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2015年03月10日
工場視察 in フィリピン (海外視察・展示会~東南アジア)
フィリピンに来た。
3月だというのに真夏のような暑さ(30度くらい)
いくつか工場見学をさせていただいたが、
今回は溶接工を世界中の建設現場に送り出している
溶接学校も見せていただいた。
〇溶接学校の授業風景
社員数は、約7,000名。
毎週、100人以上の応募があるそうだ。
そこで学校に入り、厳しい溶接の訓練を受け、
テストに合格した者だけが、この会社に入社できる。
〇テストで作成された製品
そして、中東、アフリカ、ロシア、等、世界中の建設現場がフィールドになるそうだ。
取引先の名前には、日本のゼネコン、大手メーカーの名前も連なっていた。
溶接学校は、溶接ブースが200も設けられている。
〇溶接ブース
テストの合格率は、30~50%ということで、厳しい。
テストに合格するまでは、食事はつくそうだが無給とのこと。
フィリピン人はまだまだ、働く意欲が旺盛だ。
日本も負けてられんと思う。
次に、トラックやバスの製造工場もお伺いした。
トラックやバスの写真は秘密保持契約でお見せできないが、
いすゞ、三菱、ベンツ等から受託生産で、荷物を積載する箱モノ部分を製造している。
また、バスは特殊な車両が多い。台数は月産300台だそうだ。
写真の撮影許可が下りたのは、設備写真と、電気自動車だ。
〇設備
〇電気自動車
電気自動車は、フィリピン政府からの委託生産とのことで、
排気ガスのひどいマニラ市内で走るものだそうだ。
フィリピンでは「ジプニー」や、「トライシクル」といった簡易自動車が
移動の中心である。
「ジプニー」は、米軍のジープなどを改造し、10数人乗りの簡易バス。
「トライシクル」は、二輪車にサイドカーを付けたものだ。
田舎に行くと、「トライシクル」で幹線まで行き、「ジプニー」で高速道路の
入り口に行き、さらに「バス」に乗り換えて、移動しているとのことだった。
しかし、倒れるよな、この乗り物。
と思ったが、「ジプニー」「トライシクル」が通常に走っているこの国では
大丈夫だろう。
値段を聞いたら意外と高くて、約100万円くらいだそうだが、
買う人いるのだろうか?
2015年03月10日 11:29
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