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2007年03月19日

NCN創世記・・・三木康司の巻 NCN創世記

http://www.kri.sfc.keio.ac.jp/report/mori/1999/doctor/10/report.pdf

 ↑
ネットサーフィンを見つけたら、こんなレポートを見つけた。
もちろんレポート見つけたのは工藤純平である。

安井(興奮して)「このレポートは凄いですよ。まさに我々がやろうとしている
ことが書いてある」
内原「なんだか、よくわかりまへんが、凄いのはわかる」
工藤「インターネットで資材調達が変わるんですよ」
内原「あーぅー」
安井「とりあえず会いに行きましょう!」

と言って、僕と安井さんは慶応大学湘南キャンパス(神奈川県藤沢市)に出かけ
ていった。

内原「すごい広いキャンパスですねえ~」
安井「こういうところで勉強してる三木康司君ってどんな奴だろう・・・」
緑に囲まれたキャンパスの中を似合わないオヤジ二人でトボトボと三木さんの研
究室に向かった。

その日は休日だったので学生の人通りは少なく、閑散としたキャンパスである。
研究室といっても、広々としたスペースに学生が一人一台のパソコン環境の中で
研究ができる素晴らしい施設である。
僕と安井さんは呆然としながら、三木さんの研究室を訪ねた。

初めて会った三木さんは、Tシャツにジーンズ、パソコンの横には自転車が立て
かけてある、
という風体で、とても研究者には見えない。
(やっぱり、湘南だなあ・・・)と思いながら、三木さんと初めて対話をした。

どっしりと落ち着いた感じで学生には見えない三木さんは、大学卒業後、富士通
で5年サラリーマンをやった後に、
慶応大学大学院に入学した。
そうだよなあ、あの論文は社会人経験者じゃあないと書けないよなあ、と安井さ
んと電車の中で話した。

その後、何度かメールのやりとりをし、得意の宴会作戦を3度繰り広げ、三木さ
んをNCネットワークに招聘した。
三国史で言うところの三顧の礼である。
内原「日本の製造業は面白いよね」
三木「研究対象としては面白いです」
内原「三木さん、キャバクラとか行くの?」
三木「行きません」
内原「何が楽しくて生きてるの?」
三木「今は研究です」
内原「・・・・」

当時は楽天や、アマゾンなどBtoCによるネットショップが花盛りであった。
そんな中でBtoBにカテゴリーされていたのがNCネットワークだ。
トラボックスと出会ったのはその頃である。
ある人の紹介でトラボックスというトラック業界のNCネットワークがあるの
で、一度、社長と会ってみないか、
という話になった。
僕と安井さん、そして工藤純平で出かけていった。
秋葉原の万世で飯を食おうということになった。
トラボックスは藤倉運輸の専務取締役の藤倉さんと埼北運輸の田代さんがつくっ
たトラック業界のNCネットワークである。
彼らもやはりに2代目で、飲みに行くと2次会はキャバクラというのがお決まり
コースだった。
最初の席でこれほど気が合った人もす少ない。
僕と藤倉さんはすぐに意気投合し、早速、その日は上野の街へと消えることに
なった。

その後、すぐにトラボックスとNCネットワークの共同プロジェクトを立ち上げ
ようということになり、三木康司が橋渡し役として任命された。
三木康二は、大学院生という立場で3日3晩、僕と藤倉さんのキャバクラ通いに
つき合わされることになった。
しかし、その後、三木康司は、中小企業の社長気質を体感しながら、NCNの重
要な頭脳になっていく。

NCNの中でも具体的にひとつひとつのプロジェクトを立ち上げるにあたって、
細部を追求するのが三木康司の
役割である。

そもそもNCNは、中小企業の立場で出来たネットワークである。
横の連携を繋ぐことは最も大切な視点である。
しかし、中小企業のお客様は、大小の差はあれど大手メーカーということになる。
大手メーカーに使っていただいてこそ、NCネットワークの存在価値があるのだ。
三木康二の加入により、初めて大手サイドの視点を気にするようになっていった
のである。

三木康司の最初の業績は、NCNのブランドを確立したことである。
工藤純平がブランディングのその時読んだ本に影響を受け、「ブランド、ブラン
ド、ブランド」
と叫ぶようになった。
工藤「内原さん、NCネットワークはもはやブランドづくりで失敗しています」
内原「なんで?」
工藤「NCネットワークとエミダスのダブルブランドになっているからです」
内原「そう?」
工藤「中小企業がブランドを発信する場合、ひとつが普通ですから}
内原「・・・(そもそもブランドがわからない)」

ということで社内にNCNのブランドイメージを確立するためにNCNブランド
向上委員会を設置した。
NCNブランド向上委員会は、内原 三木、工藤、赤井のメンバーで構成された。
NCNブランド向上委員会は、いろいろと議論をし、ダブルブランド「NCネッ
トワーク」「EMIDAS」を社会に広める事を目的とし、
パンフレットの製作、ロゴマークの製作、封筒の製作、名詞の製作などを行った。
中小企業向けには「エミダス」
大手企業向けには「NCネットワーク」
でいく、ということになった。

ブランドを決めるのは社長の仕事であるが、その理念を決めるのに三木康司、工
藤純平の意見が参考になった。
NCNのロゴマークを提案したのは、三木さんである。

ロゴマークの中で描かれている、中心の「二重線のリング」の周囲にある4つの「三角形」はそれぞれの企業のピラミッド(系列)を意味します。そして、中心の「二重線のリング」はNCネットワークが提供させていただく情報ネットワークを意味します。  今までそれぞれの「三角形」(系列)の壁に阻まれて困難であった、異なる系列間・異業種間・系列内部での中抜き受発注を、「二重線のリング」(NCネットワークが提供する情報ネットワーク)を活用していただくことにより、系列の壁を超えて取引や情報交換をお手伝いさせていただくことを、このロゴマークは意味しています。NCネットワークは系列を超えた取引が日本の製造業全てのさらなる発展を促すものであると信じています。

いやあ、あらためて良いーロゴマークだ。
三木さん、ありがとう!

2007年03月19日 19:14

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