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2021年08月02日
映画「チャーチル」「ダンケルク」「空軍大戦略」
●「ウィンストン・チャーチル(ヒトラーから世界を救った男)」 (2019)☆☆☆☆☆
ジョー・ライト監督
ダリオ・マリアネリ音楽
久しぶりに映画のご紹介。
巣籠り生活も慣れてきて久しい。
ほぼ、毎日、1本映画を観ている。
戦争映画と言ってもいいが、戦闘シーンは、ほとんどない。
酒飲みで煙草を一時も離さないチャーチルが、1940年首相に任命される
ヨーロッパ戦線の機転となった「ダンケルクの戦い」を描いた話である。
ベルギー、オランダが陥落し、フランスも陥落寸前。
その中で、英国は抵抗を続けるが、フランスのダンケルクに全英国の陸軍師団
30万人がドイツ軍の包囲された。
英国は、次に本国決戦に持ち込みたいが、陸軍をドーバー海峡を越えて、
戻さなければならない。
そこで、民間のボートも利用して、30万人の英国陸軍を救った実話である。
(有名な話ではあるが・・・)
議会は、ヒトラーとの和平交渉案を持ち出すが、チャーチルは一切、応じず、最後まで戦うと宣言する。
その鍵になるのが英国陸軍30万人の行方である。
詳細は映画をご覧ください。
チャーチルを演じるのは、ゲイリーオールドマン。
「レオン」や「ダークナイト」などで有名であるが、
日本人の美術家 辻一弘が特殊メイクアップで、ゲイリーオールドマンを
チャーチルに変装させた。↓
https://natalie.mu/eiga/news/303205
オールドマンの演技は、本当に素晴らしい。
(初見 2019年飛行機の中・・・今回は、2回目)
●「ダンケルク」 (2017)☆☆☆☆☆
クリストファー・ノーラン監督
ハンス・ジマー音楽
続いて、「ダンケルク」であるが、こちらは戦闘シーン満載の映画となる。
「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」「インターステラー」の鬼才
クリストファー・ノーラン監督の作品ということで、初見は劇場である。
ウィンストン・チャーチルが、議会で戦っている間、現地ダンケルクで、何が起きていたかが描かれている。
空・陸・海、3か所にそれぞれ、主役がいて「ダンケルク」での同時時間軸で物語が進行していく。
英国陸軍を救助する救命船を沈没させるドイツ軍の空軍と一騎打ちしていく英国空軍のパイロットの視点
民間のボートで英国陸軍を救出に向かう親子の視点
そして、脱出する陸軍兵士の視点
クリストファー・ノーランの魔術と言える映画だ。
ハンスジマーの弦楽器を中心とした音楽も素晴らしい効果を上げている
(初見 劇場、今回は3回目の鑑賞)
●「空軍大戦略(Battle of Britain)」 (1969)☆☆☆☆☆
ガイ・ハミルトン監督
ロン・グッドウィン音楽
1969年の戦争映画である。
上記、2本を見たあと、戦争がどうなっていくのか?
ダンケルクの戦いで、フランスから退却した英国軍とドイツ軍の英国本土決戦を描く。
1969年製なので、CGではなく、実機と特撮である。
CGではない本物の迫力が堪能できる。
戦闘機数では1/4の英国軍が、ドイツ軍をいかに退けていくかが描かれる。
時代が時代なので、音楽はマーチ中心で、でしゃばりすぎ、の感は、あるなぁ。
(今回、初見。昔、12チャンネルで見たような記憶はあるが、覚えていない)
●3本を観て・・・
それぞれ、別な時代、監督の3本を観ると歴史の数奇を感じる。
仮にダンケルクで、英国軍が壊滅していたら・・・
仮にBattl of Britenで、英国軍が負けていたら・・・
ノーランのCGもいいが、空軍大戦略の特撮もすげぇなぁ。
空軍大戦略の爆発は、ほんもんだよな・・・
チャーチル、尊敬します。
・・・などなど、コロナ過の夜長を過ごす映画3本でした・・・