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2017年08月18日

上野歩 「探偵 太宰治」

エミダスマガジン誌で、いつも経営者の素顔を担当していただいている
作家上野歩の新作が出た。
「探偵 太宰治」
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このところ、
「削り屋」
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「わたし、型屋の社長になります」
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「墨田区吾嬬町発ブラックホール行き」と
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製造業3部作が続いた。
(来年は、ネジ屋を出すそうです)
今回は、太宰治を題材にした小説である。

先日、上野歩と飲んだ時である。
内原「おまえ、今回の小説は、いいとろこに目をつけたなぁ。
   しかし、太宰ファンに通じるのか?」
上野「一応、文学部出身だからな、まぁ、とりあえず、読んでくれ」
との会話を交わした。

そして、読んだ感想である。
僕自身、太宰治の小説は、好きでもあり、嫌いでもある。
文章はもちろん美味いが、夢なし、未来なし、途方に暮れる。
だから、滅多に再読しない。しかし、時々、読みたくなるのが、太宰作品だ。
人生に打ちひしがれた時、寂しい時、深く考えたい時、
つい太宰の作品を読んでしまうときがある。

本作はそんな太宰治の青春時代を見事に描いた秀作だ。
なるほど、わかる、気持ちがわかる、ほんとに分かりはしなぃが、わかる。
そんな気持ちになる小説でした。

良い小説だと思いました。
みなさん、読んだら、ぜひ、感想をAmazonに載せてみてください。

そうそう、僕が唯一好きな、太宰作品は 「津軽」です。

「探偵太宰治」にも出てくるが、太宰の実質の育ての親「たけ」に
十数年ぶりに会いに行く話だ。
津軽半島の青森市側から、昔の友人と会って、飲んで、泊まって、
津軽半島を左回りに一周して「たけ」に会いに行く。

飲んで、食って、寝て、思考に耽って、飲んで、食って、寝て、
思考にふけって・・・ 紀行文のような私小説である。

僕は、青森方面に旅に行くときには必ず携行する小説だ。
これも面白いので、興味がある方はぜひ・・・

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