩曲」「乱」「影武者」がそうであったように、
宮崎駿が撮れば、それは、後世に残る歴史的名作として残るのだ。
宮崎監督が、まだまだ、新作に意欲を燃やし、
短編でもいいから作品を残して欲しい。
そう思った新作「風立ちぬ」であった。
僕の宮崎駿ベスト10の発表!
<内原康雄 ジブリ作品ベスト10>
1、「風立ちぬ」
2、「千と千尋の神隠し」
3、(「耳をすませば」)
4、「ルパン3世・カリオストロの城」
5、「となりのトトロ」
6、「魔女の宅急便」
7、「ハウルの城」
8、「天空の城ラピュタ」
9、「もののけ姫」
10、「紅の豚」
(「耳をすませば」宮崎駿監督ではない。しかし、僕は大好きだ)
この順位にはさして、意味がない。
どれを観ても面白い。
宮崎駿の映画はすべて、観るべし。
つまらない映画は一本たりともない。
上記にない映画は「風の谷のナウシカ」「崖の上のポニョ」だ。
この2本も面白いのだが、順番を考えたら入らなかった。
今週、全社朝礼で、弊社社員の宮崎駿監督作品ベスト10を聞いた。
その結果が下記である。
<NCネットワーク ジブリ作品ベスト3>
1、天空の城ラピュタ
2、となりのトトロ
3、もののけ姫
うーむ。
なんとも、宮崎映画。
すべて面白く、すべて、語れる。
国民的大監督に拍手~
PS. おーっ、そうだ。
「風立ちぬ」のプラモデルは、
弊社会員の「有限会社ファインモールド」さんが作っている。
風立ちぬ「二郎の鳥型飛行機」
工場直販サイトCOLORSで販売可能か、交渉してみよう。
そうそう、半年前、「ファインモールド」鈴木社長と淡路町で飲んだ時、
宮崎監督と打合せしてきた後で、えらい興奮していたのを思い出した~
鈴木社長「いやぁ、今、スタジオジブリでの宮崎さんと打合せの帰りで、
この鞄の中に新作の図面が入ってるんだ~」
と言って見せてくれない。
僕は「見せてください」
何度もごねたが、さすがに無理だった。
ではでは・・・