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2016年09月26日
インダストリー4.0 とは? (工場見学~関西)
先週、HILLTOP(株) に行った。
山本副社長に「インダストリー4.0 って、どう思うか?」との
質問を投げかけたところ、明快な解答が返ってきた。
「そんなもん、使い倒せばいいんや。日本は、30年前からインダストリー4.0 をやっている、
そこに新しい概念はない。さらにこれをきっかけにものづくりがオープン化されるのであれば、それをどんどん利用すればいい。」との話をいただいた。
最近、インダストリー4.0 や、IoT に関する議論が多い中、
なんか、おかしいと感じる今日この頃。
その疑問に山本副社長は明快に答えてくれた。
さらに、大阪の(株)山本金属製作所、山本社長のこの図を見てほしい。
そうだ。
IoT のインフラを作っている企業群。
Google、Apple、Amazon、Cisco、日本からは日立、NTT、ソフトバンク。
これらのサーバーに貯められたビックデータを
解放してくれるのであれば、それを使えばいいだけである。
さらに系列を作っている大手メーカー群。
自動車=トヨタ、ホンダ、日産、GM、ベンツ、ワーゲン etc
インフラ=日立、東芝、三菱重工、GE、シーメンス etc
これらの系列においては、それぞれの系列の中で
系列内インダストリー4.0 が起きている。
しかし、系列内の作り方をオープン化するか?出来るか?
ここはクローズだ。オープン化できる訳がない。
そして、重要なのは、製造業者が、それをどう利用するか?ということだ。
利用方法が問題なのだ。
これまで日本は、最先端に、CAD/CAM、CAE、工程管理、品質管理などの
ツールを使いこなしてきた。
今後も一緒である。
iPhoneや、iPad、そこに入っているソフト(映像ソフト、音声ツール、ネットワークツール)
などを使いこなし、利用すればいいだけだ。
IoT インフラが提供してくれるビックデータや、クラウドを使いこなし、
さらに系列内から提供される IoT データを利用し、
最先端、最速のものづくりを行っていくのが日本製造業の使命である。
何も、問題ない。
日本は、使いこなせる、使いこなしている。
(株)山本金属製作所山本社長、HILLTOP(株)山本副社長(ダブル山本でややこしいが)、
ありがとうございました。
○9月16日HILLTOP株式会社様での工場見学会 集合写真
2016年09月26日 09:00
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