2010年02月02日
ラーメン道 (NC社長・内原康雄)
ラーメン協奏曲第一番「正しいつけ麺のラーメン」
スープが冷く(ぬるく)なるのでつけ麺は嫌いだ〜・・・という輩がいる。
これは間違いだ。
本当のつけ麺の食べ方を知らないのだ。
そもそもつけ麺とは麺を楽しむラーメンである。
ラーメンは現在、日々進化しているがラーメンの文化が麺、スープ、具の三つか
ら出来ているとすれば、
その中で一番の主役が麺であろう。
いかに美味いスープでも麺が不味いとラーメンは駄目だ。
能書きはいいとして、内原式、普通のつけ麺を美味く食べる方法を伝授しよう。
1、心構え
食事をする前は、過剰な期待はいけない。
過剰な期待をするから不味いということになるのだ。
食事は楽しんでするのものだ。
どんな食事でも楽しみを見つけると美味い。
キャベツでも・・・・塩で食おうか、味噌で食おうか、マヨネーズで食おうか、
煮ようか、焼こうか、刻もうか・・・
様々な食べ方が出来る。
ラーメンも同じだ。目の前に出てきた食事を最高に楽しもう〜
2、オーダー
店に入ったら普通のつけ麺から頼むのがベストだ。
いろいろ乗せてしまうとその店の本来の味がわからなくなる。
まずは何もないものからオーダーしよう。
その店の普通のつけ麺と真剣勝負の開始である。
3、いただきます
つけ麺の場合、スープから出てくることが多い。
その後にもったいぶって麺が登場である。
腹が減っている時にはこのダブルインパクトが目から鼻から五感を刺激する。
これがつけ麺の醍醐味である。
美味そうなスープ。
そして、麺。
ピアノとヴァイオリンのソナタのようなものだ。
つけ麺とはラーメンの中でも二つの役者がそれぞれに役割を決め、バランスよく
溶け合う協奏曲なのである。
二つが揃ったらまずは配置を決めねばならない。
僕の場合は麺が左、スープが右だ。
それはこの後の儀式のために右の方が便利だからである(うふふ。。。)
麺とスープが出てきたらまずは「いただきます」
これは日本人としてのマナーだ。
そして、何もかけず、麺をスープに投入。
少しかき混ぜ・・・・「うーん、美味い・・・・これぞ、つけ麺」
一口、二口、三口・・・この辺りまではスープも冷めずに美味いはずだ。
4、脇役登場(コショーの活用法)
麺が1/3ほど食べたら、まず、コショーを試して欲しい。
最初の脇役はコショーだ。
コショーはスープに4〜5振り投入・・・
微細黒粒の騎士(ナイト)登場である。
いやぁ、味が美味くなる。
コショーの投入でまず、味がしまる。
ここでみなさんは、脇役の重要性を理解するだろう。
脇役が重要なのだ。人生でも映画でも漫画でも小説でも音楽でも脇役の存在がい
かに重要なことか?
わかるよね。
5、三段活用第二段(酢の登場)
コショーが最初の脇役ならその次は酢である。
ラーメン屋には酢が置いてある。
これは餃子のためにあると思ったら大間違いだ。
酢は不味いラーメンを美味くする引き立て役者の1人である。
そしてつけ麺の場合は、酢こそが、つけ麺を大団円(圧倒的なフィナーレ)に誘
う(いざなう)いぶし銀役者なのだ。
酢は麺に直接、かけて欲しい。
1〜2周くらいでいい。ぐるぐるっとかけて欲しい。
酢でつけ麺の世界が変わる。
酢でつけ麺が甦る。
スープが冷たくなってきたところで新しい世界に旅立つきっかけを与えてくれる
魔術師の役割だ。
「うーん、美味い、酢の投入でつけ麺の第二段に入った」
6、最後の閉め(らー油で終章へ突入)
らー油。
ここで最後の閉めに向けてさらに舌を刺激する僧侶の登場である。
人生も閉めは潔くというではないか?
これも麺にかけて欲しい・・・このらー油は効きます。
最後までつけ麺を幸せに食べる秘策が、このらー油投入なのddddっだああああ
あぁぁぁあぁぁxだぁぁぁぁぁx。
しまった、しまったぁぁあぁぁあxっぁぁx。
美味かった。
つけ麺とはなんて美味い食べ物なのじゃぁ〜。
7、スープ割り(アンコール)
つけ麺はデブにとっては究極のダイエットラーメンである。
僕も中年になりダイエットをしなければならない歳になった。
そこでラーメンを頼まずつけ麺にすることが多くなった。
つけ麺はスープを飲まないのでカロリー消費および塩分がラーメンの1/2なのだ。
だからつけ麺を食べているとは言わん。
冒頭述べたとおり、食事は楽しんでするものだ。
出されたものを最大限美味く食うのが人間としての誇りである。
スープ割りの出番だ。
どんなラーメン屋でもスープ割り言りとば、冷たくなったスープに暖かいスープ
を投入してくれる。
これでそこそこ飲めるようになるラーメン屋も多い。
しかし大半のラーメン屋はが、ぬるいスープになって不味いことが多い。
もっともっともっともっともっと努力してくれ〜・・日本のつけ麺屋やぁあぁ
あぁぁぁああ・・・・・・
最近は千駄木(品川に支店あり)のTETSUは焼け石を投入してくれる。
これははスープが甦る。
亀有の麺屋天翔はIHのヒーターを用意してスープが冷めないようになっている。
ラーメン屋は常に進化している。
僕も進化しよう。
みなさんも進化してください。
内原のつけ麺ベスト10
1、神田ラーメンY’s(神田)
ここがベスト1じゃぁ。僕の会社が神田にある時に週一で通った店。
家系のラーメン屋ながらつけ麺が超一流!たまに食べたくなるのだ。
2、つじ田(麹町)
魚介系の衝撃を最初に味わった店。以降、つけ麺ブームの立役者的存在の店だろう。
飯田橋、小川町に支店が出来て、食べやすくなった分、衝撃は薄れたが、たまに
食べたくなる。
3、馬賊(日暮里)
びよーん、びよーんと手打ち麺を打ってそのまま、熱湯に投入。
注文後、3分もすると出てくる。この手打ち麺の麺が一番味わえるのがつけ麺。
美味いぜ。
4、段七(新大阪)
新大阪の駅を降りるとついついよってしまうのがこの店。
大阪はつけ麺が少ないがここでは唯一、美味いつけ麺が食える。
つるつるしこしこ系のつけ麺だ。麺が光っている。
5、TETSU(千駄木、品川)
スープが冷たくなると熱石を投入してくれることで有名になった店。
千駄木は行きづらいが、品川に出来たことで食べやすくなった。
6、北かま(神保町)
僕の会社は御茶ノ水にあるので、最近、行くつけ麺としては一番頻度が多い。
濃い口で汁がドロドロしているが、この汁に麺が浸かると麺と汁が最高に絡み合
うのだ。
7、せたがや(品川)
僕は本店では食ったことがない。品川で初めて食べた。
品川の品麺達(ラーメン7店が入居)は貴重な存在だ。
8、兎に角(松戸)
松戸ではもう一店とみ田という名店があるが、僕はこちらの方が好き。
あと、とみ田は並びすぎてて、この4〜5年食っていないので味を忘れた(とほ
ほほ)
9、三田製麺所(田町)
ここの普通のつけ麺も美味いが明太子つけ麺が美味し。
10、麺や茅根(戸田)
タカトモインダストリーさんにお伺いする時に食べる店。
麺が太く美味い。
2010年02月02日 10:23
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