EMIDAS Bloggo to NC Network

« 馬鹿はどこまでいっても馬鹿なのか? | メイン | 毎週水曜日、大阪尼崎が熱い! »

2006年10月16日

NCN創世記弟13話・・・つのぴーの巻 NCN創世記

壮大な事業計画を遂行するためには、人材が必要となった。
そこで、まずWebにはスタッフ募集のページをつくった。
この頃はIT企業ということで結構、募集があった。

安井さんは、ニチメン出身であるが、もう一人ニチメン出身でNCネットワークに入りたいという男が現れた。ニチメンという会社は変わり者が多い、と思ったものである。

tsunoda.jpg
角田洋晴(38)
慶応大学プロレス研究会出身
趣味 F1、サッカー、浜田省吾、最新ハードウェア購入、TV鑑賞・・・

NCネットワーク最大のオタクが現れた。
僕もオタクだが、この男には負ける。
A型のしつこさである。
大学でプロレスをやっていたり、サッカー観戦、F1観戦をしたりなど、一見オタクに見えないが、まぎれもないオタッキーである。

角田「いやぁ~、内原社長、お会いしたかったです。3ヵ月後、頑張りますので、よろしくお願いします。
NHK見ましたよ。すごいですね。これからはインターネットですよね~。アメリカ駐在時に初めてNCネットワークを知ったんですが、これだ~っ、と思いましたよ。これぞBtoB。最高です。アメリカではプラスチックの仕事をしてました。いやあ、サンディエゴはいいところですよ。まだ、商社での仕事が残っててすみません。来月から中国で残りの仕事を片付けてきますから、もうしばらくお待ちください。
よろしくお願いします・・・・」
内原「・・・・・」
満面の笑みを浮かべて丸い笑顔で、がんがんしゃべる。
またしても個性集団「NCネットワーク」に強力な個性の男が登場した。
角田は後に「つのぴぃ」と呼ばれ、会員のみなさんに絶対的な信用を獲得する。

加工事業部が出来たのは、つのぴぃの努力の賜物だ。
その頃のNCネットワークはWebでの事業が中心で、図面取引を行うことは考えていなかった。

某自動車メーカーから、NCネットワークに興味があるので会いたい、という依頼があった。
この案件は、つのぴぃが担当することになった。
自動車メーカーからの依頼は、某新商品の部品製作の一部を手伝って欲しいという依頼である。
急ピッチで製作が進められているが、従来の協力工場だけでは納期的に間に合わなかったり、
小ロットであるために価格的に折り合いがつかない、と言う。
そこでNCネットワークの町工場に発注してみたら、どうか?というアイディアが浮かんだのである。
つのぴぃは会員の中で、ゴム、プラスチック、板金、金型、切削などの企業を選抜して
自動車メーカーさんを会員各社に工場見学に連れて行った。

メーカーさんの反応は上々で、各社ともその後、某自動車メーカーとの取引を開始することになった。

そこで仲介役に立ったつのぴぃの仕事振りは、商社マンの面目躍如であった。
某自動車メーカーの購買の方と浜田省吾で意気投合したり、
協力工場とは、F1、サッカー、宴会で盛り上がり、
どんどん取引の輪を広げていった。

安井さんとは、また違ったやり方でビジネスをどんどん広げていった。
つのぴぃは、入社後2年で取締役に就任した。

つのぴぃと工藤純平は、論戦を取締役会で展開することになる。
NCネットワーク最大の理屈屋つのぴぃも工藤純平と戦うことになるとまた、話は別である。
角田「いやぁ、純平さん、それは理屈には合わない気がしますがねぇ」
工藤「xxxテクノロジーのxxxxが日経ビジネスでxxxと発言してたから、間違いないです」
角田「それでぇ、純平さんはいくら稼げるんですかねえ?」
工藤「そりゃあ、やってみないとわからないっすよ。わかってたら誰でもやるっしょ」
角田「でもねぇ、理屈がしっかりしてないと、やっても無駄でしょう?」
工藤「行動あるのみ!」

工藤純平に理屈は通じない。
取締役会は、杉浦元、工藤純平、角田洋晴の3人がゴジラ対ガメラ対キングギドラのような
3大怪獣総進撃の様相を呈していく。
理論派 つのぴぃ
行動派 純平
頑固派 スギ
この頃の取締役会は意味もなく、ながーい時間になることが多かった。

内原「その話はそこまでにして、次の議題に行こうか?」
角田「ちょっと待ってください。ちょっと~、気になるんですよねぇ・・・」
と始まったら運の尽き。
それから30分。つのぴぃが納得するまで取締役会は、延長となる。

みんなとことんやらないとすまない性格である。
そこで、僕としてもへたに打ち切らず、議論を続ける。

この頃から工藤純平は取締役会を経ず、ビジネスをスタートしてから、
事後報告という手法を覚えていく。

NCネットワークではとことん議論し、論戦しても翌朝はお互いにゼロに戻り、
仕事をするという暗黙の了解がある。

論戦を繰り広げた二人ではあるが、お互いのことを尊敬し、ライバルになっているのを見ているのは
おもしろくもあり、素晴らしいのである。

次回・・・誰を書こうかな・・・

2006年10月16日 09:47

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)